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2022年9月13日 (火)

The 6point Match(9/10 湘南戦)

 先週末はホーム・アイスタ日本平での湘南戦でした。当然行くつもりでいたのですが、抜けられない用事が入ってしまったため、仕方なくDAZNで30分遅れくらいでの視聴となりました。

 勝ち点差2しかない残留争いのライバルとの直接対決という事で、厳しい試合になる事は当然予想していました。が、予想以上に厳しく難しい試合でしたね。それでも勝ち点3とれていれば良かったのですが、ほぼラストプレーでウェリントンに決められての痛恨のドロー。何度も書いている事ですが、サッカーの難しさを改めて思い知らされた試合となりました。

<明治安田生命J1リーグ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 1ー1 湘南ベルマーレ

 エスパルスのスタメンは以下の通りです。

20220910

 SUB:大久保、片山、ホナウド、中山、鈴木唯、ベンジャミン コロリ、北川

 ゼ リカルド監督体制になってからでは文句なしのワーストゲームですね。試合展開だけ見れば「勝ち点2を落とした試合」でしょうが、内容も含めてみれば勝ち点1は極めて妥当だと思います。

 まず湘南が非常に良かったです。といいますかウチに対する対策をきっちりたて遂行してきました。特に悩まされたのがエスパがボールを保持している時で、2トップは勿論こちらの両CBに圧力をかけ、ダブルボランチにはアンカーの茨田+インサイドハーフの一方がついて真ん中を通させないようにしてきます。そこでSBにボールを付けるとボールサイドのインサイドハーフがチェックにいく一方で、WBはSBでなく前のサイドハーフをケアしてきて、サイドからボールを運ぶ事も許さない。となると前に蹴るしかありませんが、サンタナに対して相手CBの大野が殆どマンマーク気味についてきてそこに茨田もプレスバックしてきてポストプレーを簡単にさせない。といった感じで、誰が誰につくかの役割を明確にしてこちらのビルドアップを容易にさせないようにしてきました。一方で湘南がボールを保持した時は、2トップはもちろん2人のインサイドハーフもどんどん前に出て、後ろからフォローしてくるWBと連携してポケットを狙ってきて、サイドから崩そうとする狙いが明確に見てとれました。ボールロストした時のトランジションも非常に早く、その上そもそも前に人をかけているので、エスパのボールホルダーがちょっとモタモタすればすぐチェックに来て、ボールを前に出させない守備をしてくる。中2日でコンディションはベストではなかったはずですが、それを感じさせない激しい戦いを仕掛けてきました。

 エスパルスとしてはこうした湘南の激しい戦いを上手くいなす事が出来れば良かったのですが、あいにく相手をいなす狡猾な戦い方は身に付いてなかったという事でしょう。開始12分で、相手のスキを見事についた白崎のヒールでのラストパスからのサンタナの弾丸シュートで先制したのは良かったのですが、その後も湘南の激しい戦いをまともに受けてしまいました。湘南が前に圧力をかけてくる事はわかったいたでしょうから、それをGKやCBのフィードで一気に裏返す狙いを持っていたと思いますが、前に出そうと思っても殆どの味方には人がついていてフィードの出し先がなく、そうこうしているうちに自分についている選手が迫ってくるからアバウトに蹴らざるを得ない、という状態になり、狙っていたビルドアップが出来なくなってしまいました。また相手選手からの圧力だけでなく「この試合は勝たなければならない」というシチュエーションから来るメンタル面からの圧力も影響していたかもしれませんね。ここ数試合は見られなかったミスが散見されました。そんな感じで1点はリードしているけれど思うように攻撃出来ず、40分には阿部に危険なシュートを撃たれるなど思わしくない状況が続いていました。

 そんな状況下で40分過ぎからエスパルスがとった策が「リトリートした時はピカチュウが右WBの位置に下がって5-4-1の布陣をとる」というものでした。相手が4トップ気味になった上にWBも前に上がってくるので、理にかなった対応だと思います。後半も基本は4-4-2にしつつリトリートした時は5-4-1にして相手の攻撃をはね返し、何とか相手を押し返したところでいつもの形からもう1点とるというのを狙ったのだろうと思うのですが、なかなか状況は改善しませんでした。やはり後ろを5枚にしてしまうとどうしても重くなって前へ出ずらくなるし、前述した通り湘南は前に人数をかけてますからボールロストしたら切り替えてこちらのボールホルダーに襲い掛かってくる。そんな状態ですから前半以上に前に出られなくなり、仕方なく後半の飲水タイム以降は完全に5-4-1にして何とか逃げ切ろうとしましたが、さらに湘南の猛攻を浴びるようになり、最後の最後でドローに持ち込まれてしまいました。

 という事で、まずは湘南のエスパルス対策が非常に練られたもので、それをいなす術をチームとしてまだ持っていなかったというのが苦戦の原因の1つ目かなと思います。ただ湘南も決してベストの出来でなかったのは時折簡単なパスでのミスがみられた事から読み取れるかと思います。前述の通り勝ち点差がわずか2点しかない残留争いのライバルとの直接対決という事で、エスパも湘南もどうしても勝たなければならないというプレッシャーがプレーに表れ、それがまさに6point Match、言い方を変えれば「しょっぱい試合」になったのだろうと思います。

 そういったプレッシャーの中でエスパがどのような戦い方をすべきだったのか、ですが、やはりゼ リカルド監督体制になってからチームが志向してきたのは「ボールを相手より長く保持して試合をコントロールするサッカー」だったはず。まずはそれを思い出す事でしょうね。そのためにどういうプレーをすべきだったかは未だに自分の中で整理がついてないのですが、ヒントの1つとして思い出されるのが毎試合毎に公式アプリに出されるThe Realのうち、広島戦のハーフタイムで監督が言った言葉「自分が動かないとボールも動かないよ」です。翻ってこの試合でノリさんがボールの出し所に困ってボールを奪われる場面がありましたが、その時にサンタナ、カルリーニョスらの前の選手は相手を背にした状態でボールを要求しているだけでした。これじゃボールは回らないですよね。むしろ相手がマンマーク気味に来ているならなおの事自分が動けば相手も付いてくるからスペースも出来ますよね。このような7~8月には出来ていたボールを引き出す動きというのを思い出すというのが解決策なんじゃないかなと思います。相手もいる事なので簡単ではないですが、今のエスパルスには立ち返るべきサッカーの形がありますから、まずはそこを思い出す事から始めればいいんじゃないかなと、安直かもしれませんが、考えています。

 なお最後の最後で追い付かれてしまった事を嘆く向きは多いと思います。特に今季は何試合も観てますからね。ただこの試合に関しては特に後半25分間5-4-1で相手の攻撃をはね返すだけになってしまった事を反省すべきだと思います。何故最後に失点してしまったかを考えるのはその後にすべきでしょう。

 今週末はまた6point Matchとなる福岡戦です。また強度の高い相手とアウェーで戦う事になります。気負うなというのは酷かもしれませんが、変に意識し過ぎず自分達のサッカーをやる事に集中して欲しいと思います。それにより結果は出るはずなので。

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