久々の勝ち点3(3/22 広島戦)
日曜日は2週連続でアイスタ日本平へ行って来ました。先週同様暑くもなく寒くもないちょうど良い気温でしたし、富士山も先週ほどくっきりとってわけではないですが、良く見えました。何より桜が咲き始めていて、「春が近いんだなぁ」と感じました。
前節まで4試合連続でPK戦を戦っていて、直近2回は勝っていたもののそろそろ90分での勝利が見たいと思っていたものの、今回の相手が広島という事で、難しい試合になると思っていたのですが、初めて前半に得点し、おまけにG大阪戦以来の複数得点での3-1の勝利。5年ぶりの吉田のゴールも見る事が出来て、大満足の試合となりました。
<明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド 於 IAIスタジアム日本平>
清水エスパルス 3ー1 サンフレッチェ広島
1.エスパルスのスタメン
SUB:沖、高木、マテウス ブルネッティ、弓場、中原、嶋本、大畑、千葉、高橋利樹
本多は福岡戦の後別メニューで調整していたという事で、どうするのかと思っていたのですが、岡山戦で途中交代していたパク スンウクが復帰。軽傷で良かったです。前節三枚目の警告を受けてしまった小塚の代役には松崎。福岡戦で良い動きしてましたからね。あとサブにブルネッティが戻ってきたのも明るいニュースだと感じました。
2.広島の戦い方
ミヒャエル スキッベ監督の下、常に上位に名を連ね、昨季も4位になった広島ですが、昨季限りでスキッベ監督が退任。新指揮官としてライプツィヒの下部組織で指導していたバルトシュ ガウル氏を招聘して、新体制への移行を決断しました。選手補強に関しては、湘南から鈴木章斗、浦和から松本を獲得。更に小原、鮎川、志知をレンタルバックしました。一方で退団したのはデュッセルドルフへ移籍した田中聡のみという事で、分厚い選手層をそのまま維持する事に成功して、万全の体制で新シーズンを迎えました。
システムは3-4-2-1が基本ですが、試合によっては2トップにする事もある模様。スタイルとしては早めにボールを前に送って、技術の高い選手達が前線で仕掛けてゴールを奪っていくのが基本で、後ろも荒木、塩谷、佐々木という強力な3バックを中心に盤石な守備をしてくるので、穴の少ないチームという印象。前節名古屋に敗れはしたもののACLによる連戦の終盤だった事もあるだろうし、余計に引き締めてくるだろうから「やりにくいなぁ」と思ってました。更に当日広島のスタメンを見ると中盤4人のうち3人がどちらかというとCBを主戦場とする選手達で、これはセフン対策もあるでしょうが、ウチが後半に尻すぼみになるのをわかっているから、前半は失点を与えず後半東、前田、木下、中島といった攻撃のタレントを投入して叩くというゲームプランではないかと思って、余計にイヤな予感がしてました。
3.試合経過および感想
①前半
立ち上がりこそ広島がロングボールを使ってエスパルス陣内へ侵入し、何度かセットプレーからシュートチャンスを作りましたが、次第にエスパルスがペースを掴んでいきました。セフンと松崎(途中から千葉)がボランチへのパスコースを消しながら相手最終ラインをけん制し、両サイドは北川とカピシャーバが同じようにWBへのパスコースを遮断。広島のボールホルダーとしてはエスパ最終ラインのウラへロングフィードを出すか2シャドウにタテパスを付けるかしかないわけですが、前者に関しては住吉とスンウクがしっかりカバーし、後者に関しては宇野とブエノが遮断。特に宇野は出色の出来で、豊富な運動量で広島のハーフレーンを遮断。それだけでなく奪ったらすぐタテパスをつけたり、そうかと思えば自らボールをペナ近くまで持ち出すなど攻守に大きく貢献しました。
こうして広島を前から嵌めていったエスパはボールを持ったらタテパスを入れて前進を図りますが、この日はそれだけではなくてボールホルダーから見て逆側のWBのウラ、つまり3バックの脇のスペースに斜めのボールを入れる事が多かったです。相手のシステム上の泣き所を突いた形ですが、これが効果的で、11分頃のセフンのシュートに繋がりました。ただそれ以降は一進一退でしたが、17分頃に宇野のパスカットからカピシャーバにボールが渡り、カピシャーバは逆サイドの北川に斜めのロングフィード。北川がカットインして放ったシュートは大迫に防がれますが、ボールは引き続きエスパが握り、ブエノが相手最終ライン前の松崎にパス。ここから混戦になって、こぼれ球が再び北川の下へ。北川の1人相手をかわしてのシュートはカバーに入った佐々木に防がれますが、こぼれ球を吉田が左足でゴールへ突き刺し、エスパが待望の先制点を、それも初めて前半に奪いました。吉田のシュートは豪快そのものでしたし、その前の北川の2度のシュートは惜しかった。ただ何より中盤で奪ったボールを素早く相手陣へ運んでゴールを奪うという狙い通りの先制点、というのが良かったですね。
