2007年11月22日 (木)

無事予選突破

 引き分けで予選突破というのは、彼ららしいかなとは思いましたが、久々にしびれる予選の試合を見られて良かったと思います。何はともあれ「おめでとう」と言ってあげたいですね。

 内容的にも良かったと思います。ゲームの入り方が悪く受けにまわって苦戦するといういつもの悪癖がでましたが、最後のところはよく守っていたと思います。後半は前線、中盤からの守備も機能して、サウジにサッカーをさせてませんでした。攻撃面でも前半は1度しか決定機を作れなかったし、後半は逆にあれだけ決定機を作りながら点をとれなかったのは反省すべきところでしょうが、相手のウラを素早く突いてサイドから崩すという狙いが出ていた事は良かったと思います。何より全員がよくファイトしていたのが印象に残りました。チーム結成以来一番の試合ができたのではないかと思います。

 ですが、今のチームでは北京での躍進は難しいでしょう。最終予選時点でのチームの完成度はアテネ組にも劣ると思うし、何より世界に目を向ければ同じ世代にはセスクとかC・ロナウドとかメッシとか既に一流としてプレーしている選手がいるわけですから。北京で戦えるチームを作るためには、チームとしても個人としても成長していかないといけないと思います。これからそれを意識しながらリーグ戦を戦って欲しいですね。

P.S 1本くらい決めようよ、オカちゃん。決めれば英雄だったのに(苦笑)。

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2007年11月19日 (月)

いざサウジとの決戦へ

 YANAと申します。遅くなりましたがベトナム戦の感想を。

 最終予選の中では一番出来のいい試合だったのではないかと思います。2トップにした事で前線のターゲットが増えた事と、2トップにシンプルにウラを狙わせる事を徹底した事で、前半は良い攻めが出来ていたと思います。もちろん早い時間帯に先制点をとれた事も選手達の動きを良くしたところもあるでしょうが、やはり攻めて点をとらないといけないという状況の中で全体的に攻撃への意識が強くなったのがいい方向に作用したと思います。まあ後半ベトナムの攻勢に対してバタバタしてしまったのは反省点でしょうが、全体的にはいい内容の試合だったと思います。

 その後のサウジとカタールの試合も見ました。カタールが先制した時はイヤな感じがしたのですが、サウジが逆転で勝ってくれたので、最終戦の国立で勝つか引き分ければいいという願ってもない状況となりました。選手達にはこれまで積み重ねてきたもの(そうはないかもしれないけど(汗))を全て出して、全力で戦って出場権を勝ち取って欲しいと思います。

P.S ただ今日の練習で3バックを試していたのは気になるな。ベトナム戦の時のように攻め続ける事で主導権を握るような戦いをしないとダメだと思うんだけど。

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2007年10月19日 (金)

引き分けでよかったのに・・・

 昨夜のカタール戦は朝早めに起きてビデオで見ました。といっても思っていた時間より起きるのが少し遅くなったので、ちょこちょこ早送りして見ましたけど。

 まあ最後のPKの判定は不運だったかなと思います。とられてもしょうがないとも思っていますが。ただ結果そのものは不運でもなんでもなく、必然の負けだったと思います。

 毎度思う事ですが、攻めがお粗末ですね。フィニッシュやラストパスの精度が低かったし、組み立てのところもまだまだ雑な気がします。組み立ての部分はボランチが総取替えになってしまった事が影響したのかもしれませんが、フィニッシュやラストパスの精度の問題は一朝一夕に解決できる話ではないだけに、チャンスの数自体をもっと増やしていく事を考えないとツラいでしょう。

 ただ攻めの部分以上に残念だったのが試合運びの拙さですね。同点に追いつかれてから、勝ちに行くのか引き分けで良しとするのかが選手間で意思統一されず、混乱しているように見えました。そのためにボールをせっかく奪っても中途半端に攻めようとしては奪い返されて逆襲されるという繰り返し。あれではいつかは守りも崩れるというものです。

 僕はこの試合は引き分けでOKと思っていました。だから試合後の本田の「勝ちにいった事は後悔していない」というコメントに対しては、「何青臭い事言ってんだ。そこまでのチームになってねーだろ、ボケ!」という類のセリフしか思い浮かびません。予選は負けたら「終わり」です。それを考えたらこんな考えなど出てこないと思うんですけどね。

