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2022年12月 5日 (月)

ユース 高円宮杯プレミアリーグから降格

 今日(12/4)、高円宮杯プレミアリーグの最終節が行われ、エスパルスユースはC大阪U-18に1-4で敗れました。この結果エスパルスユースの最終順位はWESTの11位となり、創設以来守ってきたプレミアリーグの座から陥落しました。試合は見る事が出来てないのでわかりませんが、前半早々に先制しながらすぐ追い付かれ、その後は押され気味となり、後半早い時間に逆転弾を許し、何とか追い付こうとしたものの終盤に突き放されてしまったようです。

 毎年3分の1の選手が入れ替わるので、ずっとチーム力を一定に保ち続けるのは難しいのは理解していますが、今回の結果がもたらす損失は非常に大きいです。全国の二種の強豪チームとリーグ戦を通して切磋琢磨するのと、東海(静岡、愛知、三重、岐阜)のチームとだけ戦うのとでは得られる経験値が失礼ながら違い過ぎます。また一度落ちてからプレミアに復帰するのは大変で、まず東海プリンスで上位にいった上で、各地域のプリンスから勝ち上がったチームとトーナメント方式のプレーオフを勝ち抜かなくてはなりません。恐らくトップチームがJ1に復帰する以上に難易度は高く、静学や磐田U-18も復帰するまで数年かかりました。それを考えると石にかじりついても残らなければいけなかったのですが。

 原因については今季のチームを見たのは2試合しかないので、詳細な原因分析は出来ません。ただ考えられる事を挙げると、二種でトップレベルの得点源だった千葉が卒業した事と、主力にけが人が相次いだ事、プレミア再開前に武漢ウィルス(新型コロナ)禍で選手が複数名罹患し練習さえ出来ない時期があった事、などがあります。が、一番大きいのは、今季から昇格するチームの兼ね合いで初めてWESTで戦う事になったにも関わらず、監督の澤登さん以下スタッフ全員を総取っ替えしてWEST、EAST以前に全く経験値のないスタッフで戦った事じゃないかなと思ってます。監督は代えるにしてもコーチは何人か残すべきだったのではないかと。この点は澤登さんがユースの監督に就任した時の記事で書いた懸念が当たってしまったように思います。

 落ちてしまった事はどうしようもないので、来季どのように立て直していくかを考える必要があります。それを考える上で重要な指針となるのが、アカデミーヘッドオブコーチングの森岡さんが中心となって作成されたアカデミーのプレーイングフィロソフィーおよびコーチングフィロソフィーが今季のユースチームの指導においてちゃんと活かされていたか否かです。活かされていてそれでもダメだったならばフィロソフィーそのものの見直しを図る必要がありますが、フィロソフィーよりも澤登監督個人の嗜好が優先された指導が行われていたのであれば、僕は澤登監督を切るべきだと思います。そこに「レジェンドだから」という忖度があってはなりません。なお僕個人はユースのフィロソフィーの観点から評価する事は出来ませんが、先々週のアイスタでの対名古屋U-18の試合を観た時の印象として「去年の青森山田にアウェーで勝った時のサッカーとは随分違うサッカーをしてるな」というのはあります。

 Jr.ユースも2年連続で高円宮杯全国大会の出場権を逃した、と聞きます。ユースだけでなくアカデミー全体の立て直しが急務ですね。

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