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2023年9月 6日 (水)

また足踏み(9/3 徳島戦)

 先週日曜(9/3)はホーム・アイスタ日本平での徳島戦でした。日中の日差しは相変わらず非常に強かったですが、さすがにキックオフ直前には気温が下がって来て、あまり暑さは感じませんでした。

 前日磐田が勝ち点1に留まったため、再び「勝てば2位浮上」のチャンスが訪れましたが、結果はドローでまたも2位に上がるチャンスを逃しました。しかも21節の秋田戦以来の無得点だったため、何とも言えないモヤモヤした気持ちを持って帰る事になってしまいました。

<明治安田生命J2リーグ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 0ー0 徳島ヴォルティス

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 エスパルスのスタメンは以下の通りです。

20230903

 SUB:大久保、北爪、岸本、吉田、宮本、ベンジャミン コロリ、北川

 システムを4-2-3-1に戻し、スタメンに高橋、山原、中山が復帰。トップ下には神谷が起用されました。リザーブではセフンではなくコロリが入りました。練習に姿が見えなかったと聞きますので、何かアクシデントがあったのかもしれません。

 開始早々に相手ボールのスローインをカットしてのカウンターからのカルリーニョスがシュートを放ち、それを皮切りに立ち上がりはエスパが徳島を押し込む展開となり、左へのサイドチェンジから上手いトラップで受けてカットインしたカルリーニョスのシュートなど何度かチャンスを作りました。が、それを凌いだ徳島がリカルド ロドリゲス元監督時代から叩き込まれたビルドアップとポジショニングの上手さを活かしてボールを握るようになりました。エスパとしては立ち上がりのカルリーニョスの決定機のようになるべくボールを前で奪って早く攻めたいという狙いがあったと思います。ただ徳島は左SBのルイズミ ケサダを上げて残り3枚でビルドアップするのに対し、エスパは前2枚のDFからのスタートなのでそもそも数的不利だし、時にはカルリーニョスも前にいってプレスをかけても、後ろの永木、白井がいいタイミングで落ちてきてボールを引き取ってしまうので、エスパとしては前でボールを引っかける事が出来ません。それでも押し込んだ時には神谷がハーフスペースに侵入してのシュートを放つなどチャンスを作れていたのですが、開始から30分までは徳島に55%程度ボールを持たれた分ボールを握る時間がいつもに比べると短いため、その分チャンスの数も少ない状態でした。

 ただ25分頃の飲水タイム明けから、エスパは徳島のボール保持時に中山も前にポジションをとってプレスをかけるようになりました。また白崎、ホナウドも相手の永木、白井にボールが渡った時に早くチェックにいけるようなポジションを取り、更に最終ラインも高くしてきたため、これにより徳島は前へのパスの出し先に困るようになりました。それによってエスパが中盤でボールを奪えるようになり、ボールを握る時間は増えましたが、徳島の4-4のブロックも堅く、特にサンタナへのタテパスを入れるコースは殆どなかったので、チャンスは中山が右深くに侵入してのクロスくらい。結局0-0で前半を折り返しました。

 後半開始早々、カルリーニョスが負傷により交代を余儀なくされたのがまず誤算でしたね。ロッカーを出てピッチを出る時のいつものルーチンのところで痛めたと思うのですが、ここ数試合攻撃をけん引してくれたカルリーニョスの離脱は勝てなかった要因の1つだと思います。ただ代わって入ったコロリも左サイドのホナウドと山原と上手くトライアングルを作ってボールの出し入れからの崩しに貢献してくれていました。またチーム全体としても前半の飲水タイム明けからのやり方を維持しつつ、全体がより前にポジションをとってボールを奪えるようにして、そこから徳島を押し込むようになりました。チャンスも開始早々のCKでサンタナがすらしたボールを高橋が合わせた時とか、同じくCKのこぼれ球からの白崎のミドルとか、山原のクロスのクリアボールを拾っての原のミドルとか惜しいシーンがいくつもありました。中でも54分頃、左に張ったコロリが内へ入れたボールを山原がスルーし、ホナウドがダイレでスルーパスを出して山原が走り込む場面は一番大きなチャンスでした。この時間帯に得点できなかったのが勝てなかった要因の2つ目ですね。

