鬼門中の鬼門(3/7 C大阪戦)
先週末はアウェーのC大阪戦に行って来ました。アウェーのC大阪戦は、J1だけだと1998年以来、J2を含めても2016年以来勝てていません。鬼門と呼べる場所は他にもあるとは思いますが、ここは鬼門中の鬼門と言っていいでしょう。そんなところにのこのこと行く僕は何考えているのかと思います(汗。
試合は90分では0-0、PK戦では2-4で敗れて勝ち点1に留まりました。ただ昨季は4失点ぶち込まれた上にVARが介入した事で取り消しになった失点が2点ありましたから、それに比べて今回無失点で終えられたのは成長の証ではないかと思います。(ちょっと満足のレベルが低いですかね(汗)
<明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド 於 ヨドコウ桜スタジアム>
清水エスパルス 0ー0(PK戦 2-4) セレッソ大阪
1.エスパルスのスタメン
SUB:沖、北爪、宇野、弓場、松崎、大畑、嶋本、高橋利樹、アルフレド ステファンス
GKは沖に代えて梅田。おそらく前節の沖の出来を受けてだと思いますが、この2人のスタメン争いはし烈ですね。一方、センターFWには前節欠場したセフンが復帰。軽傷だったみたいで良かったです。尤も利樹の方は1試合でリザーブにまわる事になったわけで、こちらの方も大変ですね。
2.C大阪の戦い方
昨季、アーサー パパス氏を監督に迎えたC大阪は、自陣からショートパスを素早く繋いで攻める攻撃的なサッカーを磨き上げ、リーグ2位タイの60得点をあげました。一方で失点数も57と多く、守備組織の立て直しが今季に向けての課題でした。今季に向けては失点を少しでも減らすべく、GKに長い間欧州でプレーしていた中村航輔を獲得。一方でチーム最多の18得点をあげたラファエル ハットンがレンタル元のECバイーアに復帰。そのせいだけではないでしょうが、百年構想リーグが始まってからの4試合では失点は減っているものの得点力不足に悩んでいるという状態です。
システムは4-2-3-1。新加入の櫻川を起点としつつ、後ろからのショートパスによる素早い繋ぎも織り交ぜ、両サイドから攻めてくるチームです。この試合では昨季ウチを大いに苦しめたルーカス フェルナンデスは怪我で不在ながら、同様に苦しめた左サイドのチアゴ アンドラーデは健在。更にこのチームにはサイドハーフに有望な若手が揃っていて、ルーカス フェルナンデス抜きでも大いに苦しめられる事となりました。
3.試合経過及び感想
今週に入ってから仕事が忙しく、記事のアップが木曜になりそうなので、今回も試合経過に触れつつそこで感じた事などを書いていこうと思います。まずは前半から。
①前半
前半、エスパルスの入りは悪くなかったですし、30分くらいまではある程度意図したサッカーは出来ていたと思います。基本はセフン目掛けて長いボールを送り、千葉、北川、カピシャーバが拾って相手を押し込んでいく。ボールを奪われたら素早く切り替えて、前からチェックをかけてパスコースを限定し、ボールを絡め取ってはまた相手を押し込んで相手陣でサッカーをする事が出来ていました。まあ最初はC大阪の方もまず櫻川へのロングボールを起点に攻め込もうとしていたのに対し、エスパは住吉が櫻川を捕まえて起点を作らせなかったので、なかなか攻め手がつかめない状態だったと思います。
ただ、エスパの方も攻めあぐねていました。C大阪も真ん中は堅いし、リトリートして4-4のブロックを作ってはね返す守備には苦しめられました。一方のエスパが引かれた相手を崩す術を持てていないというのも事実ですから、この試合でもそれが出てしまった印象です。ただ、エスパも前節と比べてこの課題を解決しようと模索しているのは伺えました。CB2人とどちらかのSB(主に吉田)もしくはボランチのブエノの3枚が後ろでボールを回しながら様子を窺い、片方のサイドに寄せておいて逆サイドに斜めのロングボールを入れてそこから打開しようとしたり、ブエノから最終ラインの前に位置する千葉にグラウンダーでのクサビのパスを入れたり、と、相手の陣形を崩すための作業を何度も試みていました。まだまだ精度が足りないし、特に左に張るカピシャーバへの斜めのパスは次第に相手に読まれてカットされていましたが、こういう崩しのための作業のバリエーションを増やしたり精度を上げていく事は大事だし、ブレずに練習からやり続けて欲しいです。
