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2026年5月22日 (金)

また完敗(5/17 岡山戦)

  先週末(5/17)はアウェイでの岡山戦でした。土曜の昼過ぎまで用事のため出発できないので日程的には厳しくなるのはわかっていたのですが、昨季は行ってなかったので今季は行ってみようかなと思い立って、行ってきました。ここのスタジアムは、陸上トラック付きなのはアレですが、駅から近いのがいいですね。スタグルも充実しているし。試合後は友人に誘われて飲みに行って岡山名産の地酒や料理を楽しむ事が出来て、試合結果を除けば(汗)楽しかったです。

 試合に関しては0-2で完敗。岡山の対エスパ対策になすすべがありませんでした。まだまだ本来のメンバーが揃っておらず、スタメンで出場し続ける選手の5連戦による疲労も抜けきっていないという状態で、前節神戸を破って勢いに乗っている岡山の対エスパ対策をはねのけるだけの力はなかったですね。

<明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド 於 JFE晴れの国スタジアム>

 清水エスパルス 0ー2 ファジアーノ岡山

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1.エスパルスのスタメン

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 SUB:梅田、蓮川、吉田、日高、弓場、小塚、大畑、千葉、アフメド アフメドフ

 前節は途中出場だったセフンがスタメンに復帰し、同じく前節結果を残した松崎がスタメン入り。それ以外は前節と同じという事で、久々に現状で考えられるベストメンバーが揃ったなと思っていました。が、疲れは残っている感じでしたね。サブでは梅田が早くも怪我から復帰したのが明るい材料でしたね。

2.岡山の戦い方

 昨季クラブ史上初めてJ1の舞台を戦い、13位でフィニッシュした岡山。今季に向けては、GKのブローダーセンを引き抜かれてしまったものの、代役としてレナート モーザーを獲得。その他も戦力的にはほぼ昨季と同レベルを維持して百年構想リーグに臨みました。序盤は第3節まで勝ち無しと苦しみ、中盤戦でも第9節にホームで神戸に1-4で大敗するなどしましたが、第12節あたりから少しずつ持ち直し、第16節では神戸相手にアウェイで3-0で大勝してホームでの屈辱を払拭し、勢いを持ってこの試合に臨んでいました。

 基本システムは3-4-2-1。ボールを奪ったら1トップのルカオもしくはウェリック ポポに当ててセカンドボールを奪って押し上げていくのが基本的な攻撃のスタイル。相手陣でボールを失ってもカウンタープレスをかけてボールを奪うなど、出来る限り相手陣でプレーするというやり方で、志向するサッカーがエスパと似ていますね。その上、ボールを持てなくても5-4のブロックではね返せる力を持っており、非常にやりにくい相手という印象でした。

3.試合の感想

 開始直後は岡山が前節の勢いそのままに攻め込んできましたが、エスパも9分頃に宇野が両チーム通じて初めてのシュートを撃っており、開始10分は互角だったと思います。

 が、11分、早くも試合が動きます。岡山陣内での岡山ボールのスローインで、スローインのボールを住吉の手前で木村がすらすと、それがウェリック ポポに渡りGKと1対1に。ウェリック ポポが沖の前でパスを出し、それを白井が無人のゴールに流し込んで、岡山が先制しました。まあこの試合に向けて、というわけではないでしょうが、完全にデザインされたプレーだと思います。特にウェリック ポポに直接ではなく手前の木村にまず出したあたりはしっかりと準備してきた、という印象を受けました。ただ、それにあっさりとハマるウチの対応もどうなの、と思いますね。本多はウェリック ポポを前に出させちゃいけなかったし、ボールに気を取られて本多が最終ラインを上げるのに対応してなかったブルネッティも問題ですね。更にボールをクリアしようとして空振りしてしまうし。あそこでやるべき事は出来るだけウェリック ポポと並走してドリブルのコースを限定し、スキを見てウェリック ポポとボールの間に入る事じゃなかったかなと思います。

 これで俄然岡山のプレーに勢いが出てきます。前からプレスをかけてこちらにボールを蹴らせ、セカンドボールを回収してはエスパ陣内に攻め込んできました。エスパとしては蹴るシーンが増えても前でセフンが頑張ってくれれば、という感じだったと思うのですが、岡山は対セフン対策もしっかりしてましたね。基本的には大森が対峙する形でしたが、セフン相手でも堂々と対応してました。更に岡山は誰かがセフンと競る時に後ろの選手がしっかりスライドして嶋本、松崎、利樹が抜け出すスペースを埋めており、セフンが競り勝ったとしてもセカンドボールを渡さないような対策をとっていました。エスパは攻め手を奪われた格好となって思うように攻撃できず、逆に岡山にあわや追加点という場面を何度か作られていました。しかしエスパもATにCKから住吉があわやという場面を作るなどのチャンスが作れるようになり、少し光明が出てきたところで前半が終了しました。

