今季初勝利(2/21 神戸戦)
先週土曜はホーム・アイスタ日本平での神戸戦でした。朝一で用事を済ませてから出発したのですが、中央線は止まっているし、ならばと地下鉄で東京駅に行ったら駅で少々迷ってしまったために、予定していた新幹線に乗り遅れてしまいました。仕方なくその後のこだまに乗って静岡へ行き、草薙駅からタクシーでアイスタへ向かって、何とかキックオフに間に合いました。
試合は1-0で今季公式戦初勝利。数的優位になっても相手の神戸は粘り強く、1点をとるのに苦労したし、先制してからも少しも気を抜けない展開が続いたので、試合終了のホイッスルが鳴った時はホッとしました。数的優位だったのに楽な試合にならなかった事でモヤモヤしている方もいるでしょうけど、そんなに甘い世界ではないですから、素直にこの勝利を喜びたいと思っています。
<明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド 於 IAIスタジアム日本平>
清水エスパルス 1ー0 ヴィッセル神戸
1.エスパルスのスタメン
SUB:梅田、北爪、パク スンウク、弓場、松崎、宇野、大畑、高橋利樹、アルフレド ステファンス
前節内容が良かったという事で、スタメンに変更は無し。一方リザーブには怪我で離脱していたパク スンウクが初めて入りました。最終ラインに怪我人が相次いでいた中で明るい材料です。また初戦の名古屋戦で左足を痛めていた宇野も戻って来ましたが、まずはリザーブから。ここから小塚、千葉との競争が激しくなりそうです。松崎、大畑や、この日はリザーブからも外れた嶋本もいますしね。
2.神戸の戦い方
神戸は、昨季限りで吉田監督が退任し、広島の監督だったミヒャエル スキッペ氏を新監督に招聘。コーチングスタッフもこれに伴って一新され(ウチが吉田監督とその腹心であるコーチ、GKコーチ、分析スタッフをいっぺんに連れてきたのもありますが(汗)、昨季までエスパの監督だった秋葉さんやフィジカルコーチの古邊さんが神戸のコーチングスタッフに入り、更に昨季限りでエスパを退団した乾も加わり、お互いに馴染みの顔ぶれが多く揃う対戦となりました。今オフのその他の動きとしては、宮代がスペインのラス パルマスへ移籍し、更に本多、汰木、エリキらが退団した一方で、柏からジエゴ、横浜FCからンドカ ポニフェイス、仙台から郷家が加入。主軸の酒井高徳、大迫、武藤、山川らは軒並み残留しており、今季もリーグ優勝を狙える陣容となっています。
システムはエスパと同じ4-1-2-3。スキッペ監督が昨季まで率いた広島が3-4-2-1だったのでシステムが昨季から変わる可能性も指摘されましたが、広島の監督に就任した当初は4バックを導入しようとしていたので、別に違和感はないでしょう。志向するサッカーはこれまでと同じでボールを持ったら出来るだけ早く前にボールを送って攻めたてるというものですが、昨季に比べるとポジションの流動性が高くなったり後ろからビルドアップする場面も増えてきていて、少しずつスキッペ監督の色も出ているようです。ただ神戸にとって問題だったのは過密日程で、ACLも含めると2週間で5試合をこなさなければなりませんでした。その5試合目がこの日だったわけです。そのせいか怪我人が相次いでいるみたいで、この日も大迫、扇原、酒井高徳をスタメンから欠く状態でした。それでもリザーブも含めて強力なメンバーが揃っているあたりは流石です。
3.試合経過
試合開始後、4分にカウンターから武藤にポスト直撃のヘディングシュートを撃たれましたが、その後はエスパルスが優勢に試合を進め、11分に左サイドを崩してのセフンのシュート、16分頃には日高のロングスローにあわせてのセフンのバックヘッドといった決定機を作ります。そして19分、自陣でボールを奪ってのフィードをセフンが胸で落とし、それを拾った千葉がフェイントで山川をかわしかけ、たまらず山川が手で千葉を止めてしまいます。これがDOGSO案件と判定され山川は一発退場。エスパルスが数的優位となり、神戸を攻めたてます。しかし神戸も退場した山川の代役としてンドカ ポニフェイスを投入。4-4-1の堅いブロックを敷いて容易に決定機を作らせません。逆に40分頃からペースを取り戻し、45+2分頃には佐々木が危険なシュートを放ちますが、沖のグッドセーブで失点には至らず、前半はスコアレスで折り返します。
後半も基本的にはエスパが優勢に試合を進め、神戸がカウンターで応戦するという展開となります。しかし48分頃のショートコーナーからの小塚のクロスが鍬先の手に当たったという事でVARが入り、結果PKの判定。これをセフンが落ち着いて決めて、エスパが待望の先制点をあげます。この後神戸が選手交代などで攻撃の圧力を強めますが、エスパも落ち着いて対応して神戸の決定機を84分頃の1回に留め、試合はこのまま1-0で終了。エスパルスが今季公式戦初勝利をあげました。
4.試合の感想
