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2023年4月20日 (木)

浮き沈みが激しい(4/19 ルヴァン杯川崎戦)

 昨日(4/19)は等々力でルヴァン杯の川崎戦が行われました。ここのところ仕事が忙しくて平日は厳しいので、おとなしくSPOOXで観戦しました。

 まあ派手にやられたなあというのが率直な感想です。スタメンを見て失礼ながら勝てる要素はごくわずかだと思いましたし、開始早々の13分にアンラッキーな形で先制を許した時点で敗戦は覚悟しましたが、まさか数日前の山口戦のスコアと逆のスコアになるとは思いませんでした。本当に浮き沈みの激しいチームですね。

<JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 於 等々力陸上競技場>

 清水エスパルス 0ー6 川崎フロンターレ

 エスパルスのスタメンは以下の通りです。

20230419

 SUB:梅田、太田、矢田、小竹、田中

 試合後に秋葉監督がコメントされた通り、プロの興行として見せるには恥ずかしい試合をしてしまったな、というのが率直な感想です。4-2-3-1(非保持時は4-4-2)のコンパクトなブロックを敷いて出来るだけ前の方でボールを奪おうといういつも通りの戦い方をしようという意思は見てとれましたが、5分頃にいきなり宮代に決定機を作られ、13分にアンラッキーな形から失点。更に3分後にもゴールを決められ、その後はほぼ川崎に押し込まれる展開。何とか0-2で折り返したものの、59分にセットプレーで3失点目を食らい、その後63分の成岡の負傷交代によってボランチ2人がユース組になると相手陣に行く事すら出来なくなり一方的に蹂躙されて3失点を献上。0-6での完敗となってしまいました。この試合に関しては戦術や戦い方で良かった部分や次につながる部分は残念ながら全くなかったと思います。

 唯一教訓としてあげられるのは「前からのプレスがハマらない状態でハイラインを保つのは無謀だ」という点ですね。過去のエスパで高いラインでの戦いを志向したチームとしてゴトビ元監督やクラモフスキー元監督の時代がありますが、この時もプレスがハマった時は強いのですが、ハマらないとウラへのパスを出され放題になって失点を重ねていました。高いラインを保つ事が誤りだとは全く思わないしその方が攻撃的に出来ると思ってますが、やるからにはプレスを機能させる事とセットでないとやられるよというのを改めて確認できた事は良かったと思います。

 という事で、チームについて論評する点は殆どないので、以下、出場した選手の寸評を載せます。

・大久保:危なっかしい場面もあったが、彼がいなければ更に失点していた。
・落合:不慣れな右SBとはいえ、対面の佐々木にチンチンにされていた。
・菊地:最終ラインの中での経験値の高さを発揮できてなかった。
・監物:湘南戦よりはマシだが、まだまだ危なっかしい。
・高木:数少ない戦えていた選手。今後が楽しみ。
・ヘナト:本調子には程遠いとは思うが、その片鱗は見せてくれた。
・成岡:唯一の決定機の起点となるパスを出すなど片鱗も見せたが、守備時の強度が。あと怪我が心配。
・齊藤:決定機に絡んだ以外は消えていた。
・西澤:不慣れなトップもやるなどのエクスキューズはあるが、若手の見本になれてなかった。
・コロリ:あの決定機は決めて欲しかった・・・。
・森重:1トップを張るには実力不足。
・太田:サッカーをさせてもらえてなかった。
・矢田:同上
・小竹:同上
・田中:同上

 以上です。非常に厳しい寸評となってしまいましたが、及第点は大久保と高木とヘナトくらいなので、どうしても厳しくなります。が、こうした失敗を糧に出来るか否かで人の価値は決まってきます。特に新加入組やU-21組の選手達にとっては、この先ステップアップしたいならあのトップレベルの選手達と同等以上のプレーを出来るようにならなければならないし、ユース組にとってもトップに昇格しただけでなく更に上を目指したいならあのレベルの選手達と伍して戦えるようにならないといけないわけです。そうした高いレベルの選手達の当たりや動きを体感出来た事は良い経験ともとれるわけだし、これを奇貨として今後の練習に活かして欲しいと強く思います。

 などと厳しい事ばかり書きましたが、今回秋葉監督がこのようなメンバー編成でルヴァン杯に臨んだ事は致し方ないと思っています。山口戦で2度中断して100分以上余計に拘束された分負荷が高くなって、当初考えていたメンバー編成とは異なるものになったみたいですからね。今季のエスパルスの最大の目標はJ1昇格であり、それを諦めていない以上リーグ戦を優先するのは当然だと思います。もう少し出場したメンバーに頑張って欲しかったとは思うものの、川崎戦より大宮戦を優先した事には全く異存はありません。

 それと嬉しい事が1つだけ。ヘナトが2年ぶりに公式戦出場を果たし約60分出場しました。2021年3月のアウェイでの広島戦を最後に怪我で長期間欠場し、なかなか癒える事なく昨年大手術に踏み切りました。この間の辛さは察するにあまりあるし、だからこそようやく選手として復活する第1歩を踏む事が出来て本当に良かったと思います。まだまだ本調子に程遠いとは思いますし、体力や試合勘を戻すのに1~2か月はかかるのではないかと思います。が、本調子に戻った時、今ウチはホナウド、白崎、宮本の3枚で回してますから、そこへ加わってくれたらこれほど心強い事はありません。焦らせるつもりは毛頭ありませんがその時が楽しみですし、まずはそれに向けた第1歩が踏めた事に心の底から祝福を贈ってあげたいです。

 次はリーグ戦の大宮戦が2日後に控えています。9連戦の最後です。色々な事がありましたが、連戦の最後を笑って終えられるように頑張って欲しいです。

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