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2022年3月21日 (月)

曇天(3/19 神戸戦)

 先週土曜(3/19)から3連休だったわけですが、その3/19にアイスタ日本平で神戸戦が行われました。前日の夜は結構な雨が降ったのですが、翌日の静岡地方はとても良い天気で、全く雨の心配をせずに試合を見る事が出来ました。

 試合はスコアレスドロー。何とか連敗を止める事は出来ましたが、どうしてもモヤモヤした気持ちになってしまいますね。天気とは裏腹にチームは曇天が続いている感じかなと思いました。

<明治安田生命J1リーグ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 0ー0 ヴィッセル神戸

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 エスパルスのスタメンは以下の通りです。

3

 SUB:大久保、山原、井林、宮本、高橋、ベンジャミン コロリ、栗原

 まず良かった点として3/13のエリートリーグで久々に公式戦に出場したヴァウドと後藤が早速スタメンに起用され、安定したプレーを見せてくれた事があげられます。特にヴァウドが最終ラインで壁となって何度も相手の攻撃を撥ね返してくれたのは、今後のチーム作りに向けての明るい材料といえるでしょう。後藤も後半に決定的なシュートを放つなど攻守に存在感を見せてくれたと思います。チームとしては横浜FM戦、C大阪戦を受けて守備のやり方を再確認するとともにボールを奪った直後のところの意識付けなども行ったみたいですが、前半は前の方でパスをひっかけてからのカウンターで2度決定機を作れたのはある程度狙った形になったのではないかと思いますし、前半と後半半ばまではボールは神戸の方が握っていましたが、プレスに行ける時は行くけど行かない時は4-4-2のブロックを作って我慢して守る事が出来ていて、これもある程度ゲームプラン通りだったのではないかと思います。

 ただ改めて見直すとアラが目立ちますね。

 まず守備に関しては、2トップが相手の中盤へのパスコースを切りながらプレッシャーをかける感じになっていないように思います。さらにプレスをかける時に全体が相手をどう追い込むか、サイドへ誘導するか、真ん中に集めるかという狙いが共有されてない感じなので、結局相手のミス待ちになってしまっているように見えます。おまけに2トップがはがされた時、相手が背中を向けている時はいいとして前を向かれた時にボールホルダーに誰がチャレンジして誰がカバーするかも見えず、結果両ボランチが「門」の形になってそこにパスを通される場面が2回ありました。さらに悪いのはその2回ともパスを受けた選手に前を向かれ、1回は大迫にミドルシュートを打たれています。これは最悪です。もう1回はカバーに入った中山が上手くボールをクリアしてくれたから良かったのですが、これも本来はおかしいですよね。中盤と最終ラインの間もまだ開き気味だし、後半途中からの神戸のシステム変更に加えスタミナ切れをおこしたために残り15分間自陣に釘付けになったのも問題でしょう。クリーンシートになったからといって満足はできないなという感じがします。

 攻撃に関しても前半2回、後半2回決定機を作りましたが、狙っていたボールを奪ってからの「良い攻撃」によるものは前半の2回のみ。全体としてはボールを奪った直後のいわゆるポジトラの所の最初の繋ぎでミスをしてボールを相手に渡す場面の方が多かったように思います。ボールをいったん最終ラインに戻してからのビルドアップにしても、何本かハーフライン上の味方に付けるパスは見られたし、最終ラインからサイドチェンジも使いながらボールを上手く前進できた場面もあったのですが、全体的にはまだ未整備という事で割り切って権田からサイドの前の方へのロングフィードが目立ちました。どうにか前でポイントを作れて相手陣にボールを運べた時には2度決定機を作れましたが、どちらも竹内と原が前に出て行った時なんですよね。それが上手くいけばいいけど、途中でロストした時には相手にカウンターを食らってしまうし、ムダ走りがどうしても多くなってしまう。ここ2試合続けて終盤になるにつれて攻撃が停滞していますが、それはムダ走りの多さが影響していないかという心配が起こっています。

 個々の選手は頑張ってますよ。前述のヴァウド、原などはもとより後半の決定機逸によりやたら批判されている中山にしても前述のカバーなど守備面の貢献度は高いので、僕はあまり責める事は出来ないです。ただそうした個々の頑張りが有機的に組織的につながってこないとチームとしてはなかなか結果に繋がってこないので、そこが不満、というかモヤモヤするところです。ただ今季は2月のキャンプ前に複数の選手に武漢ウィルス(新型コロナ)感染者が出たりけが人も続出したりしたために思うような練習メニューが組めない時期があって、それが明らかにチーム作りの遅れに繋がっているんですよね。だからあまり今の時点で平岡監督を責める事は出来ないと思っています。更に言えばシーズン開始からのトップチームの監督は初めてですから。幸いこれから少しずつ怪我人が戻ってきそうなので、少しずつでもチーム作りが進む事を期待したいです。

 今週は国際Aマッチウィークなのでリーグ戦はお休み。代わりにルヴァン杯の予選グループ3戦目が土曜に行われます。次のリーグ戦まで時間があるので、この試合に現時点でのベストメンバーで戦う事も可能ですが、どうするでしょうね。

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