« 2022年12月 | トップページ | 2023年2月 »

2023年1月28日 (土)

2022年シーズンオフの動き その14

 昨シーズン終了後から去就が注目されていて、新チーム始動時点でも契約更新を行っていなかった鈴木唯人ですが、昨日(1/27)の未明に移籍先から、そして今日(1/28)の午前中にエスパルスからも正式リリースがありました。

 〇退団

  鈴木 唯人(MF RCストラスブール(フランス)へ期限付移籍)

 既報通り唯人がフランスのRCストラスブールへ移籍する事となりました。6/30までの半年間の期限付移籍となります。唯人はエスパルスに入って3年経過しましたが、その体幹の強さ、ボールキープ能力の巧みさなどで1年目からトップでプレーするようになり、2年目はロティーナ元監督が完全に主力としてプレーさせるようになり、唯人自身もアウェイでの湘南戦の巧みなループシュートなど存在感を見せつけてくれました。そんな選手ですからウチがJ2に降格した状況で他クラブが放っておくわけがなく、様々な噂が流れました。海外からも興味を示すクラブが複数あったようですが、最終的に一番最初にオファーをくれたストラスブールに行く事を決断しました。若干の寂しさはありますが、いずれは海外へ飛び立つ力のある選手だと思っていたので、本人の夢が叶って良かったと思います。

 移籍先のRCストラスブールは1905年創立された非常に歴史のあるクラブです。1部でプレーしていたシーズンが多く、1978-79年シーズンの1度だけ1部リーグで優勝しています。その時のメンバーには日本にも所縁のあるイビチャ オシムやアーセン ヴェンゲルがいました。中でもアーセン ヴェンゲルはこのストラスブールで生まれ、プロデビューもこのストラスブールです。指導者としての最初の仕事もストラスブールで行っていて、1981年から83年までユースチームを指導していたそうです。他にストラスブールに在籍していた選手としては、1994年のJリーグ1st. stageでの広島優勝の立役者となったイワン ハシェックがいますし、後に監督として名を馳せた方としてアルゼンチンのベレスやボカを率いたカルロス ビアンチやフランス代表監督を務めたレイモン ドメネクがいます(尤も後者は悪い意味で名を馳せた感じですけどねw)。

 そんなRCストラスブールですが、昨シーズンは久々に6位と躍進したものの、今シーズンは現時点で降格圏ギリギリの16位と低迷し、昨季チームを躍進させた監督は既に退任しています。後任の監督は5-3-2という現実的なシステムをとっているみたいですが、2トップはアカデミー出身でセビージャなどで活躍したガメイロとセネガル代表のディアロ、中盤にはボスニア ヘルツェゴビナ代表のプルチッチなどの実力者がいて、シーズン途中加入の唯人としてはなかなか入り込むのが難しい状況です。なので最初はそれほど多くない途中出場の機会を使って出来るだけアピールしていかなくてはなりません。エスパにいた時とは比べ物にならない程厳しい環境に自ら入った事となりますが、そんな事は本人は百も承知でしょうし、彼がエスパの時にも見せていたウラ抜けの上手さや体幹の強さは必ず通用すると思うので、是非とも半年後に買い取ってもらえるよう頑張って欲しいと思います。

 さてこれで契約未更新の選手は3人となりました。今のところ何か具体的なオファーがあったという話はなく、3人とも普通にキャンプに参加している事から間違いなく今シーズンまでの契約は残っているものと思われます(もし1月までしか契約がないのなら練習に参加しているはずがない)。欧州では1月末日の駆け込み移籍が結構あるのですが、それがこの3人に及ぶ可能性はあるのか。ドキドキものですね。

(参考)
 RCストラスブール(ウィキペディア)

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村 

PVアクセスランキング にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年1月22日 (日)

2022シーズン振り返り(ゼ リカルド監督に求められる事)

 昨年のシーズン終了後、振り返り記事を2つ書きました。その中で「ゼ リカルド監督体制でのサッカーにも触れないとフェアじゃないから別途書くね」と書いていたのですが、それから2か月間ほったらかしになっていました。どうもすみません。

 既に新チームが練習開始して2週間経過していますが、改めてゼ リカルド監督体制下でのサッカーについて、今季に持ち越しというか解決しなければならない課題を取り上げるという形で振り返り記事を書こうと思います。

 その前に昨年11月に書いた2つの振り返り記事のリンクを貼っておきます。

  2022シーズン振り返り(ゴール期待値から見た分析)
  2022年シーズン振り返り(平岡前監督時代のサッカー)



続きを読む "2022シーズン振り返り(ゼ リカルド監督に求められる事)"

| | コメント (0)

2023年1月 9日 (月)

新チーム始動!

 今日(1/9)、エスパルスの2023年シーズンの初練習が行われました。今日から基本的に練習が公開されるようになったようで、更に今日が祝日だった事もあって、大勢のサポーターが三保グラウンドを訪れたとの事。その数なんと1,200人との事で、グラウンドまでの道が渋滞を起こすまでになっていたようです。練習初日に三保を訪れた皆様、お疲れさまでした。

 これより前の先週金曜(1/6)に新体制発表記者会見が行われました。Youtubeで配信されたので、一通り視聴しました。個人的に注目していた事の1つが山室社長、大熊GMの会見でした。前社長の左伴さんの時は経営面について数字をまじえてかなり具体的に説明されていたようですが、山室社長になってからはそこまではやらなくなったみたいで、今回もそんな感じでした。その分大熊GMによるクラブ全体のフィロソフィーやサッカ
ースタイル、そのための施策の説明に多くの時間が割かれました。そもそも全部説明されたわけではないでしょうし、どちらかというとアバウトな話が多かったように思いましたが、目指すフットボールのスタイルとして挙げた3項目については僕の中では得心がいったというか、広げ過ぎず狭め過ぎずって感じで良い感じじゃないかな、と思いました。このあたりのクラブのフィロソフィーとかスタイルに関する話は昨年降格したあたりからネットでは議論されていた話なので、このブログの中で改めて書けたらいいな、と思っています。


