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2025年4月11日 (金)

逆転負けでルヴァン杯敗退(4/9 ルヴァン杯磐田戦)

 水曜(4/9)にはルヴァン杯の2回戦が行われました。エスパルスはアウェーで磐田と対戦しました。アウェーゴール裏席のチケットは早々に売り切れ、試合当日には大勢のエスパサポがヤマハスタジアムを訪れたようです。一方、僕は平日なのでSPOOXでの観戦となりました。

 試合は開始早々に先制されながら逆転負け。特に後半は内容でも完全に上回られて、こちらはシュートZERO。負けるべくして負けた試合でした。まあ優先すべきはリーグ戦であるのは間違いないですが、2年連続でルヴァン杯の2回戦で敗退してしまったのは残念ですね。

<JリーグYBCルヴァンカップ2回戦 於 ヤマハスタジアム>

 エスパルス 1ー2 ジュビロ磐田

1.エスパルスのスタメン

20250409

 SUB:猪越、蓮川、北爪、監物、カピシャーバ、齊藤、矢島、土居、ドウグラス タンキ

 あくまでリーグ戦が優先である事、そのリーグ戦で連敗していて更に連戦で疲労が蓄積しているという事で、スタメンを先週末の横浜FCから大幅に入れ替えてきました。横浜FC戦でのスタメンは高橋だけ。それ以外は総入れ替えで、特に新人3人をスタメンに並べ、特別指定の大畑も起用するという非常にフレッシュなメンバーとなりました(ただ大畑が本職ではない右CBで起用されたあたりに台所事情の苦しさを感じます)。一方リザーブにこのところ怪我で戦列を離れていた蓮川、タンキが入っていたのは心強かったですね。

2.磐田の戦い方

 昨季、1年でのJ2降格となってしまった磐田。1年で再びJ1に戻るために、昨季途中から横浜FMを指揮していたハッチンソン氏を招聘。補強も積極的に行いました。2月のキャンプ最終日の練習試合で対戦した時は「これは結構時間がかかるかな」という印象を持っていましたし、実際開幕するとアウェーで苦戦していました。しかしハッチンソン監督のスタイルが浸透し、第5節以降の4試合は無敗。その中には対戦前まで6連勝中の千葉に勝った試合も含まれており、順調な滑り出しを見せていると言えるでしょう。

 システムは4-2-1-3。ボールを握り、ウィングを軸に両サイドから揺さぶりをかけ、奪われたら即時奪回を狙うというスタイル。まあ横浜FMに似たスタイルですね。このスタイルの場合ウィングをどうするかというポイントがあるのですが、磐田の場合は昨夏にクルークスを獲得し、今オフでは名古屋から倍井を期限付で加入させているので、これがハッチンソン監督のスタイルが割と早く浸透した理由でしょう。

 この試合に向けてはスタメンを9人入れ替えましたが、前述の倍井がスタメン入り。リザーブにもクルークスがいるし、他にも上原、角、ペイショット、松原といったスタメン組を入れ、ルヴァン杯も狙っているなという印象を持ちました。

3.試合経過

 試合開始直後、いきなり試合が動きます。キックオフからボールを繋いで右サイド深くに侵入し、小竹からクロス。アフメドフがこのボールに合わせてのヘディングシュートを決め、まだ1分にならないうちにエスパが先制点を奪いました。この後はボール保持を信条とする磐田がボールを握り続けますが、エスパはアフメドフ、中原、嶋本の前3人が相手のCBにプレスをかけて思うようなビルドアップをさせません。磐田はそれでも25分に川合のスルーパスから倍井がフリーでシュートを撃つなどの決定機を作りますが、エスパも負けておらず、27分頃にアフメドフのポストから宮本がシュートを撃つという場面を作ります、43分には中原のFKを高橋がヘッドで折り返してアフメドフ、嶋本が相次いでシュートを撃つという決定機がありましたが追加点には至らず、結局1-0で前半を折り返しました。

 後半開始にあたってエスパは蓮川とカピシャーバを投入。これは予定されていた交代ではないかと思います。一方の磐田も松原を投入しました。後半が始まるとハッチンソン監督のハーフタイムでの修正が効いたのか、磐田が前半以上にボールを握ってエスパ陣内に攻め込むようになります。またボールロストしても素早いネガトラからすぐにボールを奪い返して二次・三次攻撃を仕掛けてきて、エスパは自陣に押し込まれ続ける苦しい状態が続きます。そして53分、倍井のクロスを右ウィングの川崎がヘッドで合わせ、磐田が同点に追い付きます。これで勢いに乗った磐田は更に攻勢を仕掛けて決定機を度々作り、エスパは凌ぐのが精一杯。そして80分、エスパから見て右サイド深くでのFKからリカルド グラッサにゴール前で合わされて2失点目。この後エスパも何とか同点を目指しますが、結局後半は1本もシュートを撃てず、1-2で敗れました。

