2025年のアカデミーのスタッフについて思う事
先週の1/8に2025年の新体制発表記者会見が行われました。それと同タイミングで2025年シーズンのアカデミーの新体制についても発表がなされました。この事について書くのが遅くなってしまったのですが、新体制を見て全く事情を知らないシロートの僕なりに思った事を書き連ねようと思います。
エスパルスの公式HPでリリースされた2025年シーズンのアカデミースタッフの新体制は下記リンクの通りです。
まず目に付いたのが、トランジションコーチという新たな役職がおかれ、昨季までトップチームのコーチだった市川さんがその任に付いた事です。このトランジションコーチについては新体制発表記者会見の中で反町GMがその目的について説明されていました。一言で言えば「トップチームとアカデミーとの融合」との事で、要はトップチームとユースとの交流とか意思疎通を図るために設けられたようです。そういう目的であればアカデミーの1期生でありトップチームの事も良く知っている市川さんが適任だと思いますし、試みとしても面白いなと思います。短期的な結果を求める事はしないでしょうが、これでトップチームとアカデミーとで指導方針の意識合わせを図るとかいった事に繋がればいいなと思います。
次に目についたのがシジマールさんがJr.ユースのGKコーチとしてエスパルスに戻って来られた事。引退されてから柏、神戸、藤枝といったクラブや浜松開誠館高校などのGKコーチを歴任されていたもののエスパとはとんと縁がなかったので、今回復帰して下さったのは素直に嬉しいですね。その性格でJr.ユースを盛り立てて頂くとともに世代別代表に推せるようなGKを育成して欲しいです。
一方で気になったのが、アカデミーヘッドオブコーチングという役職がなくなるとともに平岡さんのお名前が新体制から消えている事です。この役職は2019年に置かれるようになり、最初は森岡さんが就任し、エスパのアカデミーの指導指針をまとめて、実際にそれを基に各コーチに指導してもらいながら内容のブラッシュアップを図っていました。しかし2023年シーズンを以て退任し、後任にはエスパのユースやトップチームの監督を務めた平岡さんが就任されていました。が、今回の体制の名簿からその役職がなくなっています。昨年反町さんがGMに就任されて、ご自分の目でエスパのアカデミーの現状を見て「組織などの見直しが必要」と判断されたのかなと推察は出来るのですが、この手の役職って長期的な視野で成功・失敗を判断すべきだと思うので、5年で無くしてしまっていいのかなという気がしてます。更に平岡さんの名前が新体制から消えているのも気になります。育成部の方に入られたのならいいんですけど。
あと納得し難いのが澤登さんが引き続きユースの監督を務める事。ユース年代は毎年選手が入れ替わるとはいえ、2021年シーズンはプレミアEASTで松木、宇野らを擁した青森山田と最後まで優勝を争ったユースを翌年降格の憂き目にあわせてしまい、その後の2年間もプリンス東海を突破するのに一苦労な状態で昇格プレーオフは2年連続緒戦で完敗という結果となっているのは、澤登ユース監督の責任が大きいと思ってます。まあ磐田のユースのように毎年監督が代わるのもいかがなものかと思いますが、成績やコーチングの内容に則った評価とそれに基付く入れ替えはすべきだと思うのですが。
昨日(1/13)高体連の高校サッカー選手権の決勝が行われましたが、今大会ではベスト4のうち東海大相模を除く3校がU-18プレミアリーグ所属でした。夏のインターハイに至ってはベスト4を昌平、神村学園、帝京長岡、米子北のいずれもプレミア所属が独占しています。まあそれまでは選手権、インターハイとも2チームが入るくらいで今年度いきなり出てきた事象ではあるのですが、昨日の決勝戦のハイレベルな攻防を見ると今後はより高いレベルのリーグに所属したチームがトーナメント戦でも優位に立つのではないかと思います。それを考えるとエスパルスユースも出来るだけ早くプレミアリーグに戻って、全国の強豪とリーグ戦で切磋琢磨する環境にい続けないとダメだと思うのです。プリンス東海のレベルに留まっていては全国レベルの強豪チームから輩出される選手と真っ向勝負できる選手を育成するのは難しくなっていくし、ましてや強いユースを抱えている神戸、広島とも差を付けられる恐れがある。昨日の決勝戦を観てそんな危機感を持ちました。まあ賽は投げられてしまったので澤登監督には引き続き頑張って頂く他ないのですが、そこは不満であり不安でもありますね。今は澤登監督にはこの不安を一掃してくれる事を期待します。
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