W杯最終予選 ベトナム戦
昨日(3/29)はW杯最終予選の最終日でした。日本は埼玉スタジアムでベトナムと対戦し、1-1の引き分け。この結果日本は2位で予選通過となりました。
予選通過が決まっているためメンバーを豪州戦から9人入れ替えて臨んだわけですが、結果として代表の現状が把握できたと思います。原口と三笘、谷口は良かったと思いますが、右ウィングとして出場した久保はウィングというよりプレーメーカーだから本人も周りもどう動いたら良いかって感じで戸惑っていたし、久々スタメンの柴崎もアンカーのタイプではないから思うようにゲームを作れず(ただもう少しやって欲しかった)、結果として5-4-1でブロックを作ったベトナム相手になかなかチャンスを作れませんでした。後半システムを4-2-3-1にした事でチームが機能し始めて同点に追い付く事は出来、更に守田、田中を投入して完全にハーフコートゲームに持ち込みましたが、今度は決定力不足の病気が顔を出してのドロー。何とも締まりのない終わり方になりました。
前述のように守田、田中の投入で一気に流れを持ってきた事や、サウジ戦で負けた後の豪州戦からシステムを4-3-3にして守田、田中を最初から使ってから怒涛の6連勝を果たした事でもわかる通り、やはりこのチームは守田、田中の元川崎コンビを入れて国内のリーグ戦をずっとリードしている川崎のスタイルや経験値を上手い事組み込んだのが結果に繋がったチームなんだと思います。もちろん右サイドの槍としてその推進力をいかんなく発揮した伊東や元川崎コンビと上手く連携して中盤を支えた遠藤の存在も大きいですが。もちろん国内リーグで結果を残しているチームのスタイルを取り込んで代表を強化するというのは他の国でもよくやっている事なので、それを卑下する必要は全くないのですが、一方で今のチームは個の力と複数の選手間の阿吽の呼吸で成り立っている事は自覚すべきだと思います。
「勝てばポッド2に入れたかもしれないのに」と言って批判する声もありますが、僕はそんなに気にしてないです。どこと当たっても日本にとっては格上ですから。むしろここで少しつまずいてチーム強化の必要性に目覚めたのであれば、その方がいいです。本大会まであまり時間はないですが強化試合も予定されているようですから、今回のチームに入らなかった選手もどんどんアピールし競争していく事で底上げしていって欲しいと思います。そしてそこに権田以外のエスパルスの選手が名を連ねてくれればいいですね。
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