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2022年4月14日 (木)

惨敗(4/13 ルヴァン杯徳島戦)

 昨日(4/13)はアウェーでの徳島戦でした。平日にも関わらず多くのエスパサポが現地観戦されたようです。お疲れ様でした。

 僕は用事のためリアルタイム観戦も出来なかったので、情報を一切遮断して夜に録画を観戦しました。が、目にしたのはあのような惨敗劇。あれなら情報遮断せずにおいた方が精神衛生上良かったですね。今朝とか身体は重いし機嫌は悪いし、で、最悪でした。

<JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 於 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム>

 清水エスパルス 1ー4 徳島ヴォルティス

 エスパルスのスタメンは以下の通りです。

20220413

 SUB:永井、菊地、中山、滝、川谷、カルリーニョス ジュニオ、栗原

 試合開始直後は徳島が持ち味のパス回しの上手さでボールを握りますが、エスパもボールを奪ってからの素早い攻めで対応し、次第にエスパペースとなります。ただエスパもなかなか決定機まで作れないでいると、39分、エスパの前プレをかわした徳島がエスパから見ての右サイドのウラへボールを入れ、これをつないで左サイドからグラウンダーのクロス。これをファーサイドで杉森が合わせて徳島が先制。これで流れを引き寄せた徳島が1点リードで前半を折り返しました。

 後半、早めに同点にすべく積極的にプレスをかけるエスパでしたが、47分、こちらの左サイドのウラへ抜け出されてシュートを撃たれ、そのこぼれ球に玄が反応して徳島が2点目。更に52分、徳島が自陣に押し込まれたところでボールを奪ってカウンターを仕掛け、最後は杉森が決めて3点目と後半早々に試合の流れを決めてしまいます。今季初出場のカルリーニョス ジュニオを投入するなど何とか1点返そうとするエスパでしたが、逆に72分、いったんエスパがクリアしたボールを徳島がダイレでタテパスを入れた事で再度裏返され、最後は途中出場の児玉に決められて4点目。エスパは90分にプロ入り初出場の川谷から栗原がプロ入り初ゴールを決めて1点を返すのが精一杯で、1-4で敗れました。

 失点するまではそれほど悪い内容ではありませんでしたし、徳島の方もここ5試合得点を奪えていないと聞いていて、試合を見ても苦労しているのが伝わってきました。が、先制される頃から今季のウチの特に守備において抱えている問題点、というか欠陥が一気に噴き出して大量失点に繋がってしまいました。

 それは1つは前線の選手が相手最終ラインにプレスをかける時の後ろの選手達のポジショニング。もう1つはCBがサイドに釣りだされた時誰がカバーリングに行くか、です。

 1失点目がその典型です。前線の選手がプレスにいってボールを奪いかけるのですがかわされてこちらの右サイドにいた選手にボールが出て、それに合わせて杉森が右サイドのウラへ走り込み、岸本がカットできずに杉森に渡ってしまいます。で、問題なのはその時の最終ラインの高さ。ハーフウェイラインより遥かに後ろなんですよ。で、CBの立田が釣りだされたので松岡がそのカバーに入ったのですが、そのためバイタルエリアはガラガラ。竹内と戻ってきた神谷でチェックにいきますがかわされて逆サイドに振られ、こちらの左サイドからの斜めのクロスを入れられて失点。組織の「そ」の字もない酷い崩され方でした。

 まず前からプレスをかけるのはサイドに追い込んでそこで取り切るためだと思うのですが、狙い通りにサイドへ追い込んだはずなのに岸本がそこで後手を踏んで背中を取られてしまったのがまず問題。さらにこの時最終ラインをもう少し高く保っていればオフサイドをとれたのにめちゃくちゃ低い上に4人が前に出ているから残ったボランチ2人と最終ラインの計6人(1失点目の時は岸本が背中を取られてたので5人)で広大なスペースをカバーしなければならないわけです。更に立田がサイドに釣られた分松岡が立田のポジションに入るからバイタルエリアを守るのは竹内1人。これで守れるわけないですよ。

 2、3失点目はいずれもカウンターからですが、この時も最終ラインが低過ぎです。おまけに相手の西野から藤尾へのパスに対して井林が前にチャレンジに行くのですが立田の位置はそのまま。結果井林のチェックは間に合わず藤尾から西野へパスが出されて広大なスペースを立田と岸本でカバーしなくてはならなくなった。ライン設定に加えて井林と立田の連携がダメダメです。更に3失点目、自陣でボールを奪った徳島がハーフウェイラインにいた渡井にボールを渡し、この時松岡、竹内が2人ともチェックに行ってかわされるのがまず問題なんですが、この時も最終ラインが低過ぎです。あんなに最終ラインが自らを晒す真似をしたらダメでしょ。

