2024年シーズンオフの動き その12
いよいよ2025年シーズンのJリーグが開幕しました。エスパルスの初戦は、この記事を書いている時点では2日後となります。そんな中、今日(2/14)去就不明だった2人の選手についてリリースがありました。
〇退団
アブドゥル アジズ ヤクブ(FW 青島西海岸足球倶楽部(中国)へ期限付き移籍)
カルリーニョス ジュニオ(FW 契約満了)
まずアジズについて。彼は1/27に海外移籍を前提としてチームを離脱しており、退団する事だけは確かだったのですが、今日(2/14)の午前中に正式に移籍が発表されました。まだ半年しかプレーしておらず契約も残っていたでしょうから残念です。ただこればかりは本人の意思なので、致し方ないですね。8月にいずれも途中出場から3得点して「これは期待できる」と思っていたのですが、9月のアウェイでの徳島戦でスタメン出場したもののあまりインパクトを残す事が出来ず、代わって入ったタンキが2得点をあげて逆転勝利の立役者となってから序列が下がってしまいましたよね。その後はコンディション不良かどうかはわかりませんがリザーブにも入る事が出来ず、不完全燃焼のまま終わってしまいました。そうした失意の中で中国のクラブから良いオファーがあれば、そりゃ心は動くでしょ。本当にシュートの上手い選手だったので思うように彼を活かす事が出来ないまま期限付きとは移籍となったのは残念ですが、移籍は本人が決める事なので、中国で頑張って欲しいです。(ただ散々リリースが遅れたあげく期限付、つまり移籍金がとれなかった事はモヤモヤしますけどね。中国経済がとんでもない状態になっている事が影響しましたかね。)
もう1人、カルリーニョスについて。恐らくそうなるだろうとは思っていましたが、いざリリースされると非常に残念としか言いようがありません。ただカルリーニョスとクラブとでずっと協議しての事だと思うので、受け入れるしかないです。外国籍の方は在住5年を超えると税が高くなるとかご家族の事とか漏れ伝わる話もあるのですが、要らぬ詮索はしません。クラブとも協議した上で最終的にカルリーニョスが決断した事だと思うので、この決断を尊重します。これについてはクラブもカルリーニョスも悪くないと思うので、間違っても変な中傷メールは送らないで欲しいです。
カルリーニョスは2020年に加入して5年間プレーし、この間迷走を続けたエスパルスを支えてくれました。本当に苦労をかけたと思いますし、それに関わらず攻守に献身的にプレーしてくれた事には本当に感謝しています。彼のプレーで印象に残っているのは、昨季のホームでの岡山戦の角度のないところからブローダーセンをぶち抜いたゴールとか同じくホームでの甲府戦での山原のクロスを完璧に合わせてのゴールとかいろいろあるのですが、特に印象深いのは一昨季のホームでの山口戦での決勝ゴールを決めた後のシーン。ラストパスを出してその後駆け寄ったセフンを真顔で指さして大声(?)で声をかけてたところ。たぶん「ナイスパス!これはお前のゴールだぞ!!」的な事を言ったのでしょうね。あとは何といっても昨季のアウェーでの栃木戦でJ1復帰を決めた後、感極まった涙を流した姿。あれは一生忘れないでしょうね。この後の移籍先はまだ決まっていないみたいですが、カルリーニョスならこれからも活躍するでしょう。
最後に、カルリーニョスに向けて。
Obrigado Carlinhos Junio. Desejo a você todo o sucesso no futuro.
(ありがとう、カルリーニョス。貴方の今後の成功を心から祈っています。)
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