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2022年9月20日 (火)

自爆(9/17 福岡戦)

 先週末(9/17)、およそ2年半ぶりに九州へ行き、現地で福岡戦を観戦しました。福岡のホームであるベスト電器スタジアムへ行ったのは11年ぶりです。その時はメイン、バックともサイドスタンドと同じで長椅子でしたが、2019年のラグビーW杯開催に合わせてメインとバックの座席を独立した椅子に変えていたのでゆったり観る事が出来たし、メインスタンドコンコースにはラグビーW杯の際このスタジアムで試合をしたチームのジャージが飾られていました。

 残留争いのライバルとの直接対決という事で最低でも勝ち点1が必要な試合でしたが、よもやの逆転負け。さすがにショックでしたし、ホテル近くで夜食を食べようにももう22時近くという事で店が開いてなかったし(天神近辺に宿泊してたら違ったかもですが)、翌日は非常に強い台風が来るという事で、もともと予約していた飛行機は欠航したため、9時発の新幹線で帰る羽目になるなど、終わってみればあまり良い思い出のない遠征となってしまいました。

<明治安田生命J1リーグ 於 ベスト電器スタジアム>

 清水エスパルス 2ー3 アビスパ福岡

20220917_185924_small

 エスパルスのスタメンは以下の通りです。

20220917

 SUB:大久保、岸本、ヴァウド、松岡、中山、鈴木唯、北川

 まず、あまり本ブログでこのような事を書きたくないのですが、この日主審を務めた西村さんのジャッジ、ゲームコントロールに触れざるを得ません。序盤は結構細かくファウルをとってくれるので「ありがたいかも」と思ったのですが、それにしても吹き過ぎという感じになっていき、と思えば「え、さっきのは吹いたのに?」という見逃しもあって、ジャッジ基準が不明確でした。それによって選手も苛立ってプレーが荒くなっていき、それで倒された選手の治療時間が増えていき、結局アディショナルタイムは前後半ともに7分。ゲームをコントロール出来ていないのはこの事からも明らかでした。何よりも腹が立ったのは後半アディショナルタイムにVARを入れて4分間試合を中断させた事。これにより福岡の選手に一息つかせる事となり、試合のムードが落ち着いてしまいました。しかも判定が変わったわけではないし、この事についてクラブは最低でも意見書を出すべきだと思います。西村さんは経験豊富でジャッジが安定していると認識していただけに残念なレフェリングでした。

 が、勿論この試合で負けたのが西村主審のせいと言うつもりはありません。完全な自爆・自滅によって負けた試合でした。

 前半、先制するまでは悪くありませんでした。福岡は4-4-2というエスパルスと同じフォーメーションをぶつけてきて、2トップが両CBにけん制をかけてSBにつけた所で厳しくいってあわよくばボールを奪うという湘南やその前の柏(特に後半)、京都と同じような守り方をしてきましたが、エスパの方は湘南戦のように前に急ぎ過ぎる事なく、前に付けられなければ後ろに戻して、辛抱強くパスを回しながら相手のスキを窺うという本来の戦いを遂行出来ていました。ボール非保持時においても、ルキアンのポストプレーや金森のドリブルに苦しめられましたが、4-4-2のガッチリしたブロックを高めに保つ事で対応しました。結果として福岡には決定的な形を作らせず、逆にエスパが最初に決定機を作るなど若干エスパ優位で進んでましたし、先制点も、シュートそのものは山原が出したグラウンダーのクロスがそのまま入ったものでしたが、ボール自体は非常に良質のものでしたし、その前の乾、サンタナとの連携も見事でした。ここまでは理想的な展開だったと思います。