 これに対し徳島は61分、柿谷と浜下を下げて杉本と西野を投入し、システムも3-4-2-1にしてきました。杉本と西野が2シャドウの位置に入って、杉本はボランチ2人とともにボールを引き出して前に供給し、西野は森海渡とともに前に出てタメを作れるようになりました。ここに両サイドも絡んで更に杉本も絡んで前に5人入ってくるので、4バックのエスパは対応出来なくなっていきました。64分には杉本にポケットをとられてのクロスから森海渡に決定的なシュートを撃たれ、権田のスーパーセーブで難を逃れたもののかなりまずい状態でした。結果論ではありますがここの交代で後手を踏んでしまったのが、勝てなかった要因の3つ目でしょう。

 秋葉監督も前述の決定機の直後に北爪と吉田を入れて3-4-2-1にし、それにより徳島の攻勢を緩めさせて再びエスパがボールを握れるようになりましたが、後半開始から60分までの時間帯ほどにはチャンスを作れなくなりました。徳島のリトリート時の形が5-4になった事でこちらが使えるスペースが無くなったのが1つ目の原因でしょうね。さすがに5バックで守られると簡単にはいかないですよね。あとシャドウの位置に入ったのがいつものカルリーニョスではなくコロリだったのも影響したように思います。サンタナとともに前に張りがちになって、カルリーニョスのように流動的に動いてスペースを作る動きが少なかったように思います。コロリは本来サイドの選手ですしね。

 こうした前の動きの少なさを踏まえて飲水タイム明けにサンタナに代えて北川を入れたのだと思いますが、徳島も渡、棚橋といったフレッシュな選手を入れて圧力をかけてきて、その棚橋にポスト直撃のシュートを打たれたりした影響もあって、残り15分はちょっと後ろの方が重たくなってしまって、北川を入れた効果は残念ながら殆どなかったですね。北爪はその狙いを理解していたみたいで、2度ほどカウンターのチャンスを作ってくれましたが、徳島の帰陣も早くて得点には至らず、試合はスコアレスドローに終わりました。

 試合が終わった直後とか帰り道とかは「せっかく2位に上がれるチャンスだったのに!しかもホームなのに!」といった悶々とした思いに包まれていて、なかなか納得できずにいたのですが、この記事を書くにあたって改めて90分見直してみて思ったのは「それほど悪くなかったな」です。確かに最初は徳島のボール回しに対応できなかったし、前述した通り後半の選手交代で後手を踏んだのも反省すべき点です。どちらがゲームプラン通り戦えたかといえば徳島でしょう。ただ前半ボールを握られた時間帯でもチャンスは作れていたし、試合途中からポジションをより前にして圧力をかけて、それにより30分から60分までは徳島を押し込む事が出来ていて良いチャンスも作れていたので、そこまで悲観する必要はないなと感じました。

 あと「相手は16位のチームだぞ」という声もチラホラ聞こえますが、それは失礼というか「まだJ2舐めたままなん?」と思ってしまいます。徳島は開幕前は昇格の有力候補と目されていたし、少しずつ立て直して8月は負け無しでかつ直近2試合は無失点で乗り切ってます。実際戦ってみて、リトリートした時のブロックは堅かったし、ボール保持時のボールの前進のさせ方も上手かったです。そういう相手だった事は考慮すべきだと思いますね。

 勿論ホームでしたから勝たなくてはなりませんでした。その意味では残念ですし、アタッキングサードに入ってからのラストパスやシュートのクオリティはもっと上げなくてはなりません。またボール非保持時にどう相手を嵌めるかとかボールロストした時の所謂ネガトラとかチームとして高めていくべきところは沢山あります。ただこの日は飲水タイム明けから出来るようになった守備の形を開始から出来るようにするとか打開策は出ていると思うので、その他の課題も含めてクリアしていけばいいのではないかと思います。最終的に42試合終わったところで2位以内に入っていればいいので、過度に悲観的にならずかといって楽天的になり過ぎないようにしつつ応援していく気持ちが観ている僕達の側にも必要だなと感じました。

 次はまたホーム・アイスタ日本平での山形戦です。チームカラーとしては徳島と似た感じと見ています。アウェイではなかなか得点できないでいるうちに2失点して敗れてしまいましたが、ホームで同じ過ちを犯す事は許されません。そういう大事な試合にカルリーニョスがサスペンションで出られないのは痛いですが、一方で乾が帰ってきます。次はしっかり勝てるよう最善の準備をして欲しいです。

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