雷で中止になったTM(2/1 TM磐田戦)
今日(2/1)は鹿児島キャンプの最終日。ここ数年、最終日には同じく鹿児島でキャンプを行っている磐田とトレーニングマッチ(以下、TM)を行っており、今年もこの日に行われました。
その磐田とのトレーニングマッチをSBSが中継してくれるという事で、楽しみにしてました。実際に視聴準備に入ってみたらスマホやタブレット用のアプリ経由でしか見る事が出来ない事を知り、慌ててスマホにアプリをインストールして待っていました。で、中継が始まったものの「やっぱりスマホだと見ずらいな」と思っていたら、SNSで「ここで観れるよ」とのメッセージと共にYoutubeでのURLが流れ、実際にPCで観る事が出来るようになりました。どうもSBSのサーバがダウンしてしまったそうで、それでYoutubeでの配信に切り替えたそうです。「最初からそうすればいいのに」とは思ったものの、素早くYoutube配信に切り替えてくれたのは有難かったですね。
試合は前半セットプレーで先制点をあげ、後半にも早い時間帯に追加点をあげて優位に試合を進めていたのですが、開始前から降っていた雨に加えて雷まで鳴ってしまったため、55分くらいで試合は中断。いったんは14時に再開するというアナウンスがありましたが、天候が回復する気配がなかったため、結局試合は中止となりました。予定では45分×4本だったので、半分も行えなかったのは残念ですが、まああの天候では仕方ないですね。ピッチに水が浮かんでいる状態だったので怪我をしてしまう危険がありましたし、この日に帰静する予定で飛行機も予約していたでしょうからね。
1.試合の雑感
この試合は生配信のみでアーカイブはしないとの事でした。実際もうこの試合の配信は見られないようになっていました。このため当然ながら試合を1回しか観ていない状態での感想になる事をご承知おき下さい。
繰り返しになりますが、試合が60分も行われないうちに中止になってしまったのは残念です。貴重な実戦経験の場が失われてしまったわけですし、マテウス ブエノ、アフメドフ、弓場、羽田、嶋本などといった新加入選手のプレーを見たかったですから。ただそれを除けば収穫の多いTMになったと思います。
1本目の最初は上手くいきませんでした。両サイドハーフとSBを高い位置に置いてGKも入ってビルドアップを行う磐田に対してプレスがはまらず、結果として磐田にボールを握られ続けてしまいました。ただ時間がたつにつれて磐田の立ち位置に対して自分達がどうプレスをハメていくかを修正してペースを自分達のものに出来たのは良かったと思います。15分頃から磐田の両CBとGKの川島は明らかにボールの出し所に困っていましたからね。それに伴って川島からFWのペイショットに当てるボールを入れたりこちらの最終ラインのウラを狙ったりするボールを入れたりしてきましたが、それに対しても落ち着いて対処していたのも良かったですね。
また新戦力が早くも存在感を示したのも好材料の1つです。中原のプレースキックは本当に正確なので今季はセットプレーが武器になりそうですし、カピシャーバが持ち味の攻撃だけでなく守備でも献身的なプレーを見せてくれました。これに触発されて昨季から在籍しているタンキや宇野も良いプレーを見せてくれたと思います。タンキにはアフメドフ、宇野にはマテウス ブエノと弓場という新たなライバルがいるのが刺激になっているのかもしれませんね。
もちろん課題もあります。ペースを取り戻した15分以降に流れの中から2回決定機を許したのは大きな反省点でしょう。また試合の入りに失敗したのも反省点ですよね。もっと早く磐田のやり方を把握して修正したかったところです。ただ全体としては自分達が昨季からやってきた事と今季新たに積み上げようとしている事を試合の中で表現出来ていました。それを二部練習など厳しい練習をやって疲労していた中で出来たというのも考慮すべきところだと思います。勿論これでJ1でも戦えるとは断言できませんが、ここまではチーム作りが順調に来ているんじゃないかと思います。
2.選手毎の寸評
以下、今日出場した選手の寸評を書いていきます。
GK 猪越
磐田の2度の決定機を防いだ安定したセービングを見せ、相手のプレスを落ち着いてかわすなどして、昨季の最終戦から大きく成長した姿を見せてくれた。
DF 高木
右SBとして無難なプレーを見せ、2本目ではタンキの2点目をアシスト。これからの成長が楽しみと思わせてくれた。
DF 住吉
身体能力の高さを活かして磐田の攻撃をはね返してくれた。またより前に出てディフェンスするという新たな姿も見せてくれた。
DF 蓮川
相変わらずの強気なラインコントロールで最終ラインを統率。危険な場面では身体を張って守ってくれた。
DF 山原
いつもに比べると目立たなかった気もするが、カピシャーバを追い越してクロスを入れる場面もあり、無難にプレーしてくれた。
MF 宇野
守備時はボールホルダーに厳しくチェックし攻撃時はポケットへ侵入してラストパスを出すなど、まさにBox to BoxのMFのプレーぶりだった。
MF 矢島
宇野が上下動する中でバランスをとる役割を果たし、地味ながらチームに貢献してくれていた。
MF 中原
ポジショニングの上手さや技術の高さを見せてくれたが、何よりプレースキックの正確さで大いにアピール。これは大きな武器になる。
MF 乾
最初の決定機でシュートを外したのはらしくないと思ったけど、2点目に繋がる自陣からのドリブルでの持ち出しは流石。
FW タンキ
ポストプレーや動き出しで「?」と思うプレーもあったが、2得点は見事。開幕スタメンが見えてきたか?
GK 梅田
もっと長い時間見たかった。活躍する場面がなかったので・・・。
3.まとめ
これで鹿児島キャンプは終了。チームは2日間のオフのあと火曜から三保で開幕に向けた練習を続ける事になります。鹿児島で良い感じのキャンプが出来たようなので、この流れを切らさないよう万全の準備をして欲しいです。
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