 新しいコーチ陣や選手達については、まず秋葉さんは「掴みはバッチリ」というか、これまでの歴代の監督、コーチと違った感じの方だなと。あと他クラブから加入した3人はいずれも頼もしく感じましたし、一方の新人5人はフレッシュな空気を与えてくれそうだなと思います。中でも落合の肝の据わった感じと、監物、斎藤のアカデミー出身組の「また戻ってこれて嬉しい」という気持ちが表れた感じが印象的でしたね。で、一番聞きたかったまだ契約更新を終えていない4人については、簡単に言えばまだ交渉中との事。これについては決まるまではノーコメントとさせて頂きます。


 何にせよ、また新しいシーズンが迫ってきた、という感じがしてきました。


※ブログランキング参加中です。


にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村 


PVアクセスランキング にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年1月 5日 (木)

2022年シーズンオフの動き その13

 年末休みも終わり、明日(1/6)はエスパルスの新体制発表記者会見が行われます。今日(1/5)はそれに向けて結構な数のリリースがありました。言ってしまうと、まるで夏休み最終日に宿題を片付けるみたいな感じで(汗。

 〇加入

  ディサロ 燦 シルヴァーノ(FW 山形への期限付移籍終了後復帰)
  菊地 脩太(DF 長崎への期限付移籍終了後復帰)
  成岡 輝瑠(MF 山口への期限付移籍終了後復帰)

 〇退団

  安藤 阿雄依(MF 沼津へ育成型期限付移籍)
  西村 恭史(MF 北九州への育成型期限付移籍終了後長野へ期限付移籍)

 まず退団、といってもいずれも期限付移籍という名の武者修行ですが、安藤の沼津への期限付移籍はビックリしました。ユースから昇格した選手をいきなり武者修行に出すとは。ただ今年もサイドハーフは人数が多いので、まずは試合経験を積ませる事を優先したのですかね。同じ静岡のクラブというのもありますし。新監督の中山さんに鍛えてもらって、トップで戦っていけるという自信をつけて欲しいと思います。

 西村については北九州での武者修行を終了して、今年は長野でプレーする事となりました。昨季は27試合出場して1得点と実績を残しましたが、クラブとしては「もう少し修行しておいで」という事でしょうか。長野は昨年J3で8位に終わりましたが、一時期は昇格をうかがう位置にもいたと記憶しています。今年はその長野をJ2に昇格させて、それを置き土産にエスパに復帰するくらいの事をやって欲しいなと思います。

 一方、加入、というかいずれも期限付移籍からの復帰ですが、まずディサロが戻ってきてくれたのはちょっと驚きました。夏に山形に期限付移籍して、17試合に出場して8得点と活躍しましたので、そのまま山形に残るのではないかと思ってましたし、当然山形からそのようなオファーもあったのではないかと思います。ただ、ここはディサロと直接契約しているウチの方が優位ではありますからね。ディサロとしたら山形に残っていればエースとして使ってもらえる可能性が高いにも関わらず、ウチに戻って北川らとスタメン争いしながらエスパのJ1復帰に力を貸す事を選択してくれたのは嬉しいですね。活躍に期待したいと思います。

 菊地は昨夏長崎へ武者修行に出たものの、こちらはわずか2試合の出場という残念な結果となってしまいました。が、元々ユース所属だった一昨年にトップデビューを果たしていて実力は折り紙付きですし、非常にフィードの上手い選手なので、ゼ リカルド監督のやり方にもハマると思います。CBは立田は抜けたもののベテラン3人と大卒即戦力候補2人が揃う激戦区ですが、まずはチーム始動から練習で目一杯アピールして欲しいです。

 成岡も昨夏に山口へ武者修行に出ていて、試合出場こそ7試合に留まりましたが、それにも関わらず3得点をあげ、存在感を見せてくれました。ウチにいた時もルヴァン杯で多くの試合に出て、そのボールキープ能力とパスセンスはリーグ戦組とそん色ない力を見せてくれていたので、山口の武者修行を経てその力がどれだけ磨かれたのかを見るのが楽しみです。ボランチも白崎、ホナウド、竹内が揃う激戦区ですが、遠慮する事なくどんどんアピールして欲しいですね。

 これで昨年ウチに籍を置いていた選手で去就が発表されていないのは4人だけとなりました。出来れば全員残って欲しいですが、どうなるでしょうね。

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村 

PVアクセスランキング にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年1月 1日 (日)

謹賀新年

 明けましておめでとうございます。

 一エスパルスサポとしては、昨年はあとひと踏ん張りが足りなくて、結果として本当に悔しいシーズンとなりました。反省すべき点は多々ありますが、今年この反省点を活かして、まずは1年でのJ1復帰を目指すべく頑張って欲しいですし、スタジアムへ行ったりこのブログで喚いたりしながらチームをサポートしていきたいな、と思います。そのためのチーム編成が大詰めを迎えていて、あともう一息で戦力が整うと思うので、まずはそれが注目ポイントですかね。

 といいつつ、J2は意外と関東での試合が多い(北関東まで含めれば更に)ですし、行った事のないところへ遠征するなどして楽しみたいとも思ってます。勿論1年間限定ですけどね。

 という事で、今シーズンも本ブログをご愛顧頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村 

PVアクセスランキング にほんブログ村

| | コメント (0)

« 2022年12月 | トップページ | 2023年2月 »