 が、そのすぐ後の36分に同点に追い付かれます。まず左サイドで乾がハンドをとられますが、これは乾の足に当たったボールが跳ねて手に当たったものなので、現在のルールからするととらない主審も多いと思います。ですのでこれは不運なのですが、その後のFKをサンタナがクリアして乾が拾って持ち出そうとしたのですが、そこでサンタナにパスを出してカットされたのはベテランらしからぬ大失態です。そこから逆にボールをペナ前に持ち込まれてファウルで止める事となり、その直接FKを決められたので、罰金モノの判断ミスだと思います。で、それ以上に問題なのはこれで選手達が浮足立った事。まだ同点に追い付かれただけなのですから、勢いの出た福岡の攻撃をいなしつつ少しずつ自分達がボールを持つ時間を増やしてペースを戻していけば良かったのに、スタジアムの異様な雰囲気にあてられたのか「早く勝ち越さないと」って感じで妙に攻め急ぎをおこして、それで簡単にボールロストしては福岡のカウンターを食らう事の繰り返し。そしてホナウドへのルキアンのプレスバックからのカウンターからCKとなり、ここで山岸に決められて逆転を許してしまいました。このまま前半を終えてしまうわけですが、全くやらずもがなだった1失点目と、その後のスタジアムの雰囲気を味方につけた福岡の攻撃をいなすどころかまともに受けようとして逆に押し倒されたような2失点目は完全に自滅、というか自爆によるもので、現在のチームの未熟さが思いきり露呈しまったといっていいでしょう。そこが一番の敗因だと思います。

 エスパとしてはハーフタイムで頭を整理して、まず早めに同点に追い付きたかったところですが、その矢先に3失点目を食らったのは痛かったですね。福岡の崩しも見事でしたが、少し攻撃に意識がいってしまったのかウチのセカンドボールへの反応も遅かったです。この後2点差を得た福岡が少しずつプレスの強度を弱めた事もあってエスパがペースを握り、60分にサンタナがPKを決めて1点差とし、その後はエスパが一方的に攻めたのですが決め切る事が出来ず、結局2-3で敗れました。この結果にショックを受けて「もう勝てるところがない・・・」とかメチャクチャ悲観的な事を仰る方が結構おられるのですが、僕はそこまでは思いませんでした。理由は3失点目を食らってからの攻撃面にあります。システムは異なるとはいえ数的優位に立ったにも関わらず攻めあぐねた広島戦よりもはるかに良い攻撃が出来ていました。右は原がハーフスペースにポジションをとってピカチュウと連携しながら攻略し、左は逆にサイドハーフの乾が中に入って山原のスペースを開けて攻め上がりを促し、そうやって両サイドから攻略して空いてきたバイタルに白崎とホナウドが入って最後の崩しに絡むという感じで、非常に分厚い攻めが出来ていました。途中から中山と岸本が入って右は更に活性化されたし、同じく途中から入った唯人がなかなか試合に入れないでいると今度は北川を真ん中に入れるなどゼ リカルド監督も打てる手は打っていました。75分過ぎから福岡がアップアップになっていたのは見てとれたし、デザインしたCKからの中山のシュートもあったし、で、あと少しだったんですよね。まあ負けてしまっては意味がないし、両サイドから何度も良いクロスが上がりながら決められなかったという大きな反省点はあるので、そこは改善していく必要がありますが、少なくとも前節の全く自分達のサッカーが出来なかった試合から、負けたとはいえ堅守の福岡をアップアップさせたところまで回復させた事は手ごたえを持ってもらっていいのではないかと思います。

 この日の福岡戦は非常に大事な試合でした。見ている側もそれは理解している分、負けた時のショックは非常にデカいものだし、つい悲観ムード一色になってしまうのは僕も理解できます。僕自身も主審のジャッジもあって非常に不愉快な結果だし、何より先制してから自らのミスというか未熟さでやらずもがなの2失点を喫し敗れてしまった事は本当に残念です。ただ、では良い材料が全くなかったかといえばそんな事はないというのは前述した通りです。そこは評価してあげるべきでしょう。また今節の結果でかなり下との差が詰まってしまいましたが、それでもまだエスパルスが順位、勝ち点、そして得失点差の面で一番優位な立場にあると思ってます。そうした他チームも含めての残り試合の展望については稿を改めて書きます。

P.S 
 翌日の台風にともなってチームの移動に影響が出ないか心配でしたが、無事帰静できたみたいで、良かったです。

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