 まとめるとこの試合で露わになった守備時の問題点は

 ・前からのプレスを狙いを持って行えているか
 ・中盤が最終ラインに吸収される(CBの穴を中盤がカバーしなければならないため)
 ・最終ラインのライン設定の低さ

になります。この問題点はシーズン開始当初から現れていて、本ブログでも何回か指摘していました。で、試合を重ねるごとに少しずつ解消されてきたと思っていたのですが、どうもこれはこれまで試合に多く出場してきたメンバーが意識してやっていただけなんじゃないかという不安がこの試合を見て一気に出てしまったわけです。平岡監督はよく「ゲームモデル」という言葉を使いますが、この「ゲームモデル」に上記3点に関する点は入っていないのではないかと。だとすると事は深刻です。もし選手間だけで決めた約束事で乗り切っていたとして、仮に数試合を乗り切れたとしても、いつも同じメンバーで戦えるとは限らないわけですから。さすがにこれは悪い方に考え過ぎかもしれませんし、考え過ぎである事を祈りたいです。が、ここ2週の間欧州CLやイングランドプレミアリーグの試合をいくつか見ましたが、どのチームもゾーンをコンパクトにして守っているわけですよ。まあリバプールは極端にしても、スペインのビジャレアルもゾーンを思いきりコンパクトにして攻撃力抜群のバイエルンの攻撃を凌ぎ切って準決勝に勝ち進んでいるのです。それに比べると昨日のエスパルスの最終ラインと中盤ラインとの間は空き過ぎで、あれではどうぞ中間ポジションに入って下さいと誘っているようなものですよ。いくら怪我人が多くて戦術を落とし込む時間が足りなかったといっても、一番肝心なところが徹底できず放置されているのは大問題です。4月いっぱいこうした守備の欠陥が解消される気配がなければ、申し訳ないですが平岡監督を切る選択をせざるを得ないんじゃないかと思います。

 などと戦術面の批判ばかりしましたが、選手も問題です。この日出場した選手達は出場機会に恵まれなかった選手や怪我が癒えた事をアピールしたい選手ばかりだったはず。なのにあの体たらくはないですよ。特に井林、立田、岸本、高橋、滝は当分プレーを見たくないと思うほど失望しました。猛省を猛省を促したいです。

 休む間もなく試合は続きます。次はアウェーでの鳥栖戦。徳島と同じくポジショナルプレーをベースにしたサッカーを志向するチームです。徳島戦と同じようなサッカーをすればポジション取りで後手を踏んで惨敗する恐れが十分あります。そうならないようにしっかりと準備をして臨んで欲しいと思います。

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コメント

チームとしてコンパクトに戦えてるかと言うとそうではなく。主様の海外サッカーの例えがわかりやすいと思います。
自分は海外だとリバプールサポなんてリバプール中心にプレミアサッカーをよくみますけど、まぁ主様の言う通りで。数年前にリバプール対ニューキャッスルでニューキャッスルの最終ラインがハーフラインあたりで異常なまでの前から最終ラインがコンパクトにしてて、リバプールがめちゃくちゃ苦労してた試合がありました。
今の清水は、結局取り所がわからないんですよね。プレス自体はかかってはいるが全体的に間伸びしているから、プレスが緩い訳ではないけど繋がけると。広い範囲でプレスをかけるから、緩くも見えるし、パスも繋がれる訳だと思ってます

投稿: はすき | 2022年4月16日 (土) 00時13分

はすきさん、コメントありがとうございます。

リバプールも凄いですよね。先日のシティ戦で戸田さんが
「スーパーハイライン」と仰ってましたが、まさにその
通りで、最終ラインがハーフウェイライン付近まで
上がるのを見て「これくらいしないとダメだよな」と
思いました。あの試合はリバプールに対抗して両サイドの
ウラを狙っていったシティも凄かったですが。

海外じゃなくても横浜FMも最終ラインを高くしてます
からね。プレスをかわされてもすぐ対応できるように
ブロックを狭くするのは当然だと思うので、それに比べると
エスパのライン設定は本当に物足りないです。

投稿: YANA | 2022年4月16日 (土) 06時41分

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