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2025年10月24日 (金)

善戦ではなく惨敗(10/18 川崎戦)

 先週末はアウェイでの川崎戦だったのですが、またも寝坊してしまいまして、スタジアムに着くのがキックオフ30分前になってしまいました。川崎はスタグルが充実しているので食べたかったのですが・・・。ただ等々力はJリーグの試合では行きませんでしたが、高校サッカーを観に2~3回来ていたので、それほど迷わずに行く事が出来ました。とはいえGoogleマップは必須でしたが(汗。

 試合に関しては、評価が難しいですね。確かに4点とられても諦めず少しでも点を返そうとし、最終的に2点ビハインドで終える事が出来たのは良かったと思います。僕も試合後挨拶に来た選手達に拍手を送りました。でも開始15分で3失点、37分にはもう1失点して4失点して完全に試合を壊してしまった事実は重いと考えます。なのでこの試合をひと言で表すなら「惨敗」だろうなと思いました。

<明治安田J1リーグ 於 Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu>

 エスパルス 5ー3 川崎フロンターレ

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1.エスパルスのスタメン

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 SUB:沖、北爪、宮本、カピシャーバ、松崎、矢島、嶋本、北川、アルフレド ステファンス

 前節のスタメンからミンテと弓場が外れ、サブにも入りませんでした。何かアクシデントがあったようですが、これについては後述します。代わって羽田が右CBに入り住吉は真ん中へ。弓場の代わりには宇野が入りました。

2.川崎の戦い方

 今季から長谷部茂利氏を監督に招聘した川崎。途中、4/5の横浜FM戦から5試合勝ち無しという時期もありましたが、着実に勝ち星を重ねている印象です。鬼木前監督時代の攻撃的かつ芸術的なパスサッカーを維持しつつ長谷部監督が前任の福岡で培ったタテに早いサッカーも身に付けつつありますし。ただ失点は思うように減らず、大味な試合が多くて安定しているとは言い難いのが川崎サポにとっては悩ましいところかもしれません。この試合の直前にルヴァン杯準決勝で1st.legで勝利しながら2nd.legで大敗を喫して決勝進出を逃してしまったのもありましたしね。

 システムは4-2-3-1。エリソンの1トップに中盤の3人、更にボランチやSBも絡んでぶ厚い攻撃をしかけてきます。押し込んでからのパスワークで仕留めるだけでなく中盤でのプレスでボールを奪ってショートカウンターを仕掛ける回数が増えているのも今季の特徴で、得点はリーグ1位、シュート数やシュート決定率はリーグ2位という高い攻撃力を誇ります。一方で守備については、ブロックを高く敷いている分ウラを突かれると脆いところもあり、実際失点が上位の中では多い方で、そこが突きどころかなと思っていました。

3.試合についての経過と感想

 この試合に関してはあまりに出入りが激しくて、いつもの調子でまず試合経過を書いてから感想を書く形だと長くなり過ぎるかなと思ったので、試合経過とそれに関する感想を一緒に書いていこうと思います。とはいえ、長くなると思います(汗。

①試合前のアクシデント

 まず前述したように、前節のスタメンからミンテと弓場が外れました。試合後の秋葉監督のコメントによると「当日のアクシデント」との事。これだけだと何が起きたのかわからないですし、幸い弓場の方は翌日の練習試合に出場しているので、恐らく弓場はウィルス性の風邪か何かだと思います。ミンテも同じであれば、ウィルス性の病気ばかりはどうしようもないので仕方ないかなと思います。

