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2023年8月 2日 (水)

我慢比べ(7/29 岡山戦)

 先週土曜(7/29)は約1か月ぶりでホーム・アイスタ日本平へ行って来ました。とにかく異常な暑さで長時間日差しを浴びるのがしんどい状態だったのですが、キックオフ前にはさすがに日差しも弱くなってきて、湿気も殆どなかったので、試合中はあまり暑さを感じませんでした。それと共に思ったのが、確かに国立もカンセキスタも良いスタジアムなのですが、やっぱり専用スタジアムで観るのがいいなぁという点ですね。

 試合の方はタイトルの通りで「我慢比べ」のような試合だったのですが、先制点を守り抜いて3試合ぶりの勝利。これで何だかんだいいながら7月を無敗で終えられたわけで、その意味でも安堵しながら帰りました。

<明治安田生命J2リーグ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 1ー0 ファジアーノ岡山

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 エスパルスのスタメンは以下の通りです。

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 SUB:大久保、井林、岸本、西澤、鈴木唯、オ セフン、北川

 栃木戦の前半で交代した乾は間に合わず、代役には白崎が回ってボランチには宮本が入り、更に北爪も何らかのアクシデントがあったようで、右SBには原が起用されました。

 岡山は失点がリーグで4番目に少ないチームで、長崎戦は3-3-2-2、熊本戦では4-4-2と相手によってシステムを変えて相手の良さを消してくる手強いチームと試合前に思っていましたが、この日は3-4-2-1とまたシステムを変えて臨んできました。特に完全にリトリートする時は5-4-1にしてガチッと真ん中を固めてきたので、攻撃の核を欠いていたエスパは攻めあぐねる事になりました。試合開始から15分くらいはボールをじっくり回しながら中間ポジションに入ってボールを引き出したり、サイドから更にニアゾーンに侵入してCBを釣り出そうとするなど何とか相手のブロックを崩そうとしていましたが、岡山の特に真ん中は堅かったのでクサビを差し込むスペースがなかったですね。結局前半の決定機は2分頃にホナウドがポケットに侵入してからのマイナスのクロスに白崎が合わせた場面と、15分頃(?)にカルリーニョスが真ん中に侵入して、DFがクリアしようとしたボールがカルリーニョスに当たってゴール方向に転がった場面くらいで、なかなか得点出来そうな雰囲気がありませんでした。

 一方岡山の攻撃の軸は1トップの櫻川で、そこにロングフィードか田中、田部井、佐野、末吉といったテクニックに長けた選手達の主にドリブルによってボールを渡すという攻めを仕掛けて来ました。確かに櫻川は能力の高い選手で、特に16分頃のシュートはヒヤッとさせられましたし、田中、佐野のテクニックにも脅威を感じましたが、いかんせんボールを奪う位置がそれほど高くない事と、櫻川をノリさんが厳しく応対してくれたので前述の場面以外はそれほど危ないと思う場面はなく、失点しそうな雰囲気もあまりない感じで、本当に「我慢比べ」という印象でした。

 で、後半ですが、エスパは選手交代はしなかったもののシステムを3-4-2-1に変更してきました。布陣は以下の通りです。

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 狙いとしては恐らくはシステムを岡山と同じにしてミラーゲームの形にして相手を捕まえやすくする事と攻撃により厚みを加えるという2点ではないかと思います。更に攻撃面で前半と変えてきたのが、中山、吉田の両WBに相手のWBのウラをより積極的に突かせる事。開始早々に自陣からの直接FKでの権田のウラへのロングキックに合わせて走り込んであわやというチャンスを作ったのが吉田だったのがその象徴で、ボールを回しつつタイミングを見て中山、吉田をウラに走らせるボールが増えました。それによって相手を下げさせたところで、真ん中もカルリーニョスを中に入れる事で人数を増やし、相手の5-4のブロックを崩していこうという狙いだったと思います。

 その狙いがハマったのが59分の先制点の場面ですね。

 あの場面、その前の交代によりボランチに下がった白崎がコロリにタテパスを入れて、それをコロリがダイレで横にいたカルリーニョスにはたいているわけですが、ここでコロリとカルリーニョスが真ん中の近いところにいたのがまずポイントで、その後カルリーニョスから中山に送ろうとしたボールはいったん弾かれるわけですが、そのボールをカルリーニョスが拾って唯人にいったん預け、唯人がダイレで返しますが、ここでも2人が最終ラインとボランチの間という一番いやらしい場所でパス交換してるんですよね。その後のカルリーニョスの突破とゴールは見事ですが、岡山としたら側にコロリはいるし、唯人もカルリーニョスにボールを返した後動き出してるし、更に中山も絞ってきてカルリーニョスからのスルーパスが受けられそうな場所にいるんですよね。まあ選手達の即興によるところは大きいとは思いますが、後半のシステム変更の狙いがズバリハマった面も大きいと思います。

 その後勢いに乗ったエスパは2度ほど決定機を作りましたが決められず、終盤はより攻撃にシフトしてきた岡山に押し込まれるようになりましたが、ボール非保持時の対応については非常に安定していたと思います。特に目に付いたのがこまめなラインの上げ下げで、相手FWと駆け引きしながら下がらざるを得ない所では下げてましたが、こちらがクリアしたり相手がボールを後ろへ戻したら必ずラインを上げていて、それにより岡山の選手をオフサイドにしていました。この試合、岡山はオフサイドを7度記録していますが、これはここ数試合のエスパの試合での対戦相手の数字ではかなり多い部類です。それだけ最終ラインをなるべく高く保とうという意識が徹底されていたのだろうと思います。前節の失点についてボール非保持時の約束事でまだ詰まりきってない部分があるからだと指摘させて頂きました。恐らくは監督もコーチも選手達も同じ事を考えていて、実際オフ明けのミーティングでは失点時にどうすれば良かったかが話し合われ、練習後に守備陣が集まってのミーティングも行ったと聞きました。そうやってチーム全体で意思統一を図ってそれを90分間やり通したからクリーンシートに出来たのだと思うし、これは大きな収穫だと思います。

 勿論課題はあります。追加点を取るチャンスがありながら取れなかったですし、終盤受けに回ってしまって残り15分で約63%も相手にボールを握られてしまったのも反省点ですね。もう少しボールを握って相手をいなす時間が欲しかったところです。ただこの試合では前節課題として出たボール非保持時の約束事の徹底について前進が見られました。だからこの試合で出た課題もこの後の練習や試合で少しずつクリアしていけばいいし、そうやってチーム力を向上させていく事が今季のミッションをクリアする事に繋がると思います。

 これでリーグ戦の3分の2を消化し、勝ち点46で4位となりました。残り3分の1の最初の試合が3位の東京Vとの対戦です。ここで勝つ事が出来れば東京Vを抜いて3位に立つ事が出来ます。アウェーですし厳しい戦いが予想されますが、何としても勝って欲しいですね。

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