ゼ リカルド監督の記者会見を見て
先週、ゼ リカルド監督のエスパルスの監督就任が発表されてから、1週間ほど経過しました。トップチームは先週水曜から練習を再開しましたが、さすがにこの日に合流というわけにはいかず、篠田コーチが練習の指揮をとっていました。が、土曜(6/11)の深夜に他のコーチ陣とともに来日し、日曜(6/12)に行われた磐田とのトレーニングマッチ直前にチームに合流。そして昨日(6/14)から本格的にチームの指導を開始しました。就任記者会見も昨日行われたのですが、断片的な記事しかなくて、どういうサッカーを志向するのかは殆どわかりませんでした。ただ今日ようやくクラブの公式Youtubeチャンネルで記者会見の様子が配信されました。
2022.6.14 ゼ リカルド新監督就任会見(クラブ公式Youtubeチャンネル)
当然ながら監督の言葉だけでどんなサッカーを志向するのかはわかりません。ただ「組織」と「攻守のバランス」の言葉をよく使っておられました。一方で繰り返し仰っていたのは「まずは自信を取り戻す事が大事」という点。これに関しては同意で、平岡前監督の時に結果が出なくなったのはなかなか結果が出なかった事で自信を失って悪循環に陥ってしまった事が大きいですから。その意味では今のチームの状況をよく理解して下さっているなと思いました。まずは少しずつでも結果を出していく事で自信を取り戻させることを優先させ、そのためにこれまでやってきたサッカーで足りなかった細かい部分の修正から始めていくのではないかという事が監督の言葉から読み取れました。ですのでゼ リカルド監督の目指すサッカーが見えてくるのはかなり後になるでしょうね。シーズン途中での監督就任の場合はそれが常道でもありますし。
まずは今週末の福岡戦に向けてどのような修正を行っていくのか。時間が限られているので大変ですが、楽しみですね。
一方でクラブに注文したい事を1点。強化責任者が表に出る良い機会だったのですから、「何故平岡監督を更迭したのか」「何故ゼ リカルド監督を招聘したのか」「クラブが目指すサッカーはどのようなもので、そこにゼ リカルド監督の招聘がどのような意味を持つのか」といった点について大熊GMから発信して頂きたかったです。僕個人は平岡監督更迭は致し方ないと思っていますが、ブラジルから監督を招聘すると聞いて「ん?」と思ったのも事実です。まあこれは僕の好みですが。記者会見でのゼ リカルド監督の話から監督が志向するサッカーが「ボールを保持してゲームを支配するもの」である事がある程度理解できたし、それであればクラモフスキー元監督から続いていたエスパルスが目指すサッカーの形と大きくズレてはいないのでそこはホッとしましたが、やはり直接大熊GM自身からお聞きしたかったとも思います。まあシーズン途中ではあるので、シーズン終了後にシーズンの総括の形で改めて発信して頂ければと思います。
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