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2022年3月27日 (日)

雨中での貴重な勝利(3/26 ルヴァン杯広島戦)

 昨日(3/26)はルヴァン杯グループステージの広島戦でした。僕は用事があったため録画での観戦でしたが、雨にもかかわらず多くのエスパサポの方が訪れました。現地観戦の皆様、お疲れ様でした。

 試合は前半の2点を守り切ったエスパの勝利。3月に入ってからどこかモヤモヤした試合が続いていましたが、何とか勝てた事でホッとしました。

<JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 於 エディオンスタジアム広島>

 清水エスパルス 2ー1 サンフレッチェ広島

 エスパルスのスタメンは以下の通りです。

4

 SUB:永井、鈴木義、宮本、岸本、中山、高橋、千葉

 試合開始直後からホームの広島が勢いよく攻め込み、ジュニオール サントス、野津田が立て続けに決定的なシュートを打ちます。これをGKの大久保が2本ともビッグセーブで凌ぐと、20分、白崎のタテパスを受けたコロリが反転してシュート。これが相手DFに当たってゴールに吸い込まれ、エスパが先制します。これでペースを五分にしたエスパは38分、相手陣でのセットプレーのこぼれ球を原が流し込んで2点目。2-0でエスパが前半を折り返しました。

 後半も広島がボールを握りエスパがそれを撥ね返してカウンターを狙う展開が続きましたが、63分、CKから住吉がヘッドで合わせ、それが白崎に当たってゴールに吸い込まれ、広島が1点を返します。これで勢いを得た広島がエスパを押し込み、何度か決定機を作りますが、エスパも大久保を中心に粘り強く守ってゴールを許さず、エスパルスが2-1でルヴァン杯グループステージ初勝利をあげました。

 何とか勝ちはしましたが、苦しい試合でした。今季の広島はスキッベ新監督の下で攻守によりアグレッシブな戦いを志向していて、その積極的な攻撃の前にかなり押し込まれてしまいました。ウチが4-4-2なのに対し3-4-2-1のシステムで攻撃時はWBが両サイドの高い位置に開いてくるので、どうしてもサイドハーフがWBに引っ張られて中盤が手薄になってセンターFWと2シャドウへのパスコースを消しきれず、危険なタテパスを結構通されていました。特に危なかったのは開始早々のジュニオール サントスにタテパスが入りそこで前を向かれてシュートを打たれた場面。浮いたところに立たれたので難しくはあったのですが、あそこは両CBの対応が甘かったなと。次第に相手のパス回しにアジャストして撥ね返せるようになりましたけど、後半広島に1点返されてからは一時的に相手の勢いをかわし切れなくなって浅野、永井と2度決定機を作られてしまったし、この日スタメンの大久保のビッグセーブがなければ負けていたでしょうね。

 ただこの試合の勝利をくさすつもりは全くないです。先週と比べて改善された部分もありましたから。

 まず守備に関しては、プレスに行くタイミングを整理したみたいで、結果として2トップが闇雲に最終ラインにプレスをかける感じではなくなりました。で、ボールを後ろに戻した時などにプレスをかけていましたが、その時は中盤と最終ラインも連動して上げていくというのをかなりやってました。もちろん完璧ではなかったですが、それによって広島の選手達にプレッシャーを与えたりセカンドボールをより多く拾う事に繋げていたと思います。やむを得ずリトリートした時も相手のWBにボールが入った時は同サイドのサイドハーフが最終ラインに入る一方でボランチと逆サイドのサイドハーフは中盤のラインを保つという形にしていたみたいで、同じシステムの札幌戦の前半のように中盤が下がり過ぎて6バックになってしまうような事はなかったですね。攻撃についてもビルドアップのところを整理したみたいで、先週の神戸戦よりは良くなっていたと思います。また相手の広島が結構前からプレスをかける分後ろにスペースが出来やすい事を掴んでいたようで、それを意識して長いボールを上手く織り交ぜて早めに両サイドハーフやトップにコロリに当てる事で広島を上手く裏返させていたと思います。その狙いがハマったのが先制点の場面で、白崎がこの日右サイドハーフに入った片山にタテパスを入れ、片山が相手DFを引き付けてからフォローに入った白崎に落とし、それを受けた白崎がコロリにタテパスを送る事で広島のプレスを上手く剥がす事が出来てました。コロリが受けた時点で前にはDFが2人しかおらず左からフォローに入った後藤も含めて2対2の局面を作れていたんですよね。勿論コロリのシュートは見事でしたが、狙い通りの形だったんじゃないかと思います。他にも同じように早めに前にボールを入れる事で相手の薄くなった最終ラインを突く事が何回か出来ていて、その場面で決める事が出来ていれば良かったのですが、チャンスの数を増やす事は大事だし、試合前に狙っていた形をある程度表現出来、結果も出せた事は収穫だと思います。(広島サポには失礼ながら、広島のプレスのかけ方や強度がまだ十分整備されてなかった事も幸いしたかもですが。)

 これでグループリーグ1位の広島に肉薄する事が出来ましたし、繰り返しになりますが3月に入ってモヤモヤした試合が続いていたので、ようやく勝てたのは良かったと思います。来週からリーグ戦が再開しますが、ウチは鹿島、浦和とのアウェー2連戦が控えています。間違いなく厳しい試合になると思います。ただこの試合がアウェーでどうやって戦って勝つかに関する良いシミュレーションになったと思うので、この日の感触を忘れずに次へ繋げて欲しいと思います。

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