 後半はエスパの方が主導権を握るようになりました。相手が前からプレスをかけてきても前に蹴るだけにせずに繋いでボールを運ぶようになり、47分頃と55分頃にいずれも松崎がポケットに走り込んでグラウンダーのクロスを入れるチャンスを作るなどして、岡山を自陣に押し込むようになりました。後半のエスパのボール支配率は60%を超えていた事からも、少なくともボールを握って攻め続けていた事はわかるかと思います。ただ岡山の5-4のブロックは堅く、エスパは次第にボールを持たされているだけの状態に陥っていきました。加えて岡山が選手交代によりルカオとレオ ガウショを前に置き、2人が住吉、本多をけん制するようになると、エスパは段々前にボールを送れなくなり、逆に71分に江坂、73分に木村にそれぞれ危険なシュートを撃たれてしまうようになります。

 そして79分、岡山陣内からのクリアボールを日高がヘッドで前方へはね返し、ボールがブエノのところに行きますが、ブエノが受ける直前で宮本にかっさらわれ、宮本は前に持ち出してからルカオにパス。ルカオが沖を引き付けてレオ ガウショにパスすると、レオ ガウショが押し込んで、岡山が2点目を奪いました。完璧なショートカウンターでしたが、ウチとしてはブエノが一瞬止まってボールを受けようとしたのがまずかったですね。宮本が後ろから来ているのは間接視野でわかっていたはずなので、もっと身体を使ってボールをキープしなければならなかったと思います。これも疲労から、でしょうか。この後もエスパはなかなかチャンスを作れず、結局0-2でエスパルスが敗れました。

 まず、単純に岡山が強かったと思います。自分たちの強みを理解した上で、どうやってボールを運ぶか、非保持時にどうはね返すかというのが確立されている、という印象を受けました。木山監督の下で自分達のサッカーを磨いてきて、選手交代も含めてどう90分間戦うかというゲームプランが出来てますよね。その上で前述したような対セフン対策もやってくるし、非常にやりにくいチームになっていました。勿論前述したように今季も順風満帆ではなかったようですが、試行錯誤を続けた結果今は乗りに乗っている状態なのかなと思いました。

 ただ、それにしてもやられ過ぎですね。特に保持時。セカンドボールを狙うスペースを埋められているなら外回しでいいから後ろから繋げばいいのに、それが出来るようになったのがハーフタイムで指示を受けてから、というのは情けないなと思います。また5-4のブロックをどう崩すかというのも策がなさ過ぎですね。後半開始当初は松崎がポケットを狙う動きが2度ほどあったので、これをもっと執拗にやればチャンスが膨らんだと思うのですが、55分以降はこうした動きは無し。また斜めのロングパスで右の北爪を走らせるパスが少なく、サイドチェンジも殆どなくて、結果として右サイドは機能停止状態。このため吉田監督は早めに千葉、日高を入れたのでしょうが、効果は殆どなかったですね。このあたりは同じ最初の選手交代で流れを変えた岡山とは対照的でしたね。

 このところ攻撃が機能していないのが選手達にもわかっているから、先に失点したりすると余計に慌ててしまい、打開策を見出すのが遅くなってしまうのでしょう。ただプレーするのは選手達ですから、自分達で考える力をつけてもらわないといけません。シーズン開始当初は苦手だった左ウィングで存在感を出せるようになった松崎みたいに。あとはそれぞれのポジションで何をするのかという点に立ち返る事が重要じゃないですかね。やるべき事をやり続ける、というのがやはり大事です。ボール保持時であれば、動いてスペースを作るとかウラ抜けするとか、そういう動きを繰り返す、というのが「やるべき事」だと思います。結局、今回岡山相手に完敗したのは、勿論チームとしての完成度の違いもありますが、岡山が自分達のやるべき事をやり続けたのに対し、エスパの方がやるべき事を見失ってしまったから、ではないかと思うので、まずはそこに立ち返るべきかと思います。

4.まとめ

 順位はWESTの7位となってしまいました。この状態で国立にG大阪を迎えて戦うというのはかなり厳しいというのが本音です。ただ、せっかくクラブが国立で戦う機会を作り、それに向けて盛り上げようとしてくれているのですから、怯んでいるわけにはいきません。国立での地域リーグラウンド最終節を勝って終えられるように、最善の準備をして欲しいです。

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