ただ実際の試合ではこちらの精度が上がるのを相手が待ってくれるはずもなく、30分を過ぎてこちらの前プレの圧力が弱まるにつれてC大阪もこちらの前の選手がプレスをかける事によって空くボランチの両脇あたりにパスを通して攻め込んでくる機会が増え、「ちょっと雲行きが怪しくなって来たなぁ」というあたりで前半が終了しました。
②後半
後半は、前半の終わり頃にペースを掴んだC大阪が、その時以上の勢いで攻めたてて来ました。昨季から磨いてきた後ろからの繋ぎでエスパを押し込み、両サイドを起点にしつつ、そこからポケットに侵入する中島、石渡も使って危ない場面を作っていきました。それに対してエスパは何とか真ん中で住吉、本多がはね返すものの、せっかくボールを奪ってセフンにボールを入れても押し上げがないから孤立してしまって、すぐボールを奪われる事の繰り返し。50分過ぎくらいに北川が抜け出してクロスを入れてカピシャーバが飛び込んだシーンはありましたが、60分頃までは完全なC大阪ペースだったと思いました。
これを打開すべく吉田監督は3枚替えを敢行。これによって運動量が増して、何とかエスパがC大阪を押し返すようになりました。ただC大阪も67分にサイドハーフ2人を入れ替え。フレッシュかつこれまでとタイプの違うサイドハーフが入ってきた事で、エスパは再び押し込まれるようになりました。特に左サイドに入った本間は危険な存在で、ガツガツ仕掛けてくる上に技術も高いので、吉田も相当手こずっていました。右に入った阪田もサイド突破だけでなく中にも入ってくる厄介な選手でしたし、前述しましたが、C大阪は中盤に活きのいい若手が多いなぁと思いました。そんな感じでギアを上げてきたC大阪相手にエスパは特に終盤押し込まれ続け、88分に本間、89分に柴山に決定的なシュートを撃たれましたが、エスパも最後のところは身体を張って守り抜いて、90分では決着がつかず。決着はPK戦に委ねられましたが、結果は2-4。エスパルスがまたもPK戦で涙をのみました。
③総評
30分くらいまではある程度狙い通りにやる事が出来たと思うのですが、それ以降はC大阪の質の高い攻撃の前に自分達のサッカーをやらせてもらえなかったという印象です。前プレがハマらなかった時は後ろがスライドする事でスペースを埋める事は決まり事としてあるし、ちゃんと出来ているのですが、更に間に入られてパスを通してくるので、それをやられるともうズルズル下がるしかなくなってしまうのが現状ですね。吉田監督が試合後仰っていましたが、前プレがハマらなかった時はブロックをコンパクトにしてスペースを埋めるという手もあると思うのですが、そういう状況判断をピッチ上で行って、それに基付いてプレーするというところまではまだ出来ていないようです。まあ現段階でそこまで求めるのは酷でしょうけれど、前プレは失点を防ぐための手段の1つであってそれが全てではないわけで、そこが上手くいかなかったらコンパクトなブロックを作って相手にスペースを与えないという次善の策が与えられているのですから、そこは徐々に出来るようになって欲しいです。とはいえ、特に後半は相手にボールを持たれる時間が続いたにも関わらず、最後のところで身体を張る事で相手に点を与えなかった事は評価できると思います。後はボールを奪う位置を上げていって欲しいですね。アイスタでの2試合の時みたいに。
保持時に関しても、前述した通りで、相手を押し込んだ時、相手にブロックを組まれた時の崩し方が課題として残りました。いろいろ模索しているのは伝わってきたんですけどね。ただ吉田監督のコメントを読む限り、前半に関しても吉田監督にしたらボールを握っている時にちょっと慎重になり過ぎていて、その分迫力が足りなかったという見方をしているかもしれないな、という気もしてます。確かにアイスタでの2試合に比べると「迫力」という部分は足りなかったかもしれません。次のホームでの岡山戦を見れば、この試合に関して吉田監督がどう思ったかが見えてくるでしょう。試合毎に課題を抽出してそれを練習で潰していくというやり方を忠実にやる方なので。そこは楽しみにしています。
4.まとめ
苦手の大阪アウェー2連戦をいずれもPK戦まで持ち込んだエスパルス。いずれもPK戦では敗れましたが、苦手の地での連戦である事を考えるとそこまで悲観する必要はないと思ってます。しかし次はホーム・アイスタ日本平での試合。相手はしぶとく力強い戦いをしてくる岡山ですが、アイスタ日本平で負けるわけにはいきません。何としても勝ち点3を積み上げて欲しいです。
※ブログランキング参加中です。
| 固定リンク





コメント