 これで残り2試合1つの勝ち点も落とせなくなりました。ただマスコミが騒ぐほど苦しくなったとも思っていません。カタールもそんなに強いチームではない感じだし、向こうが勝ち点を落とす可能性は結構あるでしょう。次のアウェーでのベトナム戦で何としても勝ち点3をもぎ取って(大量点とれ、とは言いません。たぶん無理だから。)、勝負を国立に持ち込んで欲しいと思います。

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2007年9月14日 (金)

またノルマ達成

 立ち上がりは3試合の中で一番良かったです。その勢いのままに先制点を取れた事も大きかったと思います。また選手個々も3試合の中で一番ファイトしていたのではないかと思います。ただ最後の方はアップアップで逃げ切るのが精一杯の状態。最後の方の印象が悪かった分、何とも評価しずらい試合になってしまったというのが昨夜のカタール戦を見ての感想です。

 2試合続けてトップに森島を起用し、彼が前線で奮闘してくれたおかげで攻めの部分はある程度活性化できていたと思います。また動きながらパスをつないでいく意識も高く、前半の終わり頃はかなり機能していたと思います。ただ連係がまだ不十分でパスの精度そのものもまだ高くなかったので、中途半端なところでボールを取られて逆襲を食らう場面が多かったですね。後半の苦しい時間帯になればなるほどそれが顕著でした。まだまだ機能しているとは言い難いでしょう。何より気になったのが試合運びの拙さ。後半1点をリードしているのに確率の低いパスを通そうとして取られる場面が多すぎました。無理をせずにつなぐところはつないでボールをキープする時間を増やすべきなのに、焦って2点目を狙おうとするあたり経験不足だなと思いました。選手個々はJで経験しているはずなんですけどね。

 試合後のサッカー協会首脳からはかなり厳しい声が聞かれたとか。今更何を言ってるんだかという感じですね。ただサウジ戦に続き最低限のノルマはクリアしましたし、チームのまとまりも少しずつ高まっているように見受けられます。森島、柏木らカナダ組の台頭もありますし、そうした良かった部分を今後に活かしながら、次のアウェーでのカタール戦をいかに乗り切るかに全精力を傾けるしかないでしょうね。

P.S ただエスパサポの立場からすると、海人の活躍は嬉しいですね。あの最大のピンチの場面ではよく左足を残したと思います。心配なのは青山。試合を見ている時は気付かなかったのですが相当体調が悪かったようで、現時点で甲府戦の出場は微妙なようです。やはり移動が相当きつかったんでしょうね。

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2007年9月11日 (火)

引き分けを良しとすべきか

 五輪予選突破に向けてのポイントと見られていたサウジ戦を見ました。結果としてアウェーでサウジ相手に勝ち点1をとれたというのはまずまずだと思います。必ず先発だった平山に代わって森島がトップに入った事で、見ているこちらのストレスは多少軽減されたし、内田も先発するなどカナダ組が戦力として計算できるようになった事も収穫だったと思います。

 ただどうしても物足りなさは否めません。それは点が入る気がしなかった事によります。ベトナム戦でも感じた事ですが、相手をどう崩すのかという形が見えず個人のアイディア頼みの部分が大きすぎる気がするんですよね。まあチームで練習する時間がなかなかとれないというところはあるでしょうが、もう少し何とならないものかと思います。どうもチーム作りにおいて守りへの意識が強すぎる気がして、それが選手の能力を活かしきれていない原因ではないかという気がするんですよね。今回はアウェーなので守りを重視するのも致し方ないところはあるでしょうが、最終予選全体を考えるとこの攻めの迫力不足という部分は問題になってくる気がしてなりません。

 次はホームでカタール戦。これに勝てば最終予選の最大の難所といわれた2連戦を勝ち点4で乗り切って首位にたつ事ができます。ただ逆に言うと勝たないとサウジでの引き分けが意味をなさなくなるわけです。当然カタールは守備を固めてくるでしょう。そうした相手から点をもぎ取る事ができるかどうか。僕の不安が杞憂に終わる事を願うばかりです。

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