J1残留争いの状況(10/29 17時時点)
先週末のJ1第33節を受けて、いつもの表を更新しました。
まず残留を争ったチーム同士の直接対決となったG大阪vs磐田はG大阪が勝って降格圏を脱出。一方磐田は降格が確定しました。その他では湘南と福岡が勝って勝ち点を伸ばしたため、自動降格の可能性はなくなりました。京都はC大阪と引き分けに終わったため16位に後退しています。
で、エスパルスは勝ち点を積み上げられなかったため、自動降格圏である17位に転落。残り1試合で降格を免れるためには最終戦となるアウェーでの札幌戦の勝利が絶対条件となり、その上でG大阪、京都がつまずくのを待つしかないという非常に厳しい状態に追い込まれました。
今の状況に類似したシチュエーションとして2008年の千葉があります。第33節時点で千葉は自動降格圏の17位。15位の磐田、16位の東京Vとは勝ち点2の差があり、残留のためには最終戦で勝つのが絶対条件で、かつ磐田と東京Vが共につまずかないと降格になるという状況でした。で、最終戦はフクアリでF東と対戦。後半途中まで2点ビハインドと厳しい状況でしたが、74分に1点を返すと一気に勢いを増して3点を返して4-2で大逆転勝利。同時刻に行われた磐田、東京Vがともに敗れたため、千葉が大逆転で残留を果たしました。今季も数字的には似通っているので、同じ事を起こす事は不可能ではないとは思います。
が、エスパのおかれた状況は当時の千葉よりも厳しいと思います。最終戦の会場となる札幌ドームでの2016年以降の成績はわずか1勝でそれ以外は全て負けています。それにチーム状況、というよりメンタル面がかなり厳しい状態です。昨日も書きましたが、ここのところ結果が出ていないですし、何より肝心の磐田戦でまたしても土壇場で追い付かれた事でショックを受け、鹿島戦の特に先制されて以降の戦いを見る限り、そこから切り替えが出来ていないように見えました。昨日(10/31)から練習を再開していますが、どこまでメンタル面を立て直せるか不安です。
だから鹿島戦後の権田のコメントにあるように、札幌戦に合わせてシステムや戦い方を変えるというのは気分を変える意味でもアリだとは思います。札幌は3-4-2-1で来ますから、こちらも5バックにして5レーンを埋める形にしてカウンター中心で戦う、とか。最終的に決めるのは監督なのでどうするかはわかりませんが、何等かの形で気分を変えるとか気持ちを奮い起こさせるとかいったアプローチが必要だと思います。
何にせよ札幌戦で勝ち点3を奪う事が絶対であり、それが叶わなかった時点で終わりです。ある意味わかりやすいシチュエーションになったとは思います。だから選手達も開き直って、「ダメでもともと」という感じでとにかく90分間自分達の力を出し尽くす事だけに集中して欲しいです。
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