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2022年8月16日 (火)

我慢を強いられながらの勝利(8/14 G大阪戦)

 先週末は台風が関東・東海地方に上陸したため、土曜日の関東で予定されていたJリーグの試合は殆ど中止になりました。一方で翌日の日曜は台風一過の晴天となり、パナスタで行われたG大阪との試合も問題なく開催されました。

 試合開始前の段階でエスパルスが勝ち点24で15位、G大阪が勝ち点22で17位という残留を争うチーム同士の直接対決。ウチとしては負けてしまうと順位でG大阪に追い抜かれてしまうという事で見ていて胃に悪い試合だったわけですが、何とか2-0で勝利してくれてホッとしました。

<明治安田生命J1リーグ 於 パナソニックスタジアム吹田>

 清水エスパルス 2ー0 ガンバ大阪

 エスパルスのスタメンは以下の通りです。

20220814-g

 SUB:大久保、岸本、ホナウド、後藤、神谷、カルリーニョス ジュニオ、ベンジャミン コロリ

 G大阪はここ5試合ほど勝てていないとの事でしたが、なかなかどうして非常に手強いチームでした。また前節の福岡戦が武漢ウィルス(新型コロナ)の影響で中止になった分準備期間が2週間あったという事で、この試合に向けてたっぷり準備してきたみたいで、その対策の前に特に前半は苦戦する事となりました。

 まずG大阪がボールを保持している時は、最終ラインからこちらの両SBのウラへ早めに入れてそこにWBもしくは2シャドウが走り込んでポイントを作る事でこちらの最終ラインを押し下げ、その上で真ん中の1トップ+2シャドウの坂本、食野、石毛の3人にダブルボランチまでがこちらのバイタルエリアに侵入して最終ラインを崩しにかかりました。それに対してエスパは最初にポイントを作られたサイドの方に人がつられてしまう分真ん中はどうしても空きがちになるので後手後手の対応を迫られる事が多かったです。立田とノリさんの両CBの頑張りで何とか対応していましたが、危なかったですね。またゼ リカルド監督体制になってからはトップへクサビが入る時にCBが起点とさせないよう潰しに入るようになってますが、25分過ぎくらいにはそれを坂本が逆手にとってノリさんをかわしてウラへ抜け出す場面もあり、非常に厄介でした。

 一方エスパのボール保持時においても、G大阪は1トップ2シャドウのうちの2人が両CBの前に立ってタテパスを出させないようにし、更に松岡にも残りの1人がマンマーク気味に立って、エスパに有効なビルドアップをさせないようにしてきました。両SBにもWBが付いていたので、権田としたら前に蹴るしかなかったのですが、前線、特にサンタナには三浦がしっかりついて起点にさせないようにしてきて、結果としてボール保持の時間はここ数試合と比べると短くなり、こちらのゲームプラン通りにはさせてもらえませんでした。

 ただ前半のエスパが何も出来なかったかというとそんな事はなく、実際最初の決定機を作ったのはエスパの方でした。G大阪のシステムは3-4-3で、またボールがミドルゾーンにある時はWBはそれほど下がらずに中盤の守備に参加させる感じでした。となるとその分WBの後ろは空く事になります。8分頃の決定機は山原にボールが入った時に対面の小野瀬がチェックに行く一方で3バックの一角の昌子は小野瀬の後ろのスペースに流れた乾のチェックにいった事で空いたスペースにサンタナが入った事で生まれたものでしたし、その後もボールをミドルゾーンへ持ち出す事が出来れば、逆にエスパが両WBのウラを使った攻めでG大阪を脅かす事が出来ていました。前半の最初はその持ち出しのところで苦労していたのですが、飲水タイムでの指示(だと思います)を受けて、ビルドアップの時には白崎も下りてボールを引き出す事が多くなり、それによってビルドアップの部分が少しずつ改善されて、一進一退の展開にもっていく事が出来ました。

 後半も最初の15分は一進一退の展開が続きましたが、60分にG大阪が夏に加入した新戦力の鈴木武蔵とファン アラーノを入れてからの10分間は非常に厳しい時間帯でした。どちらも代わる前の坂本、石毛よりも上背がある分圧を感じたし、ゴール前でのFKやCKも多く、この試合一番の被決定機であるCKからどフリーの鈴木武蔵にボールが渡った場面もこの時間帯でしたからね。一方でエスパがボールを握る時間は殆どなかったので選手も非常にきつかったと思うのですが、結果的にこの時間帯を凌いで飲水タイムに入って一息つけた事がこの試合の分水嶺になりましたね。飲水タイム明けの73分、中盤でのルーズボールを拾って最終ラインに戻してから立田、松岡と繋いだボールを途中出場のカルリーニョスが持ち出して、カルリーニョスからのパスを受けたコロリが角度のないところがゴールを決めて先制。その後攻撃のギアを上げたG大阪に押し込まれましたが、86分、センターラインでの相手の繋ぎのミスを逃さず奪ったサンタナがボールを運び、そこからのクロスをカルリーニョスが冷静に押し込んで2点目をあげて勝負あり。結果的にはG大阪との6ポイントマッチを快勝で飾る事が出来ました。

 G大阪の対エスパ対策の前にかなり苦しめられる事になりました。そんな中で勝てた要因は、1つには苦しめられながらもやられっ放しになる事はなく時には反撃できるだけの形を持てていた事。先制点の場面は飲水タイム明けのこちらのGKから始まっており、イーブンな分相手にスキが出来やすく、そのスキを突けるだけの質の高い攻撃陣を持っていたのが効いたかなと思います。ただもう1つの、そして1番の要因は相手の対策の前に後手後手になりながらも両CBを中心に我慢した事、そして我慢が出来るだけの守備の形が出来てきた事だと思います。この試合はリトリートして守る時間が長かったですが、例えばCBがサイドに釣り出された時に誰がカバーするのか、相手がポケットに入ろうとした時に誰が見るのかがかなり整理されてきたみたいで、動きに迷いが見られませんでした。ゼ リカルド監督が就任してから約2か月半、守備の部分も少しずつ積み上げてきましたが、その積み上げが試合内容に繋がりそれがチームとしての自信に繋がって、それがこの試合でも我慢できる要因になったのかなと思います。個人で見ても90分間身体を張った立田、ノリさんの両CBを筆頭に、CKの際に効果的な飛び出しを見せた権田やバイタルエリアの守備で奮闘した松岡、白崎と、選手それぞれが自分の役割を全うしてくれました。特に出色だったのは立田で、守備時の頑張りは勿論ですが、先制点の起点となった場面が見事でした。片山からボールを受けようとした時点で右から食野がプレスに来ていたのですが、それを待っていたかのように切り返してかわし、次に左から来ていた鈴木武蔵もかわして松岡にパスを出したのには痺れましたね。ここにきて急成長していると思います。またそのパスを受けた松岡がファン アラーノとダワンに前後から挟まれていながらすぐに前を向いてアウトでカルリーニョスにボールを出したのも隠れた好プレーでしたね。

 これでアウェー連戦で連勝。順位も12位に上がりました。まだ16位の神戸とは勝ち点差3しかないので油断は禁物ですが、チームは自信を深めているように見えます。ここで次に対戦するのが3位の柏。今の実力を測るには絶好の相手だと思うので、胸を借りるつもりで戦って、できれば勝ち点をもぎ取って欲しいです。

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