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2026年5月 9日 (土)

追い付いてのPK勝ち(5/6 C大阪戦)

 5連休最後の日に行われたアイスタ日本平でのC大阪戦に行って来ました。あいにくの曇り空で、時折雨がパラついたりしましたが、ポンチョを着るほどの降り方ではなかったので助かりました。

 試合は1点ビハインドだったのが、土壇場でPKを得て同点に追い付いてドローに持ち込み、PK戦で途中出場の沖が1本止めて勝ち点2を積み上げました。まあ結構微妙な判定でのPKだったので、C大阪サポにとっては納得がいかない人もいるでしょうね。ウチも微妙な判定をされて勝ち点を落とした経験が何度もあるので、その気持ちはわかります。ただ足裏で蹴るのはアウトだし「先にボールに触ったからOK」という事もないのでね。

<明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 1ー1(PK戦 5-3)  セレッソ大阪

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1.エスパルスのスタメン

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 SUB:沖、蓮川、本多、カピシャーバ、弓場、小塚、大畑、千葉、アフメド アフメドフ

 また中3日での試合という事で、スタメンをいじってきました。CBは出場停止明けの住吉とブルネッティ、アンカーにはブエノが復帰して、左サイドはカピシャーバを休ませて中原を入れてきました。その一方で北爪、吉田の両ベテランが2試合連続スタメンというあたりは台所事情の苦しさを感じてしまいますね。勿論2人とも年齢を感じさせない働きをしていますが。

2.C大阪の戦い方

 昨季、アーサー パパス監督を招聘して、非常に攻撃的なサッカーを披露したC大阪。一方で失点も多くて、それで順位が真ん中に落ち着いてしまったという反省があったみたいで、今季は守備組織の整備を行い、ここまで13失点とWESTで一番失点数の少ないチームとなっています。その分、退団したラファエル ハットンの穴を埋められず得点力不足に陥っていますが、PK戦になったとしても今季は中村航輔が加入してGKの選手層が非常にぶ厚くなって、ここまでPK戦4勝1敗と高い勝率となっており、しぶとく勝ち点を積み上げてきています。

 システムは基本は4-2-3-1。ただ3バックで戦った試合もあるみたいです。ビルドアップが上手くて、1トップの櫻川にボールを入れてそこから展開する事も、後ろからショートパスを繋いで攻める事も出来ます。特に中盤は人材豊富で、田中、柴山、石渡、中島、チアゴ アンドラーデ、香川といった選手がいるので、理想としてはこうした選手達にボールを渡さず守備に奔走させる事が出来れば、という感じで考えていました。

3.試合の感想

 難しい試合でしたがよく追いつきましたし、特に後半はこのところの連戦の中では一番自分達のやりたいサッカーが出来ていたと思います。

 前半も悪くなかったです。開始1分30秒くらいに宇野がミドルシュートを撃ち、こぼれ球に反応した中原がシュートを撃つというチャンスを作りましたし、その後も前線の4人でC大阪の最終ラインに厳しい前プレをかけて容易にボールを前進させないという守備が出来ていました。ただC大阪にも櫻川というタテパスをおさめられる1トップがいるし、柴山、香川あたりがエスパの前線4人の後ろ、つまりボランチの脇あたりに落ちて前プレに対するボールの逃げ道を作るようになって、次第にC大阪にボールの前進を許すようになりました。そして19分、CKで梅田が石渡と競り合いながらパンチングしたボールを田中に押し込まれ、C大阪に先制を許してしまいました。柴山のボールが非常に処理の難しいボールだったし、相手選手と競り合いながらのパンチングになったもしんどかったですね。あとボールが石渡の手に当たったように見えましたが、明確なハンドとは認められなかったみたいですね。いずれにしろこの時間まで優位に試合を進めていたのにあっさり先制を許すあたりはまだまだ脆いなあと感じました。

 その後は先制して勢いにのったC大阪が攻め込む機会が増えて、互角の試合展開となりました。エスパも何とか追いつこうとし、27分には利樹からのボールを受けたセフンが相手選手2人に挟まれながらターンしてボールを前に運んでクロス。これを中原がボレーで合わせますがキム ジンヒョンに止められこぼれ球も押し込めず、という前半最大の決定機を作りましたし、その後もいくつかチャンスを作りましたが、一方でチャンスになりかけたのにオフサイドにひっかかるという場面も散見され、どこかかみ合わないなぁという感じのまま前半は0-1で折り返しました。

