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2026年3月21日 (土)

雨中の消耗戦(4/18 福岡戦)

 今週は今季初めて平日にも試合があり、エスパはアウェーで福岡と対戦しました。平日に福岡に行けるはずもなく、DAZNで観戦しました。この日も福岡に遠征して雨の中でも選手達を後押しし続けたエスパサポの方々には頭が下がるばかりです。

 開始から結構雨が降っていて、アジャストするのが大変そうだなと思って観ていましたが、その影響が出たのか終盤追い付かれて1-1で終了。PK戦は何とか勝ったものの後味の悪さが残る結果となりました。

<明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド 於 ベスト電器スタジアム>

 清水エスパルス 1ー1(PK戦 5-4) アビスパ福岡

1.エスパルスのスタメン

20260318

 SUB:沖、高木、中原、弓場、松崎、大畑、千葉、高橋利樹、アルフレド ステファンス

 中三日なのでもう少しスタメンをいじってくるかなと思ったのですが、基本的には前節と同じでした。ただ前節の前半途中で交代したスンウクはまだ状態が思わしくないのかリザーブにも入らず、代わって北爪がスタメン入りしました。リザーブでは中原が戻ってきたのが明るい材料と感じました。

2.福岡の戦い方

 昨季、金明輝監督の下で11位に入った福岡。金監督は今季も続投の予定でしたが、年明けすぐにまたもパワハラ問題が発覚。金監督は辞任し、コーチだった塚原氏が暫定監督となりました。オフの補強では、紺野、岩崎、松岡、志知、安藤といった主力が退団し、岡、奥野、道脇などが加入したものの戦力低下は否めない状況で、百年構想リーグが始まってからは第1節にPK戦で勝って以降は5連敗と苦しい状況が続いています。

 システムは3-4-2-1。堅守を基本とし、ボールを奪ってから早く前線にボールを入れていく形をとっていますが、金前監督の下でビルドアップも磨かれており、この試合でもGKも入って後ろから繋ぐ事も多かったです。前々節名古屋に大敗したのを受けて守備面を観直したそうで、前節の長崎戦では1失点に留め、内容的にも手応えが得られたようでした。それがこの試合でも表れていて、エスパは予想以上に苦戦する事となってしまいました。

3.試合経過および感想

①前半

 前半途中までは悪くなかったと思います。セフンへロングボールを入れて、その後の2ndボールを拾って相手を押し込み、その後はブエノを中心とし、そこに宇野や小塚が絡んでサイドチェンジも使って揺さぶりをかけ、最後は両サイドからクロスを入れて仕留めていくといういつものサッカーが出来ていました。7分頃の吉田のクロスからの北川のヘッドなど良い形も作りました。ただこの北川のシュート以降はシュートが撃てず、攻めあぐねるようになっていきました。やはり福岡が5-4のブロックを作ってスペースを埋めてきたので、なかなかクサビのパスを入れられなかったし、エスパの方もちょっと丁寧に行き過ぎたというか、ボールを奪われるのを恐れてちょっと慎重になっていたように感じました。

 そうこうしているうちに雨から来る疲れのせいかエスパの方でパスミスやトラップミスが度々出てしまって、それを拾われて福岡に自陣アタッキングサード近くまで前進を許すようになっていきました。ボールを奪っても福岡の素早い切り替えもあってすぐ奪い返されて再び押し込まれるという事を繰り返し、36分の見木の強烈なミドルシュートなどの場面を作られていきました。ただエスパもしっかりブロックを作ってはね返す事が出来ていて、決定機までは作らせません。結局前半は0-0で終了しました。

②後半

 後半、入りは福岡の方が良かったと思います。見木、北島に危ないシュートを撃たれたし、カウンターからベンカリファがウラへ抜け出してGKと1対1になりかける場面もありました。しかしエスパもそうした場面を凌ぎつつボールを握る時間を増やし、58分に待望の先制点を奪います。スローインからカピシャーバがセフンとの連携からクロスを入れ、どフリーの北爪がシュート。1本目は北川に当たってしまいますが、こぼれ球を落ち着いてゴールへ沈めました。セフンが相手に囲まれながら落ち着いてカピシャーバへボールを落とした事、カピシャーバのクロスの精度、そしてスローインとはいえあそこにいてくれた北爪、それぞれの良さが出たゴールでした。

