2試合連続PK勝ち(5/10 福岡戦)
先週末(5/10)はホーム・アイスタ日本平での福岡戦でした。非常に良い天気で、富士山も見えました。試合前とハーフタイムにはLittle Glee Monsterのミニライブも行われて、大いに盛り上がりました。ただ暑かったですし、日差しが強かったですね。この天候は選手達のプレーにも影響を与えたのではないかと思います。
アイスタ日本平での百年構想リーグ・地域ラウンドの試合はこれが最後。それだけに是非90分で勝って残り2試合に繋げたかったところですが、前節と同様に1-1で終了。PK勝ちはしたものの、若干の物足りなさはありました。追いついてPK戦に持ち込んだので、悪い結果ではないんですけどね。
<明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド 於 IAIスタジアム日本平>
清水エスパルス 1ー1(PK戦 4-3) アビスパ福岡
1.エスパルスのスタメン
SUB:佐々木、蓮川、吉田、日高、弓場、松崎、小塚、千葉、オ セフン
5連戦の最後の試合となりましたが、この日も吉田監督は前節からスタメンを4人入れ替えてきました。梅田の怪我により沖が出場するであろう事は予想出来ましたし、本多がスタメンに復帰したのも想定の範囲内。アフメドフも前節の事を考えると案外抜擢するんじゃないかなと思っていたのですが、大畑だけは想定外でした。しかもポジション表記がDFだったので「え、また3バックにするのか?」と大いに戸惑いました。始まってみたら前節と同じ4バックでしたが。一方のサブでは、佐々木がプロ入り初めてのリザーブ入り。更にようやく松崎が復帰してくれたのも頼もしかったです。
2.福岡の戦い方
チーム始動直前のゴタゴタで監督が塚原氏に代わった福岡は、その影響からか開幕当初は相当苦しみました。第1節こそPK勝ちだったもののその後は5連敗。第7節でウチと当たった時もPK負けしていました。しかし守備から整えていってそのおかげで失点が減り始めると、徐々にチームとして自信を取り戻し、第9節で初めて90分での勝利をあげて以降は持ち前の粘り強い戦い方で勝ち点を20まで積み上げてきています。
基本システムは3-4-2-1。最終ラインには上島を筆頭に長身の選手が並び、彼らとボランチの見木を中心にして粘り強く守り抜き、奪ったボールを素早くゴール前へ運んでゴールを決めるスタイルのチームです。特に前線には一昨季のJ2昇格プレーオフで富山をJ2へ導くゴールを決めた碓井がいて、彼がここのところかなり成長しているみたいで、その碓井と名古や重見、藤本といった選手達によるカウンターはかなり怖いものがあると思われ、相性は良いのですが全く油断が出来ない相手だと思っていました。
3.試合の感想
前半はどこか重苦しい試合でしたね。試合の入りはエスパの方が良く、1分30秒頃に嶋本が初めてシュートを撃ったり、3分30秒頃には北爪のクロスにアフメドフがヘッドで合わせる場面がありました。が、その後は攻めあぐねるようになりました。この日のエスパの前線は前節から2人代わったわけですが、まず真ん中のアフメドフはセフンのようにハイボールに競り勝つ場面は少なかったですが、足元のボールはそこそこ収める事が出来ていました。が、初スタメンという事で周囲との呼吸があわずにつながらない場面が散見されました。左ウィングに入った大畑は思っていたよりハイボールをおさめてくれてアフメドフの分も起点になってくれたのですが、やはりサイドの選手ではないのでボールを受けてからのプレーに若干物足りなさがあり、結局前の方で起点が作れないので、ボールを持っている割にはチャンスまでには至らない時間が続きました。
一方の非保持時。福岡は3バック+アルファの4人でビルドアップをスタートさせますが、エスパもいつも通り4-4-2にしてサイドの2人が相手のサイドに張った選手を見る形で対応。2人とも守備意識が高いですし、ましてや大畑は本来中盤センターの選手。この2人がサイドからの上がりを抑えたし、利樹は時に相手が上がった時も一緒に付いていって、ボールが真ん中に入る前に攻撃の芽を摘んでくれていたので、福岡に攻撃の形を作らせませんでした。ただアフメドフは前プレの際の相手への寄せが遅いしパスコースも限定出来ていなかったため、本来やりたい中盤から前でのボール奪取が出来ませんでした。ただ福岡の方もウラ狙いか外回しでの前進しかしてこない感じで、40分近くに前嶋が危険なシュートを撃ったのとその直後のCK以外はチャンスを作れず、前半は0-0で折り返しました。
