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2021年11月17日 (水)

W杯最終予選オマーン戦

 日本時間で本日(11/17)の午前1時からW杯アジア最終予選のオマーン戦がアウェイの地、マスカットで行われました。キックオフが1時では翌日の仕事に確実に影響すると思ったのでリアルタイム観戦は諦め、6時半頃に起きて録画を見ました。

 試合は皆さんもご存じの通り、81分の伊東の貴重なゴールにより日本がアウェーで勝ち点3を獲得しました。

 ベトナムに続き難しいアウェーの地で勝ち点3をあげた事は評価したいと思います。が、前半は全然ダメでしたね。オマーンは初戦と同様に4-3-1-2のシステムで特に真ん中を堅くしてきたため、日本はブロックの外側から何とか揺さぶろうとしましたが、タテパスを入れるスペースは無く、またインサイドハーフの柴崎、田中碧が中間ポジションに入り込むなり外側からブロックの周りの選手を食いつかせたりする動きがとれず(特に柴崎は存在感が皆無でした)、サイドの2人も南野は中に入ったまま動こうとせず、長友も南野にスペースを空けてもらっているのにカウンターを警戒して突っ込もうとせず、右は頼みの伊東がマークされて動けず、山根は前述の伊東や柴崎が機能しないために攻めに絡む事が出来ない状態、という感じで全く得点が入る雰囲気がありませんでした。一方のオマーンも積極的に攻めかかる感じではなかったのでスコアレスで折り返す事になりましたが、「厳しいなぁ」と思って観てました。

 そんな感じでどこかモヤモヤした感じで後半を迎えたわけですが、後半開始時に機能不全状態だった柴崎を諦めてシステムを4-2-3-1に変更した上で左WGに三苫を入れた森保監督の采配がズバリと当たりました。三苫が左サイドから強引に仕掛けてそれを投入直後から成功させた事で、オマーンの守備陣を混乱に陥れる事が出来ました。さらに左SBを長友から中山に代え、中山が三苫を少しでも良い形にさせるためのポジション取りやパス出しをしてくれた事も効いたと思います。真ん中も南野を古橋に代えて大迫と古橋がタテ並びの2トップのような恰好になった事もオマーンの守備を崩す事に貢献したと思います。まあ結局は左サイドを三苫という個のチカラでガンガン殴って最後に強引に穴を開けた恰好ではありますが、三苫のように正対した状態から相手を抜き去る能力を持つ選手を使わない手はないので、「ようやく使ってくれたか」という感じですし、古橋を真ん中に入れた事と合わせて選手交代で成功体験を得たのは大きいと思います。森保監督にはこの日得た新たなカードを今後もどんどん使って欲しいですし、まだ使ってないカードもどんどん試して欲しいですね。

 同じ日に豪州が中国相手に取りこぼした事で、日本は2位に浮上しました。とはいえまだ4試合ありますし、次の試合は国内組にとっては調整の難しい1月に行われます。ただ2試合ともホームでの試合なので、取りこぼす事のないようにして欲しいですね。

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