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2024年4月26日 (金)

初戦敗退(4/24 ルヴァン杯富山戦)

 昨日(4/24)はエスパルスにとってルヴァン杯初戦となる富山戦でした。平日開催は無理なので僕はspooxで観戦したのですが、朝からXに富山遠征中のエスパサポの投稿の多い事、多い事。前社長の左伴さんから呼びかけがあったからか河井が在籍しているかは不明ですが、沢山の方が富山に行かれたみたいで正直「羨ましいな」と思いました。

 試合中は大雨でしかも風が強い時間帯もあったりして大変だったにも関わらずエスパサポの声援が大変多かったのですが、残念ながらPK戦の末に初戦敗退。悔しい結果となりましたが、そんな中でも120分+PK戦の間声援を送り続けた現地のエスパサポの皆様には頭が下がる思いです。

<JリーグYBCルヴァンカップ2回戦 於 富山県総合運動公園>

 エスパルス 0ー0(PK戦 5ー6) カターレ富山

1.エスパルスのスタメン

20240424

 SUB:梅田、川谷、小竹、川本、千葉、森重、安藤

 仙台戦のスタメンを完全休養させ、非常にフレッシュな陣容で富山に乗り込んで来ました。一方で沖は移籍後初出場なのでどんなプレーを見せてくれるのか楽しみでしたし、怪我でずっと離脱していた原テルが復帰したのも嬉しかったですね。

2.富山の印象

 まず戦って見ての富山の印象ですが、非常に粘り強いチームだなと感じました。特に守備は粘り強かったですね。人数をかけてきて要所では身体を張って来て、やりにくいチームでした。昨季堅守を武器にしてJ3の2位を鹿児島と最後まで争ったのも頷けるものでしたし、もう十何年前だと思うのですが選手権で初優勝した富山一高に通じるものがあるなと思いました。確かあの時も準決勝はPK戦でしたし同じように粘り強く戦っていたイメージでしたし。あと上背の高い選手が多かったのもイヤでしたね。いずれにしろ良いチームでした。3回戦ではウチの分も頑張って欲しいです。

3.試合の感想

①試合経過

 エスパは入りからドウグラス タンキと郡司の2トップで臨んでいたと思います。で、ドウグラス タンキにボールを当ててそこを起点に押し上げていくという形を基本とし、前半はその形が機能して試合を優位に進める事が出来ていました。富山もマテウス レイリアにボールが渡った時は少し危険な感じがしましたが決定機と呼べるものはなかったと思います。逆にエスパはドウグラス タンキのヘッドなどいくつか決定機を作りましたが決め切るまでには至りませんでした。

 後半も基本的には同じ流れでエスパがどちらかというとペースを握っていたのですが、時間がたつと前プレの強度が落ちて富山にややペースが行きかけたので、70分にドウグラス タンキと郡司に代えて川本と千葉を投入します。この2人が相手最終ラインを追っかけてくれたのですが、今度は中盤から後ろが疲労のためか連動して上げられなくなって前と後ろが離れてしまい、それにより富山にペースを握られ危ない場面を作られてしまいました。終盤はかなり押し込まれて、何とか延長戦に持ち込んだという印象です。

 後半を何とか無失点で乗り切ったエスパは延長戦に向けた修正により立て直し、富山の方にも疲れが出てきた事もあって、延長を通して優勢に試合を進めていたと思います。ただ決定機がありながら決め切る事が出来ず、逆に富山に2度決定機を作られて、お互い譲らずに0-0で延長戦を終了。PK戦でも8人目までもつれ、沖が相手GKの田川に止められて5-6で敗れてしまいました。

②感想

 富山に内容で負けてたとかいうわけではなく、チームとしてやるべき事はある程度やれていたと思います。PK戦は運の要素が強いと思うので、PK戦で負けたからといって責める気はないです。ただ120分で得点できなかった事、それが全てでした。責めるとしたら120分間で得点できなかった事ですね。

 とはいえ試合出場経験が少なく、また試合で一緒にプレーした時間も少ないでしょうから連係が上手くいかないのもある程度仕方ないと思います。更にこの日の天候が悪かった事も災いしたでしょう。モニターからもはっきりわかるほどの大雨でしたし、風の強い時間帯も結構あったと思います。そんな天候のおかげでピッチは水をかなり含んでいました(水溜まりこそ見当たりませんでしたが)から、ただでさえ初めてプレーするのに更にこの悪条件まで加わって選手達は本当にやりにくかったと思います。後半とか足をとられて滑ってしまう選手が多かったですよね。そうした様々な悪条件が重なってのものなので、あまり選手を責める気にはなれないんですよね。

