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2026年4月17日 (金)

粘り強く戦っての勝ち点1(4/11 広島戦)

 先週末はアウェーでの広島戦でした。ここのスタジアムも非常に良いスタジアムなので行きたかったのですが、第一希望だったビジター指定席をとれず、指定席はもうホーム用の席しかなかったのであえなく断念し、DAZNで観戦しました。

 結果は1-1で90分では決着が付かず、PK戦にもつれ込んだ末に敗れての勝ち点1獲得となりました。といっても90分間ほぼ広島にペースを握られていましたので、勝ち点1でも積上げる事が出来たのは上出来と言えるのではないかと思います。勿論チームの誰も満足はしていないと思いますけどね。

<明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド 於 エディオンピースウィング広島>

 清水エスパルス 1ー1(PK戦 4-5)  サンフレッチェ広島

1.エスパルスのスタメン

20260411

 SUB:沖、吉田、中原、弓場、針生、小塚、大畑、高橋利樹、アルフレド ステファンス

 4バックか3バックかを注目していたのですが、前節と同じく3バックできました。そして出場停止の住吉の代役には蓮川。ただまだ復帰してから日が浅いという事で右CBに入り、真ん中にはスンウクがスライドする形となりました。また左WBには高木ではなく日高を起用。高木がサブにも入らなかったのは心配です。一方で吉田がサブに戻るとともに針生も久々にサブに入りました。

2.広島の戦い方

 今季からバルトシュ ガウル氏を新監督に迎えた広島は百年構想リーグの序盤は順調でした。しかしACLと並行しての戦いだった事が影響したのか怪我人が相次ぎ、その影響もあってか第7節の名古屋戦から数えて4連敗中となっていました。しかしトルガイ アルスランや中島などの怪我人が復帰してきたし、ホームで戦う今節こそ絶対に連敗を止めるという強い気持ちで臨んでくるでしょうし、間違いなく厳しい戦いになると思っていました。

 システムは3-4-2-1。基本はボールを持ったら早めにボールを前に入れて敵陣で戦うというスタイルですが、後ろからのビルドアップも少しずつ織り交ぜていくという方針との事。この日もウラへロングボールを入れたと思ったらタテパスを差し込んできたり、と的の絞りにくい攻めをしてきたし、アイスタで戦った時と違ってダブルボランチが2人とも本職の上にトルガイ アルスランまでスタメンで入って来たため、アイスタで戦った時とは全く別のチームという感じがしました。

3.試合の感想

 厳しい試合でしたね。試合の大半は広島にペースを握られてしまっていました。

 そうなった要因として、まず広島が上手かったというか、きっちり対策を立ててきたというのがありました。最初はお互いロングボールを入れ合う感じだったのが段々広島がボールを握る時間帯が増えていったのですが、広島は後ろでボールを持つ時に右CBの塩谷をサイドに張らせてきました。一方右WBは高く張らせてこちらの左WBの日高をピン止めしてきたので、左のシャドウの嶋本が対応しないといけないのですが、嶋本としては安易にサイドにいる塩谷にいくわけにはいきません。後ろへのパスコースが空きますから。ただフリーの塩谷は後ろのハーフレーンの選手にバンバン斜めのタテパスを通してくるので、何とか対応すべく塩谷に寄せると前の右WBに付けたりボランチに預けたりするので、なかなかボールを獲れない。そうやって右にばかり注意がいくと今度は左の佐々木から斜めのタテパスが入るって感じで、なかなかボールの獲りどころを絞らせてくれませんでした。

 もう1つの要因としては、エスパの3-4-2-1で前にどう嵌めていくかというのが十分浸透してなかったというのがあったと思います。前節の長崎戦は開始から5分のうちに2点を奪った事で課題が表れてこなかったと思いますが、やはり広島相手だと同じようにはいかなかったですね。本来ボールサイドに人を集めてスペースをできるだけなくす事でボールを絡めとるのがウチの守り方ですが、最終ラインが4人の時と5人の時とでは微妙に感覚が変わりますしね。更に出場停止の住吉に代わってスンウクがラインコントロールを任されていたというのもあったでしょう。一生懸命ラインを上げようとはしていましたが、時間が経過するにつれてコンパクトさを失っていった感じがしました。それでも粘り強くはね返して0-0で前半を折り返しましたが、後半広島はリトリートしたエスパの最終ラインの更にウラ、それもポケットへのランニングを多くしてきて、そこから53分のトルガイ アルスラン、59分の中村と、いずれもポケットに走り込んでの危険なシュートに繋げてきました。特に中村のシュートは「ヤバい!」と思ったし、何とか梅田がセーブして、その後蓮川に代えて吉田を右CBに入れる事で何とか落ち着かせる事が出来たものの、かなり危険な状況でした。

 にも関わらずウチが先制してしまうあたりがフットボールの面白いところですね。飲水タイム明けの71分、大迫からのゴールキックを木下が受けようとしたところをスンウクと宇野で挟み込んでボールを奪い、その宇野がオーバーラップする北爪の前のスペースへ絶妙なパス。北爪がサイドへ持ち込んでクロスを入れると、セフンが見事に合わせて、エスパルスが先制します。本当にわずかなスキだったと思うのですが、それを逃さず突いた見事なゴールだったと思います。

 先制して「いける!」と思ったのでしょう。エスパの選手達はキックオフから前に積極的に出ていくようになりました。しかしボランチの松本が下りてきてボールを持ち出す事でこちらの前プレを剥がされ、更にサイドチェンジでこちらの左サイドでポイントを作られ、そこから中野→鈴木→川辺の3人のパスワークで川辺にポケットに入られ、川辺のクロスはカバーした宇野が触ったものの、そのボールが木下の前に転がって、木下がこれを押し込んで、広島が同点に追い付きました。先制してからわずか3分後に追い付かれてしまったという事で、「ちょっと気が緩んだか?」と試合を観ていた時は思ったのですが、こうやって見返すと「緩んだ」というより「いける!」と思って前に行き過ぎたようにも見えます。ただそれで選手達を責める気にはなれません。むしろ勢い込んで前プレをかけにきたエスパを巧みにいなして崩し切った広島を褒めるしかないかなぁと思いました。

 その後は広島に完全にペースを握られ、87分の鈴木のヘッドなどの決定機がありましたが何とか凌ぎ、逆にエスパもカウンターからチャンスを作りましたが得点には至らず、試合は1-1で終了。PK戦では4-5で敗れ、エスパルスは勝ち点1を積み上げたのみに留まりました。ただ何せ広島のゴール期待値が3.457ですからね。むしろよく勝ち点1を積み上げた、と言うべきでしょう。出場停止がいて怪我人が多い中、しかもアウェーでの試合でしたし、そんな中で全員が身体を張って失点を1に抑え、カウンターから得点をあげる事が出来たわけですから。勿論修正すべきところはしなければいけませんが、少なくとも終始押されてしまった事を過度にネガティブに捉える必要はないと思います。いつも通り、良かったところは伸ばし、悪かったところは修正する、という姿勢でやっていって欲しいですね。

4.まとめ

 今週末が百年構想リーグの第11節となりますが、エスパルスは既に神戸との試合を終えているため、今週末は試合がありません。一方で日曜に、静岡のJクラブ3つで行うトレーニングマッチの3試合目となる磐田戦が行われます。ここで怪我で離脱していた選手の復帰があれば、と思うのですが、どうでしょうね。

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