2023年シーズンオフの動き その1
前回の記事では秋葉監督の契約更新について書きましたが、同じ日に3人の選手についてのリリースがありました。今回はその話について書きます。
〇退団
大久保 拓生(GK 契約満了)
井林 章(DF 契約満了)
神谷 優太(MF 契約満了)
大久保、井林、神谷が契約満了により退団する事がリリースされました。ここ数年は契約満了は通達しても発表はしないで、新しいチームが決まったら発表するようにしていたと記憶しているので、シーズン終了後のこんな早い時期に契約満了の選手が発表された事に少々驚いています。まあ3人とも早めに発表してもらった方が良いと判断したのでしょう。
大久保は数日前に昇格プレーオフ決勝でエスパのゴールマウスを守ってくれて、あのような結果になってしまったばかりなので、そのタイミングでこのようなお別れをする事になってしまったのは残念です。おそらくは今季の阿部加入に加え来季猪越が入るので、年齢の関係で押し出されてしまったのだろうと思います。2019年の夏に加入してから4年半所属しましたが、ずっとスタメンだったわけではなく、2020年当初は梅田の方が使われてシーズン途中までは出場できなかったし、2021年に権田が加入してからはずっと影に隠れた存在でした。が、腐らずにトレーニングを続け、そして昇格プレーオフの2試合でアクシデントで欠場した権田に代わってゴールマウスを守り、その実力を存分に見せつけてくれました。来季加入する猪越は大久保や権田の練習における姿勢を見て「ここならGKとして成長出来ると思った」とインタビューで語ってくれているのを見ても、プロのゴールキーパーとしての矜持を常に示し続けてくれた素晴らしい選手だったと思います。まだまだ活躍の場はあると思うので、新天地で頑張って欲しいです。
井林は今季リーグ戦18試合、カップ戦5試合に出場し存在感を示してくれましたが、彼も年齢の面からはじき出されちゃったのかなと推察してます。菊地など後を継げる才能を持つ若手がいますからね。彼は2021年の夏に大怪我をしたノリさんの穴を埋めるために加入して、当初は出場機会を多く得ましたが、ミスもちょこちょこしたために批判される事が多かったと記憶しています。ただ今季は試合数の多いJ2に加えてルヴァン杯も戦わなければならない厳しいスケジュールの中で出場機会を得るようになり、山口戦、いわき戦で得点をあげ、守備面でも安定感のあるプレーを見せて最終ラインを支えてくれました。古巣である東京Vとのアウェー戦で怪我をして、そこからなかなか回復させられなかったのが残念ですしチームとしても痛かったですね。彼もまだ老け込む年ではないですし、そのクレバーな守備を活かせるクラブはあるはずです。新天地での活躍を期待しています。
あと神谷については昨季加入した選手なので「2年契約だったのか」という驚きがありました。その卓越したボールテクニックと視野の広さをかわれて加入当初から活躍してくれました。今季もリーグ戦で22試合に出場して3得点をあげましたが、同じポジションの中山やカルリーニョスと比較して守備面で物足りなさがあって、そのために契約延長オファーまでには至らなかったのかなと推察しています。ただ彼はホントに印象に残るプレーが多いですよね。今季の国立での千葉戦での先制点なんかがそうですし、何といっても昨季のホームのC大阪戦で高橋大悟に出したパスが忘れられないです。殆ど相手ゴールに背を向きかけた体勢からのラストパスでしたからね。そうしたプレーがウチで観られなくなるのは残念ですが、移籍先での活躍を祈っています。
今回発表された契約満了の選手は3人ですが、もう少しいるのではないかと邪推してます。そちらは移籍先が決まってから発表されるのかもしれませんね。しばらくはこうした心がザワザワするニュースが続くでしょうね。
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