後半は前半とは逆に福岡の方が入りから攻勢に出て、それに応じる形でエスパも49分に嶋本のスルーパスに反応した利樹が抜け出そうとするなど、両チームとも少しずつ前へ出始めました。そして56分、吉田監督は大畑、アフメドフに代えて松崎、セフンを投入。これを合図にエスパがセフンへのロングボールを増やして福岡へ圧力をかけるようになります。松崎も初めて左ウィングに入りましたが、左サイドで起点になるとともに自らもボールを前に持ち出していってエスパの左サイドをけん引。ブルネッティも松崎に呼応して積極的に前に出るようになりました。67分頃には自陣ゴール前からのロングカウンターで嶋本が逆サイドへ絶妙のスルーパスを北爪に通すというチャンスを作るなど、先制まであと一息という感じでした。が、70分、自陣でのボール奪取からブエノがゆっくり持ち出そうとしたのですが、吉田へ出したパスを重見にカットされてゴール前まで運ばれ、最後は碓井に見事なシュートを叩き込まれてしまい、エスパが先制を許します。これはやってはいけないミスでしたね。味方が押し上げようとしていたところでパスカットされたから殆ど2対2みたいにされてしまいましたからね。特にブルネッティにとっては1人で2人見ないといけない形になったので、どうしようもないです。ブエノは相当疲れていたのだろうとは思いますが、これは猛省してもらわないと。
これで福岡の方に勢いが出て、若干エスパはバタバタしてしまいますが、75分、ブルネッティからのパスを受けた吉田が斜めのパス。これを受けた嶋本が奥野と前嶋に挟まれながらターンして松崎へパス。これを受けた松崎はフリーで持ち上がってグラウンダーのクロスを送ると、これをセフンが上手く合わせて1-1。エスパルスが同点に追い付きます。まず2人に挟まれながらもターンしてかわした嶋本が見事。また松崎に預けた後自分もゴール前に出る事で前嶋を引っ張ってるんですよね。このおかげで松崎が労せずして前進出来たのですが、最後のクロスのタイミングとスピードは見事。セフンも落ち着いてましたね。それと地味ですけど利樹が前に出る事で福岡のDF2人を引っ張る事でセフンがシュートを撃つスペースを作ったのも効いたと思います。
これで流れは一気にエスパの方へ。79分にはブエノからのウラへのパスを北爪が折り返して嶋本が押し込む場面がありましたが、北爪が折り返す前にゴールラインを割ったためノーゴール。この後もエスパが75%ものボール支配率で福岡ゴールに迫りますが、福岡も最後のところでは身体を張って守ったために逆転には至らず、1-1で試合はPK戦へ。PK戦ではブエノが止められてしまいましたが、沖が田代のPKを止めるなどして4-3。エスパルスが2試合連続のPK戦勝利をおさめました。
後半、特にセフン、松崎が入ってからは面白い試合となりましたが、90分トータルで観ると評価が難しいですね。やはり前の方のメンバーがいつもと違うために、これまでのような攻撃の迫力が出せませんでした。セフンの存在の大きさを改めて感じましたね。アフメドフも頑張っていたとは思いますが、彼をより活かしたいなら少し調整が要ると思いますし、それをするだけの時間はなかったですからね。またウィングの人材不足も感じました。大畑を左ウィングで使わないといけないというのは辛いです。尤も彼は予想以上に頑張ってましたけどね。それに人材不足というよりも同じポジションの選手が悉く負傷離脱しちゃっている状況で、単純に数だけの話ではないんですよね。せめて5連戦がなければと思うのですが。
といった事を考えてしまいますが、3試合連続で先制されながら、アウェイの京都戦は逆転勝ち、ホーム2連戦は追いついてのPK戦勝利という結果は悪くはないと思います。また松崎が時間限定ながら復帰して、早くもアシストで貢献してくれたのは大きいです。しかも人数不足に陥っていたウィングで、ですからね。沖も90分通して安定した守備を見せた上にPK戦でも活躍してくれたし、何より過酷な5連戦を終えた事で少しはコンディションを回復させる事が出来るでしょう。地域リーグラウンドも残り2試合。是非とも2つとも勝って、少しでも上の順位に食い込んで欲しいです。
4.まとめ
次節はアウェーでの岡山戦。前節は神戸に攻めたてられながらも少ないチャンスを確実に活かして3-0で勝利。勢いにのった状態でぶつかってきますし、チームのスタイルから考えてもやりにくい相手です。ただ、エスパも3試合連続でビハインドをはね返してきました。逆にその勢いをぶつけるつもりで思い切り戦って欲しいです。
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