 ただミンテの方は翌日の練習試合にも出場していません。だとすると前日練習で何かしら筋肉系のトラブルがあり、大丈夫だと考えて連れてきたものの、当日朝起きてもダメだったという可能性もあるわけです。で、こういう事って前にもありましたよね。例えばホーム・アイスタでの柏戦で山原が欠場して特別指定の日高がスタメンに大抜擢された件です。前の試合で実は山原が怪我をしてしまって柏戦に間に合いませんでした。まあスポーツ選手なので怪我は付き物なのですが、それにしても多すぎませんか?高木も9月末の練習試合で怪我をしてしまって、今節も日曜の練習試合も出場出来ていませんし。こういう状況を見るにつけ「ウチのフィジカルトレーニング担当とメディカル担当はどうなってるんだ!」と思わざるを得ません。まあこのへんは反町GMも当然考えておられると思いますが、来季に向けてはスタッフの見直しは必至じゃないでしょうか。

②15分で3失点

 という事でミンテの代わりに羽田を右CBに入れ、住吉が中央に入っての3バックで臨んだわけですが、開始から15分までの間に3失点という無残な結果となりました。その原因として羽田が久々のスタメンに入ったものの出来が悪かった事をあげる方が多いです。実際、2、3失点目は羽田が絡んでしまっているのですが、それだけでない問題点があったと考えてます。

 まず1失点目。自陣に押し込まれての相手ボールのスローイン。川崎はこれをいったん最終ラインを戻したので、そこへ乾と小塚が前プレをかけたのですが、小塚があっさりかわされてしまいます。この時、エスパはボランチも前プレのため前に出ようとし、おまけに吉田も上がっていました。一方後ろは川崎の1トップ+3人が4トップのような感じで残っていたためラインを上げられず、結果として小塚をかわした佐々木の前には広大なスペースがあったので、労せずして脇坂にパス。脇坂が落ち着いてシュートコースを作ってゴール隅に流し込み、エスパはあっさり先制点を許してしまいました。この場面に関しては小塚があそこまで前プレをかける必要があったのか?という疑問が残ります。ウチが3バックなのに対し川崎は1トップとアタッカーが3人。つまり数的不利なんですよ。両WBは相手SBも見ないといけませんからね。そういう状態なので前プレのタイミングは意思統一していなくてはなりません。また最終ラインの上がりも不十分です。相手がボールを戻したのだから最終ラインをもっと上げなくては。そういう2つのエラーが重なっての失点だったと思います。

 2失点目はCKのこぼれ球からのファンウェルメスケルケンのシュートを佐々木に合わされてのもので、これは佐々木を褒めるしかないと思います。ただCKを与えた場面は山本の浮き球のパスのこぼれ球をマルシーニョがシュートを放ち、それを梅田がセーブした事によるもの。この時は羽田がマルシーニョにつられて前に出て逆をとられてしまっています。パスを出した山本には全くプレッシャーがかかってなかったので、マルシーニョに簡単に釣られてしまったのは問題ですね。

 3失点目は中盤でボールを奪って、羽田から利樹へ良いクサビのボールが入るんですけど、この時点で2シャドウの乾、小塚との距離が遠く、何とか乾へ落そうしたのですがそれをジェジエウにカットされ、フリーの山本へ。山本は前へ走り出した伊藤へパスを送り、脇坂とのパス交換の後伊藤が羽田の股を抜くコントロールショットを決めて、3失点目となりました。この失点は川崎のボールを奪ってからのトランジションの速さと伊藤のシュートの上手さを褒めるしかないですね。ボールを奪われる直前に宇野が利樹からボールを貰うべく前に走り出していたのが空振りとなり、結果として余計にスペースを与えてしまったというのはあるのですが、3-4-2-1だとどうしても前が薄くなるのでボール保持時は積極的に前に出ようという意識があったでしょうし、ましてや2点ビハインドなので宇野を責めるのは酷かなぁと思っています。いずれにしろキックオフから15分で3失点という殆ど見た事のない惨状となってしまいました。