 これで優位に立ったエスパですが、この後福岡の猛反撃を食らう事になりました。ここでポイントになったのは先制点の直前に投入された名古とサニブラウン ハナンで、特に名古はエスパから見て右サイドのいやらしいところでボールを受けて周りを活かすプレーをして来たので、攻撃が更に活性化していきました。更に元々のシステムのミスマッチもあってエスパは思うように最終ラインを上げられず、単発のカウンターしか出来なくなりました(それでも71分頃、松崎が相手の緩慢なプレーを見逃さずボールを奪って一気に相手ゴール前へ迫る場面は惜しかったです)。75分頃からはロングスローとCKが連続し、自陣にくぎ付け状態になってしまい、それでも何とか凌いでいたのですが、85分、こちらから見て右サイドを崩されて名古がフリーでクロス。これをサヘディがヘディングで合わせて、福岡が同点に追い付きました。エスパとしては宇野が中途半端に出ていって名古へのパスを出させてしまった事と住吉が下がり過ぎてザヘディをフリーにしてしまったのが拙かったと思います。

 エスパはこの直後に大畑、千葉、利樹を投入。これで前の方にフレッシュな選手が入った事で、エスパは次第に相手を押し戻す事に成功し、利樹の落としから松崎がフリーでペナまでボールを運ぶなどのシーンを作りましたが、得点には至らず試合は1-1で終了。PK戦では宇野と利樹が外しましたが梅田も1本止めてくれて、相手のPK失敗も手伝って、エスパルスが5-4でPK戦で勝利し勝ち点2を積み上げました。

③総評

 PK戦で勝つ事は出来ましたが、後味の悪い試合になりましたね。2試合連続で先制しながら終盤追い付かれてしまいましたので。やはり先制した後下がり過ぎてしまったのが拙かったですね。まあ相手もある事ですし、福岡が名古を中心にエスパから見て右サイドで人数をかけて崩しにかかってきたので、それの対応に追われてなかなか最終ラインを上げられなかったのはあると思います。ただ相手が前に人数をかけてきた分後ろは空いていたので、そこを狙ってボールを送る事で相手を裏返す工夫は欲しかったですね。低い位置からなので難しくはあるのですが、ボールを奪った時に誰かがウラへ抜け出す動きをして、そこにボールを出す事で相手を多少なりとも押し下げる事は出来ると思うので、そうした動きがもっと欲しかったですね。

 ただ選手の事情を考えると、やはりずっと雨に打たれ続けた分疲労が出たのはあったと思います。やはり雨に打たれ続けると体力をもっていかれますから。「それは福岡の選手も同じだろ」と言われそうですが、こちらは前日静岡から結構な距離を移動して来てますから、やはりエスパの方が疲れが出るのは早くなってしまうでしょう。それを打開する手段として選手交代があって、同点にされる前から3人を入れる準備をしていたのですが、なかなかボールが途切れず、3人を投入する前に同点になってしまったのは不運でした。もっと早く決断していれば、という考えもあるでしょうが、吉田監督としては勇気のいる決断だったのでしょう。まだまだ戦術の浸透が選手によってまちまちで、スタメンとサブで理解度に差がある事、そして何より3バックで戦うのは今季初めてですから、難しい決断だったと思います。これをもっと早く決断出来るようにするためには、前者に関して戦術の理解度に関してスタメンとサブの差を縮める事が重要なポイントでしょう。ここは試合を重ねながらやっていくしかないと思います。あとは最終ラインの怪我人が早く復帰してきて欲しいですね。本多、吉田の奮闘ぶりには頭が下がりますが、もう30歳代ですから、中堅、若手の台頭は不可欠です。特に蓮川には早く戻ってきて欲しいです。

 などとネガティブな事ばかり書きましたが、2試合連続で流れの中から先取点をとれたのは好材料です。しかも狙っている形からですしね。守備面に関しても、先制後押されながらもそれほど危険なシュートは撃たれていません。反省すべき点は前節の岡山戦より多いですが、戦い方の軸が崩れているわけではないです。そこは自信を持って、ブレずにやり続けて欲しいです。

4.まとめ

 これで勝ち点を2桁にしたエスパルス。次節はホーム・アイスタ日本平に戻っての強敵・広島戦です。タレント揃いですし、前節敗れているのがイヤですね。当然ネジを巻きなおしてくるでしょうから。ただネジを巻きなおすのはエスパも同じ。何よりホーム・アイスタ日本平での試合ですから負けられません。今度こそ90分で勝ち切って欲しいです。

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