2008年8月22日 (金)

勇敢な戦い(五輪女子ドイツ戦)

 昨日は女子の五輪の3位決定戦がありました。残念ながら日本はドイツに敗れて4位となりました。

 前半の決定機で点をとれなかったのが響きましたね。セットプレーからチャンスを立て続けに作っただけに、そこで先に1点とれていればと思います。決めるべき時に決められなかったために負けてしまった典型のような試合になってしまいました。

 ただ世界ランク2位のドイツと後半途中まで互角以上に戦えたというのは大きな自信になるでしょう。去年の女子W杯では全く歯のたたかなった相手ですからね。もちろん3位決定戦という難しいシチュエーションの試合ではありましたが、それでも日本が進歩している事の証明になったのではないかと思います。

 メダルはとれませんでしたが、4位も立派な勲章と言えると思います。胸を張って帰ってきて欲しいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月19日 (火)

まだ1戦あるぞ(五輪女子アメリカ戦)

 昨日は女子のアメリカ戦でした。先制したまでは良かったのですが、終わって見れば力の差を見せ付けられる格好となってしまいましたね。前半途中まではプレスもきいていてアメリカにチャンスを与えなかったのですが、次第にパワーとスピードで押されるようになると抵抗しきれずに逆転を食らい、後半は攻め手も失ってあっという間に3点差をつけられ、終了間際に1点を返すのがやっとでした。

 まだまだ世界トップのアメリカとは力の差がある事を痛感させられてしまったわけですが、この試合で今までの戦いが無になる事はないでしょう。日本のサッカーが進むべき道を示してくれたのは確かですから。

 3位決定戦はドイツとの対戦です。去年の女子W杯ではこれまた力の差を見せ付けられた相手ですが、逆にこの1年でどれだけ進歩したかを試せる絶好の相手だと思います。苦しい試合になるでしょうが、何とかメダルという結果を残して欲しいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月18日 (月)

なでしこベスト4進出(五輪女子中国戦)

 遅ればせながら先日の女子の中国戦の感想です。

 厳しいアウェーでの試合にも関わらず完璧な試合でしたね。終始イニシアチブをとっての完勝でした。初戦のニュージーランド戦で引き分けた時はどうなる事かと思いましたが、よくここまで持ち直したと思います。堂々たるベスト4進出ですね。

 思うに、今回のなでしこの戦い方が男女問わず日本が目指すべきサッカーだと思います。前からプレッシャーをかけてボールを奪い、攻めでは高い技術とショートパスを駆使して崩す。何より自分達がイニシアチブをとる事を目指すべきだと思うんですけど。男子でも去年のU-20がそういう戦いをしてくれているし、今回のなでしこはまさにそういう戦いをしてくれているので嬉しいですね。(逆に言うと男子が全く真逆な戦いに終始したのが不満でならないのだけど)

 明日は準決勝のアメリカ戦です。強敵ではありますが逆に臆する事なく全力で戦って欲しいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月14日 (木)

勝てない世代(五輪オランダ戦)

 男子のオランダ戦ですが、やはり負けましたね。必死さは伝わってきましたが、必死さだけで勝てるほどサッカーは甘くないですからね。オランダも全然大した事ないチームでしたが、敗戦は必然だったと思います。この試合を「善戦」と捉える気は僕はないです。

 今回の五輪の敗因を考える時、反町監督のチーム作りがまず槍玉に上がるでしょう。チームを立ち上げてから2年の間、選手選考に終始してチームの形をほとんど作ろうとしませんでした。特に攻めの部分にそれが顕著で、どうやって点をとるのかが最後まで見えませんでした。最後のオランダ戦もほとんど形を作れませんでしたし。厳しい言い方ですが、代表監督としては失格でしょう。

 ただ反町監督にも同情すべきところはあります。大久保の招集問題に象徴されるように、協会のU-23に対するサポートは到底満足のいくものではありませんでした。強化試合のマッチメークについても、大した相手を呼んでもらってないですしね。A代表に対するサポートとあわせて考えても、今の技術委員会は無能の集まりと言わざるをえません。