 とはいえ、カテゴリーが下のチームに負けてしまったのは事実です。まあルヴァン杯が終わって一番困るのは出場給が貰えなくなる選手達なのでそれは自分達が被る事ですが。また後述しますが、個々の選手を見た時に「もっと出来るよね」と感じた選手が散見されたのも事実です。それは選手個々にも自覚があると思うので、今後の練習でしっかり修正して欲しいです。それと普段試合で組んだ事がない選手で構成されたチームで結果が出なかったのは、秋葉監督が公言されている「戦術のうちベース6割は提示するけどあとの4割は自分達で考えてね」というやり方によるところも大きいと思ってます。出てくるメンバーによって戦い方が微妙に異なるのはそれも影響しているかなと。ただこれは秋葉監督が今季もチームを指揮すると決まった時点でわかっていた事なので、今更それを「変えろ!」と言うつもりは毛頭ありません。また昨日の試合後コメントの中で秋葉監督は「結果については全て監督の責任だと思っている」と明言された上で、どうすれば良かったのかをもう一度深く考えると仰っていますので、そこに期待したいです。例えば「コイツとコイツを組ませたらこんな効果があるよな」というのをもっと深く考えて下さったりスタッフ陣と議論して頂くだけで違うんじゃないかと思うので。

4.選手個々の寸評

 この試合では普段出場機会が少ない選手が多く出場したので、ここからは出場した選手個々について寸評なるものwを書こうと思います。とはいえ映像を見たのは1度だけなのでその分イメージのみで書いてしまう事となるのはご容赦下さい。

・GK 沖
 非常に安定したセービングとフィードを見せてくれました。いつリーグ戦に出しても問題ないと思います。PK戦で負けた事を必要以上に背負いこまないで欲しいです。

・右SB 北爪
 攻守とも安定していて右サイドの攻撃を松崎とともに引っ張ってくれました。ただシュートは枠に入れて欲しいです・・・。

・CB 原
 CBとして120分間安定したプレーを見せてくれました。蓮川の怪我が長くかかりそうなので彼が復帰してくれたのは大きいです。

・CB 高木
 こちらも復調ぶりをアピールしてくれました。富山の攻撃陣に上背が高い選手が多かった分負荷が高かったと思いますが、よく耐えてくれたと思います。

・左SB 西澤
 慣れないポジションという事で特に前半は狙われていた感じがありましたが、無難にプレーしてくれたと思います。ただプレースキックの精度はこんなものじゃないですよね。

・ボランチ 白崎
 攻守のバランス取りに腐心しつつ、惜しいシュートを放つなど存在感を見せていました。が、もう少し前への絡みを増やして欲しかったです。

・ボランチ 成岡
 同じく攻守のバランス取りに奔走してくれましたが、もっと前への絡みを増やさないと、と思います。

・右サイドハーフ 松崎
 持ち味のドリブルとシュートで富山にとって脅威であり続けてくれました。フィニッシュを決めてくれれば・・・。

・左サイドハーフ 西原
 結構厳しく来られていた分いつもほど存在感は見せられなかった気がします。ただ何かしてくれそうな雰囲気はありました。

・FW 郡司
 最初はボールに絡めなかったのですが徐々に存在感を見せてくれました。後半の決定機を決めてくれれば・・・。

・FW ドウグラス タンキ
 前プレのスピードが物足りないですが、あの高さ、強さは魅力です。あとはもっとコンディションを上げてくれれば。

・FW 川本(70分から)
 延長戦では武者修行の期間で成長した姿を見せてくれました。ただ交代直後からその姿を見たかった・・・。

・FW 千葉(70分から)
 同じく交代直後は上手く絡めませんでしたが、延長戦では存在感を見せていました。あのシュートは枠に入れて欲しかった・・・。

・左サイドハーフ 安藤(79分から)
 チームの流れが悪い中へ投入されたのはアンラッキーでしたが、そのまま埋没してしまったのは・・・。

・左サイドハーフ 小竹(97分から) 
 トップの試合は約1年ぶりでしたが、改めて能力の高さを見せてくれました。

・右サイドハーフ 川谷(110分から)
 アピールするには時間が少な過ぎました。

5.まとめ

 残念ながらルヴァン杯はこれで終わりとなってしまいました。悔しいですが落ち込んでいるヒマはありません。次はアウェイで岡山と激突します。準備時間がありませんがスタメン組は完全休養出来ましたし、この悔しさを晴らすには絶好の舞台です。出来る限り良い準備をして欲しいと思います。

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