夏の移籍ウィンドウでの動向その2
明後日(7/16)から新たな選手の登録が可能となります。それに向けて既に様々な報道が出ています。エスパルスについては井林の獲得以降は海外からの報道しかなくヒッソリとしていたのですが、今日(7/14)になって驚きの移籍発表が行われました。
〇退団
金子 翔太(MF 磐田へ期限付き移籍)
昨日(7/13)の徳島戦のレビューも少し触れたJ1復帰を決めた’16年の徳島戦で決勝ゴールを決めた金子が、磐田へ期限付き移籍する事が発表されました。「はて、磐田と繋がりあったっけ」と一瞬思いましたが、確かに磐田の現監督の鈴木政一さんが率いたU-19の代表で主力でしたね。サイドハーフをやっていた記憶があります。あの年のメンバーを改めて見ると南野を筆頭に中村航輔、川辺、奥川、井手口、オナイウ、関根などといった錚々たるメンバーで、エスパからも金子の他に三浦弦太と高木和、さらに当時まだユースの北川がメンバーに名を連ねていたのですが、アジアユースの準々決勝で北朝鮮を一方的に押し込みながらPK戦に持ち込まれて敗退し、4大会連続でワールドユース出場を逃すという屈辱を味わう事となりました。PK戦で負けた時のガッカリ感は今も何となく覚えてます。
話がだいぶそれてしまいました(汗)。このアジアユースの後の金子はトップではなかなか出場できなくて栃木へ修行にいった事もありましたが、エスパがJ2を戦った’16年に、特に大前が大怪我で離脱した穴を埋める存在として北川とともに頭角を現し、J1に復帰した後の’17年、’18年は主力として活躍してくれました。特に’18年は基本ポジションは右サイドハーフながらタイミングよく中へ入ってくるプレースタイルで10得点をあげました。が、’19年に監督がヨンソンから篠田さんに代わったあたりから次第にサイド突破を求められるようになり、さらに昨季はクラモフスキーの下ウィングとしてプレーしましたが、その2年間の中で少しずつ持ち味を見失って結果も出なくなってしまいました。今季も当然復活を期していたと思いますが、新加入の中山、片山、さらに昨季頭角を表した唯人との競争の中で次第に序列を下げていってしまいました。
そういう状態でしたから、このタイミングかシーズン終了後にエスパを離れるのではないかと予想していました。彼も20代後半です。今のままエスパで燻るよりも他クラブへ出場機会を求めるのは当然だと思います。また今はチーム変革の真っただ中であり、その分競争も激しいですから、そういう選手が出る事も覚悟する必要があるでしょう。もちろん生え抜きですしここ数年チームの顔となっていましたから寂しい気持ちはありますが、逆にそういう選手だからこそこのまま燻ったままでいて欲しくないですから。
なので移籍そのものは驚きはなかったのですが、移籍先が磐田なのは少々驚きました。これに対するサポの意見はかなり割れるでしょうし、感情的に反発している人も多いみたいですね。僕ももし磐田が同じカテゴリーにいてウチとの試合にも普通に出場する契約になっていたらこんな平常心ではいられないかもしれません。ただ今回はカテゴリが違うのでね(なんか反発が出そうな言い回しかもですね。ゴメンなさい(汗)。)。本人もそうした反発があるのを覚悟の上で移籍すると思うので、その気持ちは尊重してあげたいし、もし来季以降彼が磐田の選手としてアイスタ日本平に来たら敬意は持ちつつもブーイングで迎えてあげればよいと思います。まあ磐田を応援する事はないですがw、J1復帰を決めるゴールなど印象に残るプレーをしてくれた選手ですから、金子の捲土重来に期待したいです。
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