 後半、エスパは2人メンバー交代を行います。中原に代えてカピシャーバを左サイドに入れると共に、GKを梅田から沖に代えてきました。失点となったCKで相手の石渡などと競り合った時に足を痛めたみたいで、それで大事をとったみたいです。この交代と共にハーフタイムでいくつかやり方を整理したみたいで、これによりエスパが一気にペースを掴み、C大阪を攻めたてました。右は北爪、左はカピシャーバをサイドに張らせて幅をとり、そこに住吉、ブルネッティ、ブエノが斜めのロングボールを入れて両サイドから揺さぶりをかけます。更にハーフレーンのあたりで嶋本、利樹がウラ抜けをする事で深さをとって、C大阪を縦横両方から揺さぶっていきました。セットプレーでも、59分頃にはCKで利樹がファーから折り返したボールを住吉がヘッドで合わせ(クロスバー)こぼれ球をセフンが押し込みますがGKに取られるという決定機を作ります。

 エスパは62分に吉田に代えて本多をCBに入れてブルネッティをSBにまわす事で更に攻撃を強化します。もともと攻撃能力の高いブルネッティがどんどん前に出るようになり、後ろから本多が正確な斜めのボールを入れてきて、どんどんC大阪を攻めたてます。ただ、C大阪の守備が堅くゴール前で身体を張ってくるので、なかなか追いつけません。じりじりするような展開で迎えた84分、北爪からのクロスからの真ん中での競り合いでこぼれて来たボールをブエノが再びクロスを入れ、千葉がヘッドで折り返すと途中出場のアフメドフと畠中との競り合いになってアフメドフが倒れます。いったんゴールキックと判定されましたが、VARが介入した結果畠中のアフメドフへのファウルという判定となり、PKとなりました。ブエノがこれを落ち着いてゴールへ沈めて、90分にエスパが同点に追い付きます。この後両チームとも決定機を作りますが決められず、試合はPK戦へ。ここで途中出場の沖が1本止め、エスパは全選手がPKを決めて5-3。エスパルスがPK戦を制して勝ち点2を積み上げました。

 中立の立場から見たら、両チームとも持ち味を発揮した面白い試合だったんじゃないかなと思います。そんな中、エスパが本来の形である4-1-2-3に戻して戦ったのは京都戦に続いて2試合目ですが、だいぶ本来やりたい攻め方、守り方が出来るようになってきたんじゃないかなと思います。守備では前からプレスをかけてパスコースを限定してなるべく前でボールを奪い、攻撃ではなるべく早めにボールを入れて両サイドから攻めかかる形です。そんな中、特に後半は真ん中のセフンへのボールだけじゃなくて、両サイドへの斜めのロングボールも織り交ぜられるようになって、ボールの前進のさせ方がかなりスムーズ、というか再現性のある形になってきたんじゃないかと思います。利樹や嶋本も前で長いボールを受けたりすらしたり出来るようになってきて、ボールを前進させる形が増えてきた印象です。

 それだけに、後はフィニッシュとかその前のラストパスの精度を如何に上げるか、ですよね。C大阪の守備が非常に堅かったとはいえ、1得点に留まってしまったのは課題だと思います。とはいえ、クロスをピンポイントで真ん中に合わせられるようにするというのは簡単じゃないし、今の段階だとできるだけ真ん中に人が入って、そこにクロスを入れて真ん中でカオスを作って、その中で決め切るというのが狙っている形だと思うので、そこで決め切る精度を上げるのが課題なんだろうな、と思います。後は個人的にはもう少しポケットに入り込む回数を増やす事で、より得点の確率が上がるんじゃないかなと思うので、そこが出来るようになればいいなと思ってます。何にせよアウェイでの試合では終始劣勢を強いられたC大阪を相手にして、逆に優勢に試合を進める事が出来たのはチームとしての成長の証なんじゃないでしょうか。梅田の怪我によって急遽出場となった沖がPK戦勝利に貢献してくれましたし、なかなか出場機会に恵まれなかったアフメドフも頑張ってくれました(90+2分のクロスは良かったので、千葉が合わせてくれれば・・・)。勝ち点2に留まりましたが収穫の多い試合だったなと思ってます。この流れで残り3試合頑張って欲しいですね。

4.まとめ

 次はホーム・アイスタ日本平で5連戦最後の試合。相手は福岡です。序盤は低迷していましたが、アウェイで対戦したあたりからチームを整えてきて、非常にしぶといチームとなっているようで、全く侮れません。ただ百年構想リーグでのアイスタ日本平での試合はこれが最後なので、是非とも勝ち点3を奪って欲しいですね。

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