2024 J2戦力分析その2(水戸、栃木、群馬、千葉、横浜FC)
2024年J2戦力分析その2は関東の5チームの紹介です。しかし今季は特に首都圏のチームが2チームになってしまったので、関東在住県外サポにとっては少々辛いところです。
なおこれらの記事を書くにあたってはYoutubeではサッカーキングさんの週刊J2とリョウヘイJチャンネル、雑誌(?)ではエルゴラッソを参考にさせて頂いています。
サッカーキング 週刊J2 移籍まとめ その①~仙台、秋田、山形、いわき、栃木、群馬
サッカーキング 週刊J2 移籍まとめ その②~千葉、横浜FC、甲府、清水、藤枝、岡山、山口
〇水戸ホーリーホック(昨季順位:17位)
監督:濱崎芳巳(2年目)
基本システム:4-4-2
主な在籍選手:GK 春名
DF 楠本、山田、村田、大崎
MF 前田、杉浦、高岸、井上
FW 安藤、寺沼
主な加入:松原(GK 札幌)
飯泉(DF 鳥取)
甲田(MF 名古屋)
落合(MF 柏)
野瀬(MF 北九州)
得能(FW 仙台大)
主な退団:山口(GK 町田)
松田(DF 京都)
タビナス ジェファーソン(DF ブリーラム ユナイテッド)
小原(MF 広島)
武田(MF 浦和)
鵜木(MF 柏)
昨季の清水との対戦成績:2分
昨季「J2の門番」としてエスパの前に大きく立ちはだかった水戸ですが、シーズンとしては17位と不本意な成績に終わりました。今シーズンに向けては中盤に武田などレンタル移籍で加わっていた選手が多く、昨季限りで所属チームに戻っていきました。またウチとの試合でゴール前の壁として立ちはだかった山口が抜けたのも痛いでしょう。ただCB、ボランチ、CFといったセンターラインの主力は健在で、かつ甲田、落合といったJ1経験者がレンタルで加わりました。また昨季特別指定選手としてプレーした得能もいるので、今季も変わらずウチの前に立ちはだかってくるでしょう。ただ今季は勝ちたいですね。
〇栃木SC(昨季順位:19位)
監督:田中 誠(1年目)
基本システム:3-4-2-1
主な在籍選手:GK 川田
DF 平松、大森、福島
MF 佐藤、神戸、石田、福森、大島、宮崎
FW イスマイラ、矢野
主な加入:丹野(GK 岩手)
藤谷(DF 岐阜)
土肥(MF 広島)
奥田(MF 長崎)
南野(FW G大阪)
主な退団:藤田(GK 千葉)
岡崎(DF 秋田)
西谷(MF 金沢)
根本(FW 湘南)
昨季の清水との対戦成績:1勝1分
昨シーズンはなかなか上位争いに入る事が出来ずに19位でフィニッシュ。その責任をとる形で時崎監督が退任し、田中誠さんが監督に就任しました。先週の方ではGKの藤田が抜けたのは大きな痛手ですが、それ以外の主力はほぼ残り、そこへ土肥などの実績のある選手が加入しました。あとは新監督の田中誠さんの腕次第といったところですが、調子に乗られると厄介な気がしますし、もともと粘り強い戦いを信条としてきたチームなので、油断せずに臨みたいところです。
〇ザスパ群馬(昨季順位:11位)
監督:大槻 毅(3年目)
基本システム:4-4-2
主な在籍選手:GK 櫛引
DF 城和、酒井、中塩、川上
MF 風間、天笠、佐藤、杉本
FW 平松、高木
主な加入:大畑(DF 富山)
船橋(DF 長野)
藤村(MF 岩手)
和田(FW 岩手)
高津(FW 町田)
齊藤(FW 清水)
主な退団:畑尾(DF 金沢)
岡本(DF 山形)
川本(FW 清水)
昨季の清水との対戦成績:1敗1分
大槻監督2年目の昨季終盤までプレーオフ争いに絡む大躍進を見せた群馬。その分オフは主力の流出が懸念されましたが、主力で流出したのは畑尾、岡本くらい(川本はウチからの期限付移籍なので致し方なし)で、核となる選手は殆ど残りました。そこへ町田が高津が加入したりJ3から実力者が加入して、非常に充実した布陣となりました。チームとしてのベースも出来上がっているので、少なくともプレーオフには間違いなく絡んでくるでしょう。ウチは昨季は勝てなかったので、警戒しなければならないチームだと思います。
〇ジェフユナイテッド千葉(昨季順位:6位)
監督:小林慶行(2年目)
基本システム:4-2-3-1
主な在籍選手:GK 鈴木椋
DF 鈴木大、佐々木、高橋、日高
MF 田口、小林、田中、ドゥドゥ、風間
FW 小森、呉屋
主な加入:藤田(GK 栃木)
岡庭(DF 大宮)
エドゥアルド(MF 磐田)
横山(MF 藤枝)
林(FW 金沢)
主な退団:新井章(GK 神戸)
新井一(DF 長崎)
見木(MF 東京V)
昨季の清水との対戦成績:1敗1分
小林慶行監督1年目の昨季、前半戦はもたついたものの、夏に入る頃から小林監督の戦術が浸透し、夏に加わったドゥドゥの活躍もあって終盤猛チャージをかけ、最終的に6位に入りました。プレーオフで東京Vに敗れたものの非常に印象に残るチームでした。2024年シーズンに向けた編成作業では、中盤の軸だった見木を東京Vに引き抜かれたものの主力の流出はあとは新井一くらい。一方見木に代わる選手として磐田からエドゥアルド(磐田での登録名はドゥドゥ)を獲得し、更に藤枝から攻撃に変化を付けられる横山を獲得するなど、主力選手をプロテクトしつつピンポイントで効果的な補強を行う事に成功しました。小林監督2年目という事でチームのベースは出来ていますから、ウチにとって間違いなく昇格のライバルとなるでしょう。
〇横浜FC(昨季順位:J1 18位)
監督:四方田修平(3年目)
基本システム:3-4-2-1
主な在籍選手:GK 永井
DF ンドカ ポニフェイス、岩武
MF 井上、ユーリ ララ、三田、山根
FW 小川、カプリー二、伊藤
主な加入:フェリペ メギオラーロ(GK 神戸)
福森(DF 札幌)
杉田(DF 岐阜)
中野(MF 湘南)
櫻川(FW 岡山)
室井(FW 大宮)
森(FW 徳島)
主な退団:ブローダーセン(GK 岡山)
六反(GK 琉球)
吉野(DF 大邱FC)
林(DF 町田)
マテウス モラエス(DF 仙台)
近藤(MF 札幌)
坂本亘(MF 山形)
山下(FW G大阪)
マルセロ ヒアン(FW 鳥栖)
昨季の清水との対戦成績:無し
2022年シーズンにJ2で2位に入り、昨季エスパと入れ替わりでJ1を戦った横浜FCでしたが、残念ながら最下位となり1年でJ2に戻る事となりました。その影響からか今オフではブローダーセン、近藤、坂本亘などの主力が退団しました。しかしながら札幌から福森、湘南から中野といった実力者を補強。特に前線はポスト役の上手い櫻川、徳島の得点源だった森を獲得し、昨季と見劣りしない戦力を揃える事に成功しました。今季3年目の四方田監督は2016年に札幌、2022年に横浜FCを昇格させた実績を持った方。四方田監督が率いたチームにはエスパも対戦するたびに苦しめられました。千葉同様間違いなく昇格争いのライバルとなるチームだと思います。
次回は甲州、静岡、中国地方、そして四国の一部の5クラブについて書きます。
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