« 辛勝(6/11 熊本戦) | トップページ | モヤモヤしての折り返し(6/25 群馬戦) »

2023年6月20日 (火)

もったいないドロー(6/18 ルヴァン杯浦和戦)

 一昨日(6/18)はホーム・アイスタ日本平での浦和戦でした。グループリーグ突破がかかった大事な試合ではあったのですが、先週少し仕事が忙しくて少々疲れ気味だったので、自宅でネット観戦しました。

 試合は前半先制しながら追い付かれてのドローという事で、ちょっともったいない感じでしたね。まあ今季はJ1昇格が最大かつ最優先のミッションなので、それに専念できる事は悪い事ではないのですが、突破への道が開けかけていた事を考えるとやはり「もったいない」と思ってしまいますね。

<JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 1ー1 浦和レッズ

 エスパルスのスタメンは以下の通りです。

20230618

 SUB:権田、高橋、カルリーニョス ジュニオ、白崎、西澤、チアゴ サンタナ、オ セフン

 前の試合から1週間空いて次の試合も1週間先になるという事で、ベストメンバーに近い布陣も組もうと思えば組めたわけですが、次のリーグ戦から5連戦になる事を意識してか、前の試合から7人代えてきました。

 前半はウチとしてはある程度やりたい事がやれていたんじゃないかなと思います。ボール非保持時は北川、乾の2枚で相手の両CBにけん制をかけ、SBはサイドハーフが見る形。相手がボールを後ろへ戻したら相手をGKも含めて追いかけてビルドアップを自由にさせず、苦し紛れのフィードに追い込んだりミスを誘ったりする事が出来ていました。ボールを後ろへ通されても4-4のコンパクトなブロックを基本にしながら相手を捕まえて自由に攻めさせないという事が出来ていたと思います。最初の決定機こそ浦和に作られてしまいましたけどね。ボール保持時は乾を中心にしつつ成岡、宮本、中山も絡みながらボールを前に運ぶ事が出来ていて、15-30分頃のボール保持率はエスパの方が高かったと思います。特に成岡の動きが良くて、相手数人に囲まれても臆せずボールを上手くさばいていたのが印象的でした。まあ浦和も守備が堅くてなかなか決定機までは作る事が出来ませんでしたが、33分、相手右SBの明本のウラへ抜け出たコロリがボールを持ち出し、カットインして北川へパス。これを北川が見事なシュートを浦和ゴールに突き刺し先制。まさにゴラッソと呼ぶべき見事なゴールで、前半はこのまま1-0で折り返しました。

 後半、当然浦和は開始から前に出てくると思ったし、それに対して何とか開始15分耐えて欲しいと思ったら、後半開始から岸本に代えて高橋、成岡に代えて白崎を入れてきました。アナウンサーの方の話だと井林が左SBに回っての4バックのままとの事でしたが、見返した限りでは最初からコロリを左WBにしての5バックにしてきたのではないかと思います。特にリトリートした時に。これは評価が分かれるところでしょうし、僕も不満です。まず前半良かった成岡を代えてしまったのはもったいないなあと。相手が前かかりに来る中で成岡の守備時の強度に若干不安を感じたからかもしれませんが、せっかくの出場機会だったのでもっとプレーさせてあげて欲しかったです。もう1人後半から入った高橋は、最初試合に入り切れてなかったんじゃないかなと。明本の同点ゴールの時も1人残ってしまっていたし、興梠に引っ張られてスペースを空けてしまう場面もあったので。前半終了後にロッカールームに引き上げる岸本にスタッフの方が声をかけていたのでもしかしたらアクシデントがあったのかもしれませんが、そうでないなら交代のタイミングが悪かった気がしますね。秋葉監督も試合後に反省のコメントを出されていましたが。その後怪我人が出てインターバルがあった時の時間を利用して整理する事で落ち着きを取り戻し、55分以降は互角の攻防に持ち込む事が出来ましたが、浦和のDFも堅くてゴールをこじ開ける事が出来ず、結果的には後半開始時のシステム変更と選手交代による一時的な混乱が災いして引き分けとなってしまいました。

 という事で、結果としては記事タイトル通りのもったいないドローとなってしまいましたが、収穫もありました。前述した成岡のボランチでの落ち着いたプレーぶりは非常に印象に残りましたし、1トップに入った北川が前プレなどの守備で貢献するとともに、ボール保持時でも上手く後ろからボールを引き出したりサイドへ流れてポイントを作ったりとなかなか良い動きを見せてくれたのも良かったと思います。残り15分になってから2トップにセフン、サンタナを入れて乾をボランチに下げ、サイドのカルリーニョス、コロリも加えての前4人を乾がコントロールするという布陣を試す事が出来、ある程度相手に脅威を与える事が出来たのも大きな収穫でしょう。どうしても1点とりたいという場面がこれから出てくるでしょうからね。ルヴァン杯は残念ながら敗退となってしまいましたが、予期せぬ天皇杯初戦敗退を経て、そこから熊本戦、そしてこの試合と少しずつまた良い流れをつかみつつあるのかなと感じます。

 ただ次の群馬戦からリーグ戦5連戦となります。しかも非常にタフな相手ばかりです。最初にアウェイで対戦する群馬はアイスタで煮え湯を飲まされている相手であり、難しい試合になるのは間違いないでしょう。明日(6/21)から練習を再開しますが、最善の準備をして臨んで欲しいです。

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村 

PVアクセスランキング にほんブログ村

|

« 辛勝(6/11 熊本戦) | トップページ | モヤモヤしての折り返し(6/25 群馬戦) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 辛勝(6/11 熊本戦) | トップページ | モヤモヤしての折り返し(6/25 群馬戦) »