4.試合の雑感

 まず単純に磐田が強かったと思います。特にビルドアップが向上してたし、ボールロストした時のネガトラも早くなっていました。磐田にボールを握られ長短のパスを上手く織り交ぜて揺さぶって来られた事で、エスパの選手達は走らされて時間を追う毎に疲弊していってしまいました。あと、これは負け惜しみですが、スケジュール面もウチにとっては不利でした。ウチは3/26のルヴァン杯1回戦から5戦連続で中2~3日で試合を繰り返していたのに対し、磐田は先週1週間試合間隔が空きましたから。だから磐田はこの試合のリザーブにスタメンクラスを入れておくのに躊躇はなかったと推察されるのに対し、8連戦の5試合目のウチはそうはいきませんでしたから。

 ただ、それにしても無策過ぎましたね。まず4-2-1-3の磐田に対して、かみ合わせの悪い3-4-2-1で戦った事がよくわかりません。エスパの守り方はゾーンとマンツーマンの併用ですけどどちらかというと人を捕まえる事を重視する形です。にも関わらずわざわざかみ合わせの悪い3バックにしたのは愚策じゃないかなと思います。まあ4バックのSB要員が試合に出続けている北爪、吉田、高木しかいないという事情があるのでそこは譲るとして、どんどん前プレをさせたのもよくわかりません。磐田も試合を重ねる事でパス回しが上手くなっている上にGKもパス回しに加わるのでどうしても数的不利になってかわされてしまいます。まあ全く効果がなかったわけではないですが磐田も次第に慣れてきて前にパスを通す場面が増えたし、そういう場面が増えるとボランチから後ろの選手としてはなかなかラインを上げにくくなってしまって、結果として全体が間延びしてしまっていました。そうなったら磐田にスペースを使われ放題になるし、エスパ目線で言うと宮本、弓場が広大なスペースを2人で見なければならなくなるし実際になっていたので、そういう傾向が見えた時点で前プレにこだわるのは諦めて5-4-1もしくは4-4-2のブロックを中盤でしっかり作って相手にスペースを与えないようにすべきだったと思います。まあ秋葉監督は試合中に「コンパクトに!」という声かけをしてたみたいですが、そんなアバウトな声かけじゃなくて指示しろよ!と思います。ハーフタイムに出来たはずですし。

 それから両WBを攻撃が持ち味の小竹、西原にした事、そして小竹にボール保持時はサイドハーフの位置に上がり非保持時はWBの位置まで下がらせるタスクを与えたのも拙かったように思います。湘南戦と同じく右肩上がりの攻撃にするためで、それにより小竹が開始早々に右サイド奥深くに上がってアフメドフの得点をアシストしたのは良かったのですが、ポジション取りには繊細さを求められますし、磐田にボールを握られるであろう事はある程度予想出来ていたはずなのに、若い小竹と西原にWBとして磐田の両ウィングに対峙させたのが正しかったのは疑問が残ります。結果として1失点目は小竹が倍井に寄せきれず、西原がボールウォッチャーになって川崎にほぼフリーでヘッドを決められたわけですし。北爪と吉田を休ませたいという意図である事は理解できます。そもそも最終ラインの要員が足りないのも確かです。ただ本職がDFの監物がベンチにいたわけですから(SBではないけど)、もう少しやりようはあったんじゃないかなという気持ちは拭えません。

 ダービーで負けたのは悔しいです。ただ今季はリーグ戦で生き残る事が最優先であり、そのためには横浜FC戦のスタメン組を休ませる必要があったのは確かです。だからそこまで拘ってはいないのですが、同じ負けるにしても負け方があったんじゃないかな、と。ことこの試合に向けてのマネジメントには疑問が残っています。

5.この試合の収穫

 ただ横浜FC戦と違って収穫もあったと思っています。まずアフメドフが加入後初めて公式戦で得点を決めた事。これは本人も嬉しかったでしょう。他にも前半終了間際に決定的なシュートを撃ったし、ポストプレーでも良いプレーが出来ていました。この試合を機に更に調子を上げてくれればと思います。それから前述した小竹のアシストと大畑がカップ戦とはいえいきなりスタメンに、しかも本職ではないCB(ボール保持時は右SB)を務めながら無難にプレーしてくれたのは好材料だと思います。前述したように小竹や大畑へかなり難しいタスクを与えたのはいささか乱暴じゃないかと思っていますが、そんな2人がある程度評価できるプレーをしてくれたのは心強いです。ルヴァン杯は残念ながら敗退してしまったので公式戦でアピールする機会が減ってしまったのですが、まだ天皇杯があるので、チャンスがあればどんどんアピールして欲しいです。

6.まとめ

 負けて悲しんだり悔しがったりする間もなく次の試合がやってきます。今度はリーグ戦の川崎戦です。非常に難しい相手との試合ですが、せっかくスタメン組を温存したのですから、何とか食らいついて勝ち点をもぎ取って欲しいです。

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