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2021年8月 5日 (木)

東京五輪サッカー決勝トーナメント・男子

 次は男子です。男子は7/31のベスト8でニュージーランドと対戦し、苦しめられましたがPK戦の末勝利し、一昨日(8/3)決勝進出をかけてスペインと対戦しましたが、延長戦の末0-1で敗れ、3位決定戦に回りました。ニュージーランド戦は後半残り15分と延長、PK戦しか見ていないので、準決勝のスペイン戦に絞って感想を書きたいと思います。

 スペインはGKのウナイ シモン、CBのエリック ガルシア、パウ トーレス、中盤のペドリ、両ウィングのダニ オルモ、オヤルサバルの6人がつい先日行われたEURO2020のスペインA代表メンバーで、それ以外の選手もA代表招集歴を持つ選手を揃えたこの年代のベストメンバーでした。そんなスペイン相手に日本は本当に良く戦ったと思います。特にGKの谷と最終ラインの吉田、板倉、酒井、中山の奮闘ぶりは見事でした。55分にPK判定がVARで取り消された後のスペインの猛攻は物凄くて、80分くらいまで殆ど相手陣にボールを運べない苦しい状況でしたが、全員が身体を張って守って点を与えず、延長戦に持ち込んだ後の110分くらいからの数分は決定機をいくつか作る事が出来ました。失点は残念でしたが、あれはアセンシオとその前のオヤルサバルを褒めるしかないと思います。現時点で出来る事はやったのではないかと感じました。

 ただ個々の技術やフィジカルの部分についてはだいぶ強豪国に追い付いてきたとは思うのですが、個人の戦術、ボールを持つ相手と対峙した時にどのように選択肢を消していくかといった部分はまだ足りないかなと思います。また特にネガトラのところのスペインの速さは強烈で、これは個人もさることながらチームの戦術で詰めていくべきところだと思うので、やはりチームとしての戦術の部分をもっと見直さないとと感じました。また選手交代も不満ですね。65分くらいに1トップを林から上田に代えましたが、そこから明らかに前線からの守備の強度が落ちてしまいました。また前でボールを収める事も出来なくなったため、事実上フィールドプレーヤー9人で戦っているようなものだとすら思いました。せっかくスピードスターの前田がいたのに、です。もう少し融通をきかせてくれないとロンドン五輪の二の舞になってしまうので、森保監督にはそこを考えて頂きたいです。

 とはいえ3位決定戦が残ってます。ここで勝つか負けるかは大違いなので、強敵ではありますが何とか勝って欲しいです。

 なお、試合開始時間が18時からになったそうです。TV観戦予定の方はお間違いなきよう。

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