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2022年8月23日 (火)

レッスン(8/20 柏戦)

 週末はホーム・アイスタ日本平での柏戦でした。約3週間ぶりにそれも夏休み真っただ中で行われたという事で、1万4千人もの観衆が訪れました。(その分、帰りは大変でしたが。)

 試合開始早々に先制し、その後も優位に試合を進めながら、後半ネルシーニョ監督の巧みな修正によって盛り返され、それでもあと数分持ちこたえればというところで持ちこたえられずドロー。まあ何とも複雑な心境とはなりましたが、今季上位争いをしている柏を相手にがっぷり四つの見ごたえのある試合をしてくれた事には感謝したいと思ってます。

<明治安田生命J1リーグ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 1ー1 柏レイソル

 エスパルスのスタメンは以下の通りです。

20220820

 SUB:大久保、ホナウド、宮本、後藤、神谷、ベンジャミン コロリ、北川

 前半は完全にエスパルスのペースでした。開始早々にサンタナの落としを受けた乾がドリブルを仕掛けてファウルを受け、それによるFKは壁に当たったものの、その後のCKをサンタナがヘッドで決めて先制。その後も優位に試合を進めました。柏は2トップがこちらのCBの前に立つとともに松岡にもマンマーク気味に付けてきましたが、それに対してエスパは左は山原が低めにポジションをとってからの得意の突破もしくは松岡らのフォローで、右は片山と白崎がポジションを入れ替えて上手に柏のプレスを剥がし、ゴール前では右は片山とピカチュウとの連携、左は乾が主に中に入ってスペースを開け、そこを山原が使う形で崩そうとしました。更に柏に脅威を与えたのが真ん中のサンタナとカルリーニョスの連携でした。サンタナは頑強の身体とそのリーチを活かしたポストプレーは見事だし、それをフォローして前を向いてボールを貰った時のカルリーニョスの重量ドリブルも柏を苦しめました。これにピカチュウが絡んでのタテに早い攻撃はこれまでより更に迫力を増していたと思います。一方、ボール非保持時においては、柏はこちらの両SBのウラを突いてブロックを広げつつ、時折3バックから真ん中にタテパスを差し込んで中央突破も図ってきましたが、エスパはサイドでは辛抱強く対応しつつ上がってきたクロスを真ん中ではね返し、中央突破に対しては両CBとダブルボランチが壁となって突破を許しません。結局前半の柏の危険なシュートは大南の1本くらいで、安定した守備が出来ていたと思います。

 以上のように、前半はエスパルスが優位に試合を進めましたが、それだけに追加点をとれなかった事が後に響く事になってしまいました。エスパの決定機は少なくともピカチュウに2本あったし、終了間際にはCKから片山がドフリーでヘッドを放ちましたが、ボールはいずれもわずかに枠を外してしまいました。この時点でイヤな予感がしていたのは確かですし、策士のネルシーニョが黙っているはずがありませんでした。

 後半、柏は開始から3枚替えを敢行。システムも4-4-2にしてこちらのシステムと合わせる事で、守備時のマークを明確にしてきました。これによりビルドアップ時に前半のように相手を剥がせなくなったエスパはボールを前に運ぶのが難しくなり、試合は互角もしくは柏ペースとなりました。柏はデザインされたCKからのドッジのダイレクトボレーを皮切りに計4回の決定機を作り、うち3回が枠内シュートでしたが、いずれも権田のファインセーブによりゴールを奪えず。一方のエスパはサンタナが前半以上に厳しいマークを受けましたが、それでもやられっ放しというわけではなく、柏陣に攻め込んだ時にはCKからのサンタナのヘッドや、山原の突破してのシュートなどの決定機を作りましたが、こちらも得点はならず。こうして試合は1-0のままアディショナルタイムに入りましたが、90+4分、川口の突破してのクロスから武藤がヘッドで合わせて同点。試合は1-1のドローに終わりました。

 繰り返しになりますが、優位に進めていた前半のうちにもう1点とれていれば、勝てた可能性は高かったと思います。ただそれとともに反省しないといけないのが、試合の終わらせ方ですよね。後半、柏はボールを握る時間を増やして攻勢をかけていましたし、それに対してエスパは終盤どうしても全体が下がり気味になってしまっていました。が、80分過ぎからは流石の柏も攻め疲れを起こしていて、それほど危ない場面は作られてなかったんですよね。81分頃のCKが後藤に当たってわずかに枠を外れた時くらいでしょ。それだけに失点時の対応が悔やまれるんですよね。確かに川口にサイドの奥に入られて慌ててしまったコロリの気持ちもわからなくはないですが、だからといってスライディングに行って止められなかったのは失態です。あれでエスパの選手がボールウォッチャーになって武藤を離してしまいましたよね。あそこは滑るのではなく狙ったクロスを上げさせないよう寄せるだけで良かったと思います。それと前述の通り柏は攻め疲れを起こしているように見えたので、こちらがボールを握る時間を増やす事も可能だったと思うんですよね。前半と同じようなペースでボールを前に運ぶだけでなく、時には後ろにボールを下げて、柏がプレスをかけてきたらそのウラへパスを出すとか。その意味で、失点の直前に真ん中でボールを受けた後に2人の相手選手の間を強引に突破しようとしてロストしてしまったホナウドのプレーも判断ミスだと思います。

 という事で、手痛いドローとなってしまいました。4月頃同じようにアディショナルタイムで同点に追い付かれたG大阪戦を思い出す人も多いと思います。が、あの時と違うのは、どう守り抜くかの大枠は定まっていて、後はちょっとしたディテールの部分をどうするかというところが不足していたという点です。これから更に強くなっていくためにはまだまだ詰めなければいけないディテールの部分が残っているという気付きをこの試合では与えてくれたと言えるわけで、その意味では良いレッスンになったと思います。

 これで勝ち点は28。暫定ではありますが11位に上がりました。ここ4試合で勝ち点8を積み上げる事が出来て目の前の景色も変わってきましたが、次の京都戦も後ろを僅差で追いかけてきているので、ここで負ける事は許されません。京都は日程の関係で2週間空いており、その間にチョウ監督がどのような秘策を練ってくるか不安ではありますが、その秘策をねじ伏せるだけの力を今のエスパは持っていると思います。週末に向けて万全の準備をして欲しいですね。

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