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2021年6月25日 (金)

殴り合い制す(6/23 仙台戦)

 えー、ご無沙汰しております(汗)。2週間エスパの試合がなかったことをいい事にすっかり更新をサボっておりました。エスパネタはなくとも現在はサッカーの重要イベントであるEURO2020が行われており、開幕戦の前か後に書こうとか思っていたのですが、試合を追うのが精一杯で記事に出来ませんでした。どこかで書きたいなとは思っているのですが。もう1つコパ・アメリカもありますが、こちらは視聴方法すら知らない状態だったりします(汗)。

 で、昨日(6/23)は久々のリーグ戦、しかもいきなり16位の仙台とのいわゆる「6ポイントマッチ」でした。DAZNで観ましたが、お互いこの試合の重要性をわかっていたから、あちこちで激しい競り合いがあり、最後まで厳しい試合でした。それだけに勝ててホッとしたというのが第一印象でしたね。

<明治安田生命J1リーグ 於 ユアテックスタジアム仙台>

 清水エスパルス 3ー2 ベガルタ仙台

 エスパルスのスタメンは以下の通りです。

 GK 権田
 DF 原、ヴァウド、立田、片山
 MF 中山、宮本、竹内、鈴木唯
 FW カルリーニョス ジュニオ、チアゴ サンタナ
 SUB 永井、福森、河井、西澤、滝、指宿、ディサロ

 直近のリーグ戦の横浜FM戦と比べると、大怪我で離脱中の宜さん、慶太に代えて立田と竹内、練習中に違和感を感じて出場を見合わせたエウシーニョ、奥井に代えて原、中山、そしてこの試合では3バックの一角として出場した福森に代えて唯人を入れてきました。3-4-3でも4-4-2でも出来るメンバー構成でしたが、ロティーナ監督は4-4-2を選択しました。

 リーグ戦開幕直後はウチ以上に苦しんだ仙台でしたが、じわりじわりと立て直してきて、ここ4試合負けなしで勝ち点を積み上げていました。その一因には4-4-2による守備が整備されてきた事があげられると思うのですが、ここで手倉森監督は3-4-3を選択してきました。ただ試合の入りはエスパルスの方が良く、立ち上がりから仙台陣内に攻め込みます。12分には仙台に攻め込まれシュートを打たれかけますが、それを竹内がカットし、こぼれ球を中山がトップに張っていたサンタナへフィード。サンタナは相手守備陣を上手く抑えて上がってきたカルリーニョスへパス。そのままカルリーニョスがボールを運んでゴール前へ入り込もうとしていたサンタナへ浮き球のパス。サンタナのシュートはGKのスウォビクに止められましたが、こぼれ球を唯人が落ち着いて流し込み、エスパが待望の先制点を奪いました。これで勢いの出たエスパが優位に試合を進めますが、20分に最終ラインでの繋ぎのミスによる決定機を2回立て続けに作られ、2度とも権田が防いだものの、2度目の被決定機の後のCKで最後は吉野に押し込まれ、同点に追い付かれてしまいます。これで今度は仙台にペースがいってしまい、システム上のミスマッチを上手く使われて押し込まれてしまいます。ただエスパも相手最終ラインへプレスをかける人数を増やすなどの対応して相手の勢いを少しずつ殺し、前半は1-1で折り返しました。

 後半開始時に選手交代がなかったので「当面は我慢の展開か」と思っていたのですが、後半もロティーナ監督による修正を忠実に実行したエスパが序盤から立て続けに決定機を3回作るなど一気に攻勢をかけます。守備においても前線と中盤がきっちりプレスをかけて相手に思うようなパスを出させず、完全にペースを取り戻しました。60分にはカルリーニョスからディサロに代えるとともにシステムを完全に3-4-3に移行。システムをかみ合わせて守備時の役割分担をはっきりさせた事で、さらに仙台に圧力を加えます。迎えた72分、CKはいったんはじかれましたが、こぼれ球を竹内がダイレでGKと守備陣の間のスペースへ浮き球のパス。これに反応したディサロが難しい形でのヘッドを決めて、ついにエスパが勝ち越しに成功します。この後は何とか同点に追い付きたい仙台に押し込まれますが、エスパも5-2-3で真ん中を固めてはね返していました。が、83分、CKのこぼれ球を松下がシュート。これが竹内に当たってコースが変わりゴールに吸い込まれてしまって、再び同点にされてしまいます。エスパの選手達のショックは決して小さくなかったと思いますが、失点後のキックオフのボールをいったんは奪われましたが再びボールを落ち着かせて、宮本が右WBの位置にいた中山へパスし、中山は仙台の選手を引き付けながら原へバックパスすると、原はダイレでハーフスペースに流れてきたディサロへタテパス。ディサロはウラへ出ようとしていたサンタナへパスを入れ、それを受けたサンタナが相手守備陣3人をかわしながらシュートコースを作り、左足でシュート。これが決まってエスパが三たび勝ち越します。その後は仙台が猛攻を仕掛けましたが、エスパが自陣でガッチリブロックを固めて仙台の決定機を1度だけに抑え、3-2でエスパルスが貴重な勝利をあげました。

 まず仙台、特に手倉森監督指揮下の仙台は4-4-2というイメージが強かったので、3-4-3で来た事には正直驚きました。前半、特に同点に追い付かれた後の十数分間はシステム上の優位性を上手く使われて、苦しい展開となりました。やはり両WBにサイドに張られると4-4の幅を狭くしようと思っても意識しないわけにはいかないですし、仙台はどちらかのサイドで組み立てて逆サイドに送って仕留める形で攻めてきて、その時の組み立てを行う方のサイドには人数をかけてくるのですが、ウチの守り方からすると相手を捕まえるべきSBやサイドハーフがサイドに寄りたくても真ん中との距離を開けるわけにはいかないし、かといって真ん中がサイドに引っ張られ過ぎるわけにもいかないので、捕まえるのが難しくなっていたのです。そのために何度か危険なクロスを入れられてしまいましたが、相手のシュートミスもあって何とか前半を同点で終える事が出来たのは幸いでした。

 という事で前半は相手の奇策にハメられてしまったわけですが、経験豊富なロティーナ監督が黙ってはいないだろうと思っていたら、ハーフタイム中の修正が後半開始から試合の雰囲気をガラッと変えてしまいました。前半途中からプレスにいく人数を増やしたり、リトリートした時は中山を最終ラインに入れての5バックにするという修正は施していましたが、後半開始にあたってはまず全体のブロックを上げる事でよりプレスをかけやすくし、攻撃時は相手のