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2022年1月16日 (日)

ユース監督に澤登さんが就任

 事前情報が全くなかったのですが、エスパルスのOBで常葉大学の監督の澤登正朗さんがユースの監督に就任する事が発表されました。

 澤登 正朗氏 ユース監督就任のお知らせ(クラブ公式)

 ビックリしましたが、嬉しく思います。静岡と何の縁もゆかりもない僕がこうしてエスパルスを応援しているのは澤登さんの存在が大きいですからね。澤登さん自身もいつかはエスパの監督になりたいと仰ってましたし、そのために常葉大学で監督経験を積んできたのでしょう。まずはユースの監督からになりましたが、自身が強い頃のエスパルスでプレーしていますから、その時の雰囲気とか経験をユースの選手達に伝える事で良い効果を発揮してくれればと思います。

 が、手放しで喜んではないです。以下の2点について懸念を持っています。

①スタッフ総入れ替えでプレミアWESTへ初挑戦する事

 今回、ユースのスタッフは総入れ替えになっています。コーチの福王さんと江端さんはサッカースクールのスタッフでしたが、GKコーチの川北さんは外部からの招聘になります。一方で今季のユースはこれまで戦っていたEASTではなくWESTで戦う事になる見込みです。WESTには毎年強いチームを作ってくる広島ユースやG大阪ユース、C大阪U-18、神戸U-18の関西勢、更に名古屋U-18、磐田U-18、鳥栖U-18といったクラブユースの強豪がひしめいています。更に試合に伴う遠征も関東にチームが集中しているEASTよりも距離が長くなるので大変だと思います。そうした困難が予想される中で監督、コーチが総入れ替えというのは、結構冒険だと思うんですよね。何せ一度プレミアから降格してしまうと昇格するのが大変なので、まずは残留を目指して戦うというのが現実的なように思います。

②森岡アカデミーヘッドオブコーチングとの関係性

 3年前、エスパルスのアカデミーは森岡隆三さんをアカデミーヘッドオブコーチングという肩書で迎え入れ、2020年に森岡さんが中心になってアカデミーのプレーイングフィロソフィーやコーチングフィロソフィーを作り上げて、それを元にした指導を行っています。松原良香さんの森岡さんへのインタビュー(下記リンク先をご参照下さい)でその内容の一端が語られているのですが、結構きっちり言語化などがされていて、「スゴイな」と思った記憶があります。

 そんなところへ澤登さんがユース監督としてやって来るわけですが、今のアカデミーのフィロソフィーに沿った指導をしてくれるかな、という一抹の不安があるんですよね。もちろん契約時にこの話は出ているとは思いますが、澤登さんにも大学のサッカー部の指導を通して培ってきたやり方や自負があるでしょうからね。それに2人ともオジー、ペリマン時代の強かった時に一緒にプレーしていますが、森岡さんにしたら澤登さんは先輩ですからやりにくいとか考えてないかなとか勘繰っちゃうんですよね。一方で前述の通り2人は10年くらい一緒にプレーしてきた仲でもあるので杞憂かもしれませんし、澤登さんのエッセンスが加わる事で今のフィロソフィーが良い感じでマイナーチェンジする可能性もありますけどね。

 何にせよ、エスパルスユースを観る楽しみが1つ増えました。澤登監督がどのような選手を育成してくれるのか、期待したいと思います。

 (参考)【森岡隆三と対談 #3/4】ヘッドオブコーチングという仕事(YOSHIKA CHANNEL)

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