③無策・・・

 3失点目を食らった後、選手達は何とか少しずつでも点を返して追いつこうとし、18分には小塚のスルーパスから利樹がGK山口と1対1になるシーンを作りました。しかしその後もボールは持たせてもらえはするもののシュートは42分まで撃つ事が出来ず、逆に川崎に7本ものシュートを撃たれました。ボールを何とか前に持ち出そうとしても相手に囲まれたり1対1で勝てずに奪われたりしてアタッキングサードまでボールを持ちだせず、何とか前からプレスをかけて奪おうとしてもシステム上のミスマッチで川崎の方が多い上にボランチの山本、河原が上手いポジショニングでボールを引き出すので最終ラインを上げる事が出来ません。押し込まれたらエリソンなど4人のアタッカーをボランチやSBが効果的にサポートするのでボールの奪いどころを定められず、相手のミスを待つしかありませんでした。

 そういう状況にも関わらず秋葉監督は動きません。何かしらの修正を図らなければ更に失点を重ねる可能性さえあったのに、誰か選手を呼んで話したりする感じはなし。もしかしたら何か指示をしたのかもしれませんが、そうだったとしても何ら効果はなく、ただ選手達が川崎の攻撃に蹂躙されるのを見てるだけ。本当に無策で、無為に時間を過ごしてしまいました。そして37分エリソンのシュートが吉田に当たってゴールに吸い込まれて4失点目。試合が完全に壊れてしまいました。

④逆襲も及ばず

 4失点目の後、乾が秋葉監督のところへ行って話をしていました。どうやらその時に4バックに変更する事を進言していたようで、秋葉監督もそれを受け入れて、蓮川が左SB、山原が左サイドハーフの4-2-3-1へ変更しました。これによりほぼミラーゲームの形となり、誰が誰を捕まえるかが明確になった事でエスパの前からの守備がハマり始めました。ボール保持時もSBとサイドハーフのどちらかがサイドに張る事で片方のサイドに圧縮してボールを奪いにくる川崎のブロックを広げ、それによって空いたスペースを誰かが使う事でボールをアタッキングサードまで前進させる事が出来るようになりました。ただシュートまではなかなかいかなかったのですが、45+6分、山原からのクロスが右に流れたのを乾が拾ってマイナスのクロス。これを小塚がGKの山口の逆を突くシュートで決めてようやく1点を返し、前半は1-4で折り返しとなりました。

 後半、エスパは開始から羽田、乾、小塚に代えてカピシャーバ、松崎、北川を投入。住吉、蓮川の2CBで山原が右SBにまわり、サイドハーフにボールを自ら運べる松崎とカピシャーバを入れ、利樹と北川の2トップにしました。そして後半キックオフから相手陣へ攻め込み、蓮川の右へのサイドチェンジを受けた山原が相手最終ラインの前にいた松崎へパス。松崎はトラップしてすぐに利樹へスルーパスを送り、これを利樹が冷静に流し込んで、エスパが後半開始早々の46分に2点目を奪います。

 これで更に勢い付いたエスパが更に攻勢をかけます。利樹と北川の2トップが真ん中で起点となり、左はカピシャーバの馬力、右は松崎のクレバーなポジション取りとドリブル突破でボールを前進させ、川崎を押し込み続けます。そして58分にブエノのパスをエリア内で受けた松崎が田邊に倒されてPKの判定。1点差に追い付く絶好のチャンスでしたが、北川のPKは山口に止められてゴールならず。それでも怯む事なく攻め続けますがなかなかゴールを奪えず、逆に69分に自陣でいったんはボールを奪ったものの矢島と住吉とのパス交換を河原に突かれて1対1となり、冷静に決められて2-5。しかしエスパは諦める事なく攻め続け、72分の利樹のシュートなどの決定機を作りますがゴールを奪う事が出来ません。ATの90+2分に再びPKの判定を貰い、これを北川が決めて2点差としますが時すでに遅し。エスパルスが3-5で敗れました。