これで勢いに乗ったエスパですが、この2分後、広島陣内での広島ボールのスローインが戻されてGKの大迫までボールが渡った時に、セフンが寄せていって、ボールが大迫の足元から離れたのを見逃さずにゴールへ押し込んで、エスパが2点目を奪いました。これはセフンの寄せ方が見事。大迫のパスコースを限定していった上でわずかに処理を誤ったのを見逃さずに足を伸ばして押し込んでくれました。また北川、カピシャーバなどが広島の選手達を捕まえてくれていたのも効きましたね。この後もエスパが優勢に試合を進め、45+2分には千葉が難しい体勢から際どいシュートを放ちましたが、これは大迫に防がれてしまい、エスパルス2点リードで前半を折り返しました。
②後半
後半、広島は開始から動きます。WBの志知を下げてFWの木下を投入。ボランチも山崎に代えて本職の松本を投入し、システムも4-2-3-1に変更してきました。前線での預け所が増え中盤にも松本が入った事で、エスパは前半ほどはプレスがかからなくなり、試合は互角の展開となりました。52分頃からは広島がエスパ陣内で立て続けにセットプレーを獲得して圧力をかけ、56分頃にはCKからキム ジュソンに押し込まれ、いったんはゴールが認められますが、VARチェックの結果オフサイドでノーゴールに。しかしその直後、広島の人数をかけた攻撃で、佐々木のクロスに川辺が合わせますが、梅田がゴールライン上でキャッチして、何とか失点を免れました。非常に微妙で、VARチェックも入りましたが、ゴールとはならず、ギリギリで防いだ格好となりました。
どうにか難を逃れたエスパは少しずつ広島を押し返し、迎えた66分、大迫のゴールキックをブエノがカットし、そのボールがカピシャーバの元へ。カピシャーバがフリーで持ち出して、ゴール前へグラウンダーのクロスを送ると、セフンが後ろへフリック。その後ろで待っていた北川がGKの逆を突いた冷静なシュートでゴールへ流し込み、3点目。またも相手ボールを奪ってのショートカウンターでエスパルスが3点リードとなりました。この後広島は前田、東を投入して更に攻勢を強め、84分、ロングスローでのクリアボールから松本がクロス。これをジャーメインにヘッドで合わされて3-1となります。しかしエスパも5バックにして広島の攻撃を凌ぎ切り、エスパルスが3-1で5試合ぶりの勝ち点3をあげました。
③感想
気持ちのいい勝利を見せてもらいました。特に前半は素晴らしかったですね。非保持の局面では広島に対して前からどのように嵌めていくかを決めて、選手達がその通りに仕事をしてくれた結果、中盤でしっかりボールを刈り取る事が出来ました。前述した通り宇野の働きが本当に素晴らしかったのですが、それもセフン、北川などの前4人の働きがあればこそなので、チームとして機能した結果でもあると思います。まあ広島がセフンを警戒してか連戦を考慮してかはわかりませんが、ダブルボランチに本来CBの選手を入れた分エスパのプレスに対応しきれなかったという側面はあるとは思いますが、それを差し引いたとしてもこれだけゲームプラン通りの守り方が出来たのは見事でした。一方、ボールを奪ってからも、タテに早くボールをつけていくのは基本として、両WBの後ろというシステム上の泣き所をきっちり突いての前進の仕方も良かったですね。先制点はカピシャーバから逆サイドの北川への斜めのロングパスから始まってますから。押し込んでからの枚数をかけての攻めもサマになってきましたし、3点目もシチュエーション、サイドからの崩しである点からして理想的です。何よりも今季初めて前半に得点し、最終的に今季最多の3得点とって勝てたというのは大きいですし、自信に思っていいでしょう。
ただ反省すべき点もあります。1つ目は後半広島がシステムと人を変えてきた事へのアジャストが遅れた事。確かに後半の広島の攻撃の迫力は見事でしたが、ちょっとバタバタし過ぎでしたね。特にあわや失点かという超決定機を2度与えてしまったのは拙いでしょう。あのような相手の変化に対してピッチ上の選手達だけで修正するのは簡単ではないとは思いますが、今後少しずつでも身につけていって欲しいですね。
もう1つは終盤の時間の使い方。5バックにしてはね返す事を選択したのは悪くないと思いますが、ボールを持った時に五分五分もしくは四分六分くらいでボールが繋がるか否かのところへロングボールを送る事が多くなって、結果として簡単にボールを失って相手に再び攻め込まれてしまう場面が多かったと思います。考え方として「とにかく相手陣深くへボールを送る事で失点のリスクを下げよう」という事だと思いますし、理解出来なくはないです。ただ上手くいっていたとは言い難いです。何故ならジャーメインに1点返されてから試合終了までにキム ジュソンと木下にフリーでヘディングシュートを撃たれてます。いずれも梅田の正面だったから良かったようなものの、やられていてもおかしくありません。相手陣でのプレー時間を増やすという考えは賛成ですが、もう少しロングボールと足元でのパスによる繋ぎとのメリハリをつける事で時間を使った方がいいんじゃないかと思いました。
以上2点気になった事を書きましたが、全体としては非常に良い内容の試合だったと思ってます。この試合の、特に前半のようなサッカーを続けていければ更に上に行けると思うので、それを目指して頑張って欲しいです。
4.まとめ
今週は国際AマッチウィークのためJ1はお休み。次は来週水曜のアウェーでの神戸戦です。ここからまたアウェーが3試合続きますが、それに向けてしっかり準備して欲しいです。
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