 そして選手達。技術面の平均点はシドニー組と比べても遜色ないと思います。ただオランダとかに比べるとまだ差はあったし、何よりゴール前で仕掛け続ける姿勢が決定的に欠けていた気がします。いくらチームとしての形がないといっても、個人個人がもっと貪欲に前へ出る姿勢を出していかないと点はとれないですよ。ちょっとJリーグのぬるま湯につかり過ぎているんじゃないかなという気がしますね。

 某専門誌は今回のチームの中心となった梶山、本田圭らの世代を「勝てない世代」と表現しました。僕も彼らをその名で呼びたいと思います。彼らがこのどん底からいかに這い上がるかが今後の日本サッカーの鍵になると思うので、その意味でも厳しい目で今後の彼らを見続けていく必要があるでしょう。

P.S ただエスパ的には、3人が戻ってくれるのは大きいんですけどね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月13日 (水)

圧巻のベスト8進出(五輪女子ノルウェー戦)

 昨日は今大会初めて女子サッカーの試合を見ました。勝たなければグループリーグ敗退という難しいシチュエーションでの試合だったわけですが、まさに圧巻の試合ぶりだったと思います。先行された時はどうなるかと思いましたが、すぐに同点に追いついて後半に怒涛の攻めで4得点。文句のつけようのない試合でした。

 男子と比較して思うのはチームの完成度の高さですね。特に攻撃面で自分達の良さをどう活かすかというのがよくできていると思います。運動量をおしまずに動きまわってパスをまわし、その中で技術の高さを活かす事ができていました。また終始攻めの姿勢を失わなかったのにも好印象を持ちました。やはり相手に仕掛け続けるというのは必要ですよね。

 ベスト8の相手は地元中国です。正直いやな相手と当たってしまったという感じがしますが、東アジア選手権でも勝っていますから勝機はあるでしょう。何とかベスト8の壁を破って欲しいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月11日 (月)

やはりダメだったか(五輪ナイジェリア戦)

 昨日は男子サッカーの2試合目のナイジェリア戦でした。アメリカ戦よりは何とか勝とうという姿勢は見えましたが力の差はいかんともしがたく、1点差で敗戦となりました。これで早くもグループリーグ敗退が決まりました。

 1点差ではありましたが、ナイジェリアはどちらかというと流し気味にきている気がしたし、それでもきっちり勝ちをおさめるあたりはさすがにカヌーらがいたチーム以来のドリームチームと騒がれるだけの事はありました。翻って日本はただでさえ個々の力では劣っているのにチーム全体の完成度も低かったのですから敗戦は致し方ないと思います。せめてもう少し内田、安田の両SBを活かせる攻撃の形が作れるようなチームに仕上げて欲しかったところですね。

 残念ながら今回の五輪代表の戦いはオランダ戦を残すのみとなってしまいました。ただ最後に本気モードのオランダとやれるのは幸運なのではないでしょうか。これも何かの縁ですかね。失うものはもう何もないわけですから、全力でぶつかって欲しいと思います。このチームの総括はオランダ戦を見てから書きたいなと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 8日 (金)

やはり決定力不足(五輪アメリカ戦)

 明日から北京五輪だそうです。ただどうも今回は自分の中で盛り上がってこないですね。まだ6月のEUROの余韻を引きずっているからかな。で、サッカーは開幕戦に先がけて試合が始まりました。昨日の女子は見れませんでしたが、男子の初戦を見ました。

 はっきり言って、この日のアメリカに負けているようでは話にならないですよ。実際チャンスはあったわけだし。それも決定的なのが2度。アメリカは明らかに省エネモードで来ていたわけだし、そこで先制できれば相手を慌てさせる事ができたのに。情けないとしか言いようがないです。

 ただ攻めにかかった時の馬力とか迫力はアメリカの方が終始上だった気がします。日本は守備はしっかりしていたけれど、ボールを奪った後の押し上げがいかにも迫力不足でした。ボランチもほとんど前に上がっていかないし、何かビクついている感じすらしました。そこがアメリカに逃げ切らせてしまった要因かもしれません。

 この後は優勝候補のナイジェリアとオランダが相手。正直先が期待できる状態ではなくなりました。ただせっかくの経験の場だし、明らかに相手の方が格上なのだから、思い切ってぶつかって意地を見せて欲しいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)