決定力不足と集中力不足(10/16 柏戦)
昨日(10/16)はアウェーでの柏戦でした。予報では試合中雨が降るという事だったのですが、試合中はほぼ止んでいて晴れ間すらあったので、特に雨に悩まされずに観戦する事が出来ました。
が、試合は負け。順位が近くて勝てば柏より上の順位に行けるという事で少なくともサポは気合が入っていたのに報われる事なく敗れてしまったのは残念でした。
<明治安田生命J1リーグ 於 IAIスタジアム日本平>
清水エスパルス 0ー1 柏レイソル
エスパルスのスタメンは以下の通りです。
GK 権田
DF 原、ヴァウド、井林、片山
MF 竹内、ホナウド、西澤、カルリーニョス ジュニオ
FW 藤本、チアゴ サンタナ
SUB 永井、鈴木義、奥井、河井、中山、ベンジャミン コロリ、ディサロ
スタメンは、サスペンションの松岡の代役として竹内が入った以外は前節と同じ。一方リザーブには河井と中山が久々に入り、軽い怪我を抱えていたコロリも復帰しました。
前半は、柏が4-4-2を選択してミラーゲームにしてきたため、中盤での激しい潰し合いになりました。その中でどちらかといえばエスパルスがボールを握っている時間帯が長かったのですが、柏がコンパクトな陣形を敷いてきたため、いつもよりもウラへのパスを増やして相手のブロックを広げようとしましたが、柏の戻りが早くてウラで孤立する場面が多かったため思うように崩す事が出来ません。かといって柏もカウンターに活路を見出そうとしましたがエスパのゴール前を脅かすまでには至らず、前半はスコアレスで折り返しました。
後半、最初にチャンスを掴んだのはエスパルスでしたが、そこでの決定機を外すと、53分、エスパの左サイドでのスローインからパスを繋いで最後にオーバーラップしてきた三丸にパス。三丸がこれを流し込んで柏が先制します。なかなかチャンスを作れないエスパでしたが、河井、中山、コロリと攻撃的な選手を投入して流れを変えようとし、特にコロリが入ってからは攻撃に迫力が出てきて柏を押し込みます。が、最後まで柏のゴールを割る事が出来ず、0-1で痛い敗戦を喫しました。
まず柏がウチの長所を上手く消してきたかなと思います。特に前半はウチと同じシステムにして圧力をかけてきたため、こちらとしてはウラへのパス狙いだけの単調な攻めになってしまったと思います。また先制された場面ではこちらのスキを上手く突いてきました。柏に与えた決定機は失点時と前半の藤本のボールロストからのカウンターだけだったのですが、そのうちの1つをモノにしてきたのは流石としか言いようがないです。
それに対してエスパはというと、またも決定力不足のビョーキが顔を出してしまったのが敗因ですね。こちらは48分くらいのセットプレー崩れからの西澤のボレー、55分くらいの原のペナ内からのシュート、70分頃の中山の突破からのコロリのヘッド、72分頃の同じく中山の突破からのクロスが逆サイドに流れたところを拾ってのサンタナのクロスからのカルリーニョスのヘッドなどがあったのに、枠を捉えたのはカルリーニョスのヘッドのみ。この中のどれかを決めていれば少なくともドローに持ち込む事が出来ただけに、「何やってんだよ」というモヤモヤ感がどうしてもぬぐえません。決めるべきところを決められずに負けたのはこの試合だけではないですからね。
また失点の場面はまたも守備時のスキというか集中力の欠如からです。スローインからのプレーでしたが、ボールが柏にこぼれた時点で竹内はいわゆるニアゾーンのスペースを埋めようとしましたが、まずこれがわかりません。ボールを持ち出した大南を封じるためにスペースを埋めようとしたのかもしれませんが、あそこはステイして中へのパスコースを封じるべきだったと思います。それ以上に問題だったのが西澤。中途半端に前にいて、スローインのボールが入った時にむしろ前に出てしまいバイタルエリアを思い切り空けてしまっています。で、真ん中にボールが入った時に慌てて戻りますが時既に遅しでボールを繋がれて三丸にフリーでシュートを打たせてしまいました。今のエスパルスのサッカーにおいてポジショニングが非常に重要になる事は竹内も西澤も理解しているはず。というかシーズン開始当初からロティーナ監督の指導を受けているのですから、理解していないなんてあり得ない。にも関わらずまたもこんなポジショニングのエラーを犯して失点に繋がってしまったのは残念としか言いようがありません。
試合を通しての内容は決して悪くなかったし、ベースが出来上がっているのは感じられました。少なくとも負ける試合ではなかった。にも関わらず集中力不足による守備時のポジショニングミスと決定力不足で負けてしまった。問題はこのパターンで負けたの何回目だよって事です。もうちょっと1つ1つのプレーを大事にして欲しいです。個人で見ても、竹内は久々のスタメンである分アピールが必要だったのに失点に繋がるポジショニングミスを犯し、攻撃に関しても松岡と比べると物足りなさを感じました。ベテランがこれでは困りますし、これは全選手にいえる事ですが、もう6試合しかなくて終わったら契約交渉なんですよ。その時の給料アップの材料になるんだから、繰り返しますが1つ1つのプレーを大事にして欲しいです。一方で数少ない好材料として中山とコロリが良いプレーをしてくれました。また今日(10/17)の練習試合では町田を5-1で下したとの事。そうした控えメンバーの突き上げを上手く拾って残り6試合で少しでも良い成績を残して欲しいです。
次はアウェーで川崎戦。現状では勝てる気があまりしませんが、相手が強くてもある程度戦えるだけのベースは出来ていると思います。何とかひと泡ふかせて欲しいですね。
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