開始7分でのゲームプラン崩壊(11/3 FC東京戦)
昨日(11/3)はアウェイでのFC東京戦でした。味スタは僕の家から一番近いJクラブのホームスタジアムなのですが、用事があって行く事が出来ず、DAZNで観戦しました。
内容的に今季ワーストの試合タイで非常にショックを受けたわけですが、これを書いている時点でまたもショッキングなニュースを聞かされているので、非常にダウナーな状態です。この試合の所感はなるべく短くまとめたいと思っています。まあ守られた事はないのですが(爆)。
<明治安田生命J1リーグ 於 味の素スタジアム>
清水エスパルス 0ー4 FC東京
エスパルスのスタメンは以下の通りです。
GK 権田
DF 原、ヴァウド、井林、片山
MF 松岡、ホナウド、中山、ベンジャミン コロリ
FW 鈴木唯、チアゴ サンタナ
SUB 永井、鈴木義、山原、竹内、中村、滝、藤本
最初に発表されたスタメンには中山でなくカルリーニョスが入っていましたが、試合前の練習で怪我をして出場不可となったため中山が右サイドハーフに入りました。結果的にはこのアクシデントが大きな悪影響を及ぼしました。その他のスタメンでは藤本でなく唯人をスタメンに、サブには松岡、唯人とともにU-22アジア選手権の予選メンバーとなった山原と、久々の慶太、滝が入りました。
開始直後からお互いに相手ゴールに迫る場面がありましたが、7分に試合が動きます。権田から右サイドへのフィードがズレてアダイウトンに渡り、スピードにのったドリブルとワンツーで抜け出してシュート。これが決まりエスパルスがいきなり先手を許します。これで動揺したエスパは調子に乗ったF東の攻めに対してバタバタして、12分にペナに近い場面でファウル。その直接FKのボールをホナウドがクリアミスしてオウンゴール。動揺が止まらないエスパはさらに24分、3回連続で相手に与えたセットプレーの3回目でディエゴ オリヴェイラにヘッドで合わされて3失点目。前半は0-3で終了しました。
後半、慶太と藤本を投入したエスパはようやく落ち着きを取り戻し、F東を押し込んで両サイドから揺さぶろうとします。が、既に3点リードしているF東はブロックをきちっと作ってはね返せばよく、一方のエスパはそのブロックを崩し切るだけのプレーをなかなか見せられず、なかなか相手ゴールを割る事が出来ません。87分にはCKで権田がかぶってしまい森重に合わされて4失点目。試合は結局0-4で惨敗しました。
この試合に向けての練習で落とし込んできたゲームプランが開始わずか7分で崩れてしまったのが全てでしたね。というか、試合前のアクシデントでスタメンを変えた事による動揺が多少なりとも選手達にあったと思います。7分間だけ映像を見直しましたが、物凄くフワッと入ってましたよね。キックオフ直後の井林のフィードミスがその象徴ですよ。その後も川崎戦に比べると明らかに中盤と最終ラインとの間が空いていて、立ち上がりから危ないボールを入れられてました。で、問題の先制を許した場面。権田のフィードミスがまず大問題。原へ出そうとしたと思うのですが短くなって中山もボールに触れず、よりによってアダイウトンにボールを渡してしまった。その時点で原、片山とホナウドは前に出ていてヴァウド、井林の両CBとそこからボールを受けようと降りてきた松岡の3人がアダイウトンのドリブルに晒される形となってしまいました。その後のアダイウトンのシュートに対するヴァウドの寄せの甘さも確かに問題なのですが、自分達が保持していたのに何でもない場面でボールを相手に渡してしまい自チームを苦境に追い込んだ権田はこの日の一番の戦犯だと思います。ただ他の選手についても、大事な試合という認識はあったでしょうから動揺するのもわからなくはないですが、それでもあの試合の入り方はないですよ。ちょっと考えられないです。それとカルリーニョスの代役に中山を選んだわけですが、それが正しかったのかどうか。ポジションが中に絞り過ぎだったり中途半端に前だったりするなど試合から離れていた事による悪影響が見られました。この点はロティーナ監督の人選ミスだと思います。アウェーである以上もう少し安全な人選をすべきだったのではないかなと。
で、先制されてからの17分間でさらに2失点して試合が壊れてしまったわけですが、明らかにチームに混乱と落胆と焦りが見られ、評価に値しません。というか、「ここまでリバウンドメンタリティが脆くなってしまったか」とショックを感じてしまいました。まあなかなか思うような結果が得られずにここまで来てしまったので無理もないのですが、試合内容としては少なくとも僕はそこまで酷いと思ってませんでしたので、選手達も大丈夫だろうと思ってました。それが全くの楽観的な考えである事がわかってショックでしたね。後半、確かにF東としてはブロックを作ってはね返せば良いのでそれほど無理には来ませんでしたが、だからといって過小評価する必要のない戦いは出来ていたと思うのですよね。しっかり後ろからビルドアップしてボールを前に進め、はね返されても早期にボールを回収して攻撃をやり直す事が出来ていた。メンタル面で正常さを保てていればウチはしっかり戦えるという証左だと思うんですよね。それが出来なくなるのがサッカーの怖さで、本当に難しいなと思い知らされます。
で、この試合を観て「このメンタリティを立て直すのは簡単じゃないぞ。特にこの時期だと1つしか・・・」と何となく思っていたら、その1つしかない手をクラブは使ってきました。それについては稿を改めます。
※ブログランキング参加中です。>
| 固定リンク
コメント