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2024年11月 1日 (金)

伊東輝悦選手 引退

 1日遅れの話になりますが、現在沼津に所属している伊東輝悦選手が今季限りで現役を引退する事が発表されました。

 伊東輝悦選手 現役引退のお知らせ(沼津クラブ公式HP)

 ビックリしました。まあ50歳なので致し方ないですが、残念だし寂しいとも感じます。高校時代の「テルドーナ」と呼ばれた頃のFWとしてプレーは見た事はないものの、1993年のJリーグ開幕の年に東海大一からエスパルスに入って、その時からずっと見てきた選手ですから。1~2年目は出場機会が得られませんでしたが宮本監督時代の3年目に頭角を表して44試合に出場。この時期にFWからボランチに転向して(ウィキによると当時の五輪代表監督の西野さんの勧めだったとか)、アルディレスが監督に就任した1996年からはサントスや大榎とボランチでコンビを組んで中盤の軸となり、1999年の2nd Stage優勝に大きく貢献しました。その後も2004年、2005年とあわや降格という時期も、2006年から2010年までの枝村や山本真希、本田らが躍動して上位で戦った時期もエスパルスの中盤を支え続けてくれました。それだけにお別れの仕方が拙かったのはクラブの失態だったと今でも思ってます。その後も甲府、長野、秋田、そして沼津と計5クラブを渡り歩き、リーグ戦560試合に出場したというのは本当に凄いです。確か今季カップ戦で出場していたと記憶しています。またA代表としても27試合に出場してますし、エスパルスのレジェンドである事は勿論、Jリーグ、更には日本サッカー界のレジェンドといっても過言ではないと思います。

 ボランチとしてのプレーを観た回数が圧倒的に多いので、ボランチとしての絶妙なポジショニングとボール奪取力ばかりが印象に残っていて、印象に残るゴールというのが思い浮かばないのが申し訳ないのですが(汗)、時折見せるドリブルのキレは凄かったです。あとゴールではないですが、1999年の2nd Stage優勝を決めた試合で決勝ゴールを決めた安永にパスを出したのがテルだったと記憶してます。それから代表絡みではマイアミの奇跡と言われた決勝ゴールをあげる人が多いでしょうけど、僕はそのアトランタ五輪行きを決めた最終予選準決勝のサウジ戦での2点目のアシストの方が印象に残ってます。サウジ最終ラインのウラで前園からパスを貰って、殆どノールックで左の前園が入ってくるであろうスペースに出したパスは本当に絶妙でした。寡黙でプレーも地味な印象があるのですが時折プレーで物凄い主張をしてくれる選手だったなと思います。今後の事は全く考えてないとの事ですが、彼がサッカーから離れて別の仕事に就くのは想像できないので、たぶん何らかの形でサッカーに関わるのではないかと思います。引退後のご活躍に期待するとともに、まずは心から「お疲れ様でした」とお伝えしたいです。

 とはいえ、所属する沼津が現在4位にいてJ2昇格の可能性があり、ご本人も「それに向けて集中したい」との事なので、まずは沼津をJ2に昇格させるべく残り試合頑張って欲しいです。

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