嬉しい今季リーグ戦初勝利なのですが、試合後は「ホッとした」感じの方が強かったですね。やはり神戸は強かったですし、数的優位に立っても負けてしまう事は結構ありますからね。
という事で、今回も良かった点から書いていきます。
①良かった点
全般的に見て、攻守ともに前節からまた成長したな、という印象を持ちました。攻撃に関しては、ボールを持った時にまず前へ付けて、それを合図に全体を押し上げていくという基本的な形は当然ながら変えていませんが、スタメンが前節と同じだったおかげか選手間の連携が良くなったと思います。それが顕著なのがセフンと千葉の関係で、山川を退場に追い込んだシーンは勿論の事、それ以外でもお互いを意識しながらプレーしているのが見てとれました。また千葉は左サイドのカピシャーバ、吉田との連携も良くなってきていて、カピシャーバがサイドに張って相手がそれに気をとられているところで千葉がポケットをとろうとする動きが度々ありました。右の日高と北川の連携も良くなっていて、左と同じくどちらかがサイドをとったらどちらかがポケットを狙う動きが何度もありました。数的優位となる前の時間帯でも神戸を相手に押し込む事が出来ていたし、少なくともアタッキングサードにボールを運ぶまでのところはスムーズになってきていると感じました。一方の守備時においても、前からプレスをかける事で相手のパスコースをある程度限定させる事が出来ていたし、たとえ自陣に押し込まれても4-4のコンパクトなブロックを敷く事で簡単にはシュートを撃たせない事が出来ていました。約70分間数的優位だったとはいえ、90分通してシュートをわずか4本しか撃たせなかったのは評価できると思います。
以上が良かった点ですが、物足りなかった点もありました。
②反省すべき点
反省すべき点は3点あるかなと思います。
1つ目は相手を自陣に押し込んでからの崩しですね。まだまだ単調という感じがします。サイドでボールを持ってからどうフィニッシュまでもっていくかのアイディアがもう少しあれば、と思いますし、前述したように増えてきているとはいえポケットを狙う動きがもっとあってもいいと思います。またバイタルエリアを使った崩しはもっとあっていい気がします。まあ、これも前述しましたが、数的不利になってからでも神戸の4-4のブロックは堅かったので、崩すのは簡単ではなかったとは思いますが、今後の向けての課題だと思います。
2つ目は60分を過ぎてからペースダウンした事ですね。これはここまでの名古屋戦、京都戦でも見られた事ですが、非保持時のボールホルダーへの寄せとかトランジションのところがそれまでの時間帯と比べると落ちてくるように感じます。実際、セフンのPK以降は殆どシュートを撃ててませんからね。まあ一般的に見ても60分を境に運動量が落ちてくると言われますし、ましてや高いインテンシティが求められるサッカーをしているので余計にそうなってくるのかもしれません。これに関しては選手達が今のサッカーに慣れてきてペース配分を考えられるようになるのを待つしかないのでしょう。後は吉田監督が今のスタメンと同レベルで安心して起用できるメンバーが育ってくる事も必須ですね。そうなればスタメン組も最初からフルスロットルで戦えますから(むしろそうしないとスタメンを降ろされてしまいますから)。
3つ目は前節と同じで終盤の時間の使い方です。前節のように致命的なミスはしなかったですし、ボールを握る時間を長くしようという意識は持っていたと思うのですが、何かバタバタしていた印象でした。これには神戸が交代枠がなくなってから怪我人が出て9人で戦わなくてはならないという特殊事情が影響したと思うのですが、サイドでボールをキープするのか、もう1点とってトドメを刺すのかが統一出来ていない感じで、それがバタバタ感がつながったのではないかと思います。このへんは監督がどうのというよりは選手の中で誰かがリーダーシップをとっていく事で解決すべき話だと思うので、これも簡単には解決しないでしょう。ただピッチ上の選手達には良い経験になったと思うので、こういう場合にどうするかというのをもっと選手間で話し合って欲しいです。
以上、反省すべき点を3つあげました。他にも精度を上げていかなくてはいけないところはたくさんあると思います。ただ全体としては良くなってきているのは間違いないです。この調子で、修正すべきところは修正しながら、今のサッカーの練度を上げていって欲しいです。
5.まとめ
ここ2試合ホーム・アイスタ日本平で良い感じで戦えていますが、次からはアウェー二連戦。しかも苦手の関西アウェーが続きます。次節はG大阪との対戦。昨季はアウェーで苦渋をなめています。ただここ2試合は良い試合が出来ているだけに、昨季とは違う姿を見せたいところ。今のサッカーがG大阪相手にどこまで通じるのかを試す意味でも、全力でぶつかって欲しいです。
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