2024 J2戦力分析その1(仙台、秋田、山形、いわき)
開幕まで2週間となりました。チームは今日(2/10)が鹿児島でのキャンプの最終日。非常にハードな練習を積んだようですが、クラブが発信する動画を見る限りかなり充実したキャンプになったようです。
で、昨年はJ2で戦うのが久々という事で、クラブ紹介もかねて他の21クラブの戦力分析を記事としてアップしました。それが好評だったかは正直不明なのですが(汗、今年も懲りずに他のクラブの戦力分析記事を書いていきます。よければお付き合い下さい。
なおこれらの記事を書くにあたってはYoutubeではサッカーキングさんの週刊J2とリョウヘイJチャンネル、雑誌(?)ではエルゴラッソを参考にさせて頂いています。
サッカーキング 週刊J2 移籍まとめ その①~仙台、秋田、山形、いわき、栃木、群馬
〇ベガルタ仙台(昨季順位:16位)
監督:森山佳郎(1年目)
基本システム:4-2-3-1
主な在籍選手:GK 林
DF 菅田、小出、真瀬、内田
MF 長澤、鎌田、中島、郷家、遠藤、相良
FW 中山
主な加入:知念(DF 浦和)
高田(DF 秋田)
マテウス モラエス(DF ヴィトーリア)
名願(MF 川崎)
エロン(FW ヴィラ ノヴァ)
西丸(FW 神村学園)
主な退団:蜂須賀(DF 秋田)
福森(DF 今治)
キム テヒョン(MF 蔚山現代)
加藤(MF 山形)
氣田(FW 山形)
梁 勇基(引退)
ホ ヨンジュン(FW 浦項スティーラーズ)
山田(FW C大阪)
昨季の清水との対戦成績:1勝1分
昨季は積極的な補強を行ったもののそれがかみ合わず、最終的に16位という不本意な成績に終わった仙台。その影響からか今オフでは最終ラインからキム テヒョン、蜂須賀、中盤から前では加藤、氣田、ホ ヨンジュンといった主力がチームを離れました。特に長年仙台のサイドを支えた蜂須賀の退団は意外だったのではないでしょうか。CBに昨季横浜FCでプレーしたマテウス モラエス、FWにエランといったブラジル人選手を補強し、川崎から名願をレンタルで獲得したものの若干戦力が落ちた印象は否めません。
が、中盤の核である長澤、鎌田、中島、郷家は残りました。その上監督にU17の代表監督を長年務めた森山さんを招聘しました。森山さんはチーム始動してから厳しい練習で選手達を鍛えているようですし、これがハマると脅威になるのではないかと思います。
〇ブラウブリッツ秋田(昨季順位:13位)
監督:吉田 謙(5年目)
基本システム:4-4-2
主な在籍選手:GK 圍
DF 河野、小柳、才藤
MF 諸岡、藤山、水谷、畑
FW 青木、梶谷
主な加入:蜂須賀(DF 仙台)
岡崎(DF 栃木)
村松(DF 長崎)
喜岡(DF 山形)
栗本(MF 大宮)
小野原(MF 金沢)
小松(FW 松本)
主な退団:飯尾(DF 長崎)
高田(DF 仙台)
阿部(DF 岡山)
斎藤(FW 岡山)
昨季の清水との対戦成績:1敗1分
昨季はその「質実剛健」な戦いに大いに苦しめられた秋田。今シーズンに向けては最終ラインの主力だった飯尾、高田、阿部を引き抜かれましたが、蜂須賀など代役となり得る選手をきっちり獲得。中盤から前はほぼ主力が残り、そこに昨季J3得点王の小松、金沢のボランチ小野原が加わりました。特に小野原は良い選手だなと思っていたので、秋田で相まみえる事になるのは脅威です。昨季と同等あるいはそれ以上のチームを作ってくるのは間違いないでしょう。厳しい戦いになるでしょうが、今季は勝ちたいところですね。
〇モンテディオ山形(昨季順位:5位)
監督:渡邉 晋(2年目)
基本システム:4-3-3
主な在籍選手:GK 後藤雅
DF 西村、熊本、川井
MF 南、高江、小西、後藤優
FW 藤本、イサカ ゼイン、横山
主な加入:安部(DF 徳島)
坂本稀(DF 鳥栖)
松本(MF C大阪)
加藤(MF 仙台)
氣田(MF 仙台)
杉山(MF G大阪)
坂本亘(MF 横浜FC)
有田(FW いわき)
主な退団:野田(DF 柏)
小野(DF 名古屋)
藤田(MF 岡山)
チアゴ アウベス(FW ボタフォゴ)
デラトーレ(FW ミラソル)
宮城(FW 川崎F)
昨季の清水との対戦成績:1勝1敗1分
昨季は何度か連敗しながらも終盤猛追して5位に滑り込み、プレーオフではエスパと緊迫した1戦を行った山形。今季に向けては最終ラインの主力だった野田と小野、前線ではチアゴ アウベス、デラトーレ、宮城が抜けましたが、核となる中盤の南、高江、後藤優は健在。さらに最終ラインには安部と坂本稀、ウィングに氣田、杉山、坂本亘、CFには有田といった実力者を補強し、どのポジションにも2人以上メンバーがいるという充実した布陣となりました。2年目の渡邉監督の下、間違いなく昇格争いに絡んでくると思います。
〇いわきFC(昨季順位:18位)
監督:田村雄三(2年目)
基本システム:4-1-4-1
主な在籍選手:GK 鹿野
DF 速水、石田、山下、嵯峨
MF 下田、山口、谷村、加瀬
FW 有馬
主な加入:生駒(DF 山口)
照山(DF 今治)
パク ジュンヨン(DF 安山グリナーズ)
大森(DF G大阪)
西川(MF C大阪)
大迫(MF C大阪)
棚田(FW 広島)
ブワニカ 啓太(FW 千葉)
主な退団:高木和(GK 千葉)
家泉(DF 札幌)
河村(DF 東京V)
遠藤(DF 新潟)
宮本(MF 新潟)
岩渕(MF 岡山)
永井(MF 東京V)
有田(FW 山形)
昨季の清水との対戦成績:2勝
昨季初めてJ2に参戦し、開始当初は持ち味のアグレッシブな戦いで中位以上に食い込んだものの、次第に壁にぶち当たって残留争いに巻き込まれたものの何とか18位でシーズンを終える事が出来たいわき。一方で個で秀でた選手が多い事が見つかったため、今オフは家泉、宮本、岩渕、有田といったJ3あるいはその前からチームを支えた主力が移籍していき、大掛かりなチーム再編を迫られる事になりました。代わって加入した生駒などの新戦力がいかに早くチームに馴染むかがカギと思われますが、中盤から前は西川、大迫、棚田といった選手をJ1からレンタルで獲得。中でも西川は高校生の頃から将来を嘱望された選手なので、彼がいわきのやり方に馴染めば今までと違ったエッセンスをいわきにもたらしてくれると思うので、警戒が必要ですね。
以上、東北の4チームの紹介でした。次回は関東の5チームを紹介するつもりです。
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