⑤試合を通しての感想

 川崎は強かったです。ボール保持時のパスワークと選手一人一人のシュートの上手さ、ボールロスト時の切り替えの早さとボールを奪いきる強さ、どれも素晴らしかったです。ただそれにしても開始わずか15失点は酷過ぎました。久々のスタメンが2人いた影響があったと思いますが、前線、中盤、最終ラインの間の意思統一が出来ずに間延びしてしまって、そのスペースを使われてボールを前に運ばれて、1対1の局面でも緩さが出て失点する事を3度繰り返してしまいました。脇坂も佐々木も伊藤も上手かったですが、それにしてもというのはあります。その後も37分に4失点目を食らうまで川崎にペースを握られ続けシュートを撃たれ続ける状態。「こりゃ何点とられるんだろ」って感じで観てました。

 だから4失点目を喫しても諦める事なく何とか追いつこうとし、後半は逆にエスパの方がボールを握り続け、川崎を自陣に押し込み続けた事は凄く評価しています。だから選手達を責める気にはあまりなれないですね。勿論「もう少し頑張ろうね」という選手はいましたけど、最後まで試合を捨てずに戦い続けた姿勢には拍手を送りたいです(実際、スタジアムでは拍手を送りました)。

 一方で①で触れたフィジカル担当、メディカル担当の方々、そして秋葉監督に対しては思い切り説教したい気分です。特に37分に4バックに変えてからチームが活性化して川崎相手に攻め続ける事が出来たわけですが、じゃあ何故もっと早くシステムを変えるなりの策をとらなかったんだよ、との怒りはおさまりません。3失点目から4失点目までに24分もの時間があったのに、何の決断も出来ずに放置するだけ。で、たまらず乾がシステム変更を進言してようやく動くって、何だよ、それ。って感じですよ。しかも今回のように劣勢の中で地蔵状態になったのってこれが初めてじゃないですからね。何度同じ事やってるんだよと、思い出すたびに怒りがわきます。

 もっと言うと、今のチームは「超攻撃的、超アグレッシブ」に前から嵌めていき、それが上手く嵌まればどんな相手でも良い戦いが出来るようになっています。が、前からの守備がハマらずに揺さぶられると途端に脆さを見せて自陣へ下げさせられ、なすすべなく攻め立てられてしまう傾向があります。前からの守備がハマらない原因としては、相手が柏や川崎みたいにパスワークなどでプレスを剥がす事の出来る場合とこちらの主力に欠場者がいる場合の2パターンあると思います。前者も致し方ないと諦めるわけにはいかないのですが、それよりも問題なのは後者で、結局攻守の細かなディテールのところは選手個々に委ねられているから、普段息のあった選手がいないとそれで上手くいかなくなるわけです。結果として「誰が出ても変わらないサッカーが出来る」というチームにはなっていないわけです。秋葉監督が言うようには。

 だからこの試合については、37分までは前からの守備がハマらなかった時のパターンに陥って4失点を喫し、その後システムを変えてミラーゲームにしてから本来のサッカーを取り戻して3点を返したというわけです。沢山点が入って見どころが多かったですし、先に大量失点してから追いかける形の方が観てる方としては気分は良かったのですが、このような「ジキルとハイド」の両面を持ったチームがトップハーフだ、上位を目指すんだと息巻いても「そりゃ厳しいんじゃないの」と少なくとも僕は思います。まあ今の体制で来季に臨んだとしても何とか残留は出来るんじゃないかと思います。戦力にもよりますが。ただ今よりも上の順位を目指すのであれば、クラブは今季限りで秋葉監督を退任させて、来季は新しい体制でチャレンジすべきだと考えます。まあ最終的に決めるのは反町GMですから、僕がここであれこれ書いてどうなるものでもないんですけどね。

4.まとめ

 以上、また長々と書いてしまいましたが、週末にはホームで東京V戦です。あれこれ書いてきましたけど、どんな状態でも少しでも上の順位を狙って欲しいという気持ちは僕も同じです。非常に守備の堅いチームですが、ホーム・アイスタ日本平の観客の後押しで何としても勝ち点3をもぎ取って欲しいです。

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