今季は6月にクラブワールドカップが開催されるため、それに合わせて6/1~10に選手を追加登録できる特別移籍期間というのが設けられています。これに合わせて、FC東京が欧州でプレーしていた室屋を獲得したり、栃木シティが岡山から斎藤恵太を期限付き移籍で獲得するなどの動きが既に出ています。エスパルスも、シーズン始動時に反町GMが「今季J1に残留できれば次の年から1年半はJ1で戦える」という趣旨の発言をしており、そのために必要とあればこの特別移籍期間もしくは夏の移籍期間に何らかの動きを見せると思っていました。が、全くその動きが見えないなぁと思っていたら、今日(5/28)にいきなりリリースを出してきました。
〇加入
マテウス ブルネッティ(DF FC DAC 1904 ドゥナイスカー ストレダ(スロバキア)より完全移籍)
スロバキアの強豪FC DAC 1904 ドゥナイスカー ストレダからDFのマテウス ブルネッティの獲得が発表されました。イタリア系のブラジル人です。サンパウロ出身で、フィゲイレンセでプロ契約を締結して2年間プレー。その後2021年にスロバキアに渡って、FC DAC 1904 ドゥナイスカー ストレダに加入。スロバキア1部リーグで通算94試合に出場。UEFAカンファレンスリーグの予選にも12試合出場しています。
CBとSBの両方をこなす事が出来て、しかも左利きとの事。映像を見ましたが、クロスや後ろからのロングフィードの精度は高そうです。攻め上がりの際の足元の技術は高いし、守備面でもボールを奪取したりカバーリングしたりする能力が高そうです。今季のエスパのDFは9人と若干少なく、しかも3月から4月にかけて山原、蓮川、高木、住吉とけが人が相次いで、一時は本来ボランチの宇野をCBに使わないといけない状態に陥ったので、最終ラインの補強は急務でした。このためDFはこの特別移籍期間もしくは夏の重要な補強ポイントと考えられていました。ただウチはそれほど潤沢な予算があるわけではないので「出来ればCBとSBの両方をこなす事の出来る選手がいいな」と僕なんかは思ってましたが、まさにそういう選手で、しかも監物に続いて2人目の左利きの選手ですからね。もう歓喜するばかりです。
まずは入国手続きとメディカルチェックを受けてからになりますし、日本の気候などにも慣れる必要があるでしょうから、本格合流は先の事になると思われます。またJリーグはブラジルやスロバキアと比べてテンポが早いなど違いがあると思うので、それにアジャストするのも時間が必要でしょう。ただ彼の場合ブラジルと文化的に全く異なるスロバキアに移籍して長くプレーしている経験があるので、日本にもすんなり馴染んでくれる可能性もあります。他のブラジル人選手も助けてくれるでしょうしね。早く日本のサッカーに慣れて本領を発揮する姿を見てみたいです。
それにしてもブルガリアに続きスロバキアのリーグでプレーする選手を連れてくるとは。ちょっとビックリです。また正式リリースまで全く情報が流出しないステルスっぷりも流石です。地元のマスコミと良好な関係を作れているのでしょうね(年末の総括記事でボロクソに書かれる時もありますが(汗)。
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