真っ向勝負して完敗(3/6 横浜FM戦)
日曜(3/6)のアウェーでの横浜FM戦、もちろん日産スタジアムまで観に行きました。やはり優勝候補の壁は厚いなぁという試合でしたね。
で、記事のアップが遅れてすみません。別に敗戦のショックで寝込んでいたわけではないです(汗)。負け試合は見直す気になれないので、この試合も月曜の仕事が終わってから書こうと思っていたのですが、ふと見かけた横浜FMサポさんのブログに「後半はやりにくかった」という記述があり、それなら一回見直してから書こうかなと考えたものの、なかなか時間がとれずに今日に至った次第です。ようやく見直して、確かに後半は若干相手を苦しめたところもあったので、それもふまえて書きます。
<明治安田生命J1リーグ 於 日産スタジアム>
清水エスパルス 0ー2 横浜F・マリノス
エスパルスのスタメンは以下の通りです。
SUB:大久保、井林、山原、宮本、滝、高橋、岸本
まあ完敗ですね。チームの完成度が違い過ぎました。まあ当然といえば当然です。2018年から現在のゲームモデルに基付いたサッカーに取り組んできた横浜FMに対して、ウチはチームのスクラップ&ビルドを繰り返している状態で、今季平岡監督が授けたゲームモデルに基付くサッカーに取り組み始めて2カ月たってませんからね。とにかくこの日のようにレギュラークラスが半分程度いなくてもまさに横浜FMのサッカーを出来る熟練度の高さは見事です。
ただそんな横浜FM相手でもリトリートした状態での守備に関しては対応出来ていたんですよね。前半先制を許すまでで二度決定機を作られましたが、1つ目はいったんボールを奪った後ですぐ取り返されてのミドル、2つ目は最終ラインでの繋ぎのミスからで、相手の攻撃のスピードをある程度消した状態での守備は粘り強く対応出来ていました。それだけに先制点の場面が悔やまれます。あの場面はセットプレーをはね返した後のこぼれ球を拾われて最後に小池龍太にゴラッソを決められたわけですが、こちらの左のポケットに入ろうとした選手に2人も釣られてしまい、結果として中盤が最終ラインに完全に吸収されてしまいました。あれは釣られてしまったコロリと竹内のミスだと思います。この失点でメンタルがガクッと落ちて、つまらないミスを頻発して決定機を2度ほど作られ、43分に立田のミスから2失点目を食らってしまいました。ただ立田だけを責める気にはなれません。最終ラインからのビルドアップについてはCBからSBに付けた時にボランチが寄ってきてSBがダイレでボランチに渡す等のパターンはあるようなのですが、前節の磐田戦でも前半は結構相手のプレスに対してバタバタしていたようにまだまだ精度が低い状態でした。そんな状態で横浜FMの強度の高いプレスを受けたらこういう場面は出てきますよね。この失点に関してはチームとして最終ラインからのビルドアップの精度を練習と実戦を通して上げていくしかないと思います。
そんな感じで殆どいいところなしの試合と思っていたのですが、見返してみると後半は決定機こそ4~5回作られましたが、記憶していたよりはやれていたなと感じました。変えたところは、メンバーに関してはコロリに代えて岸本をトップに入れ、やり方としては相手最終ラインのウラを狙う場面が明らかに増えました。前半は足元のパスばかりだから横浜FM守備陣にパスコースを消され、仕方なく戻す事の繰り返しでしたが、後半は最終ラインがボールを持った時、もしくは中盤にボールが入った時に、トップの岸本や両サイドハーフがウラ抜けの動き出しをしてボールを引き出して、それにより横浜FMの最終ラインを少しずつ少しずつ下げさせていました。まあ決定機は後半半ば過ぎの相手の足が止まり出した時間帯の2~3回だけでしたけど、それでも意図を持って粘り強く戦う事で少しずつ狙っていた形を作る事が出来たのは評価して良いと思います。まあ願わくば前半からこの戦いが見たかったですけどね。恐らく当初のゲームプランもそうだったでしょうから。ただそれを試合開始から横浜FM相手にやれるほどのチームとしての自信はまだ備わってなかったという事でしょうね。
負けてしまったのは残念です。が、完成度の高い横浜FM相手に守備的に戦うのではなくむしろ真っ向勝負でぶつかった事については評価しています。この試合で感じたチームとして足りないところを練習を通して少しずつ潰していってこの後の戦いにつなげていって欲しいし、まずは直近のC大阪戦でこの悔しさを晴らすような戦いをして欲しいと思います。
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コメント
個人的にビルドアップの形が凄く気になりました。立田のミスは咎めるミスではありますが、あれだけ後ろからのビルドアップうまくいってないのに前半のうちに修正出来なかったか?と思いました。マリノスはしっかり狙いを持ってプレスにきてました。ほぼ同数でビルドアップで前に繋げるだけの力はまだないですから、竹内なりが2CBの間に落ちるとかやり方はあったと。
投稿: はすき | 2022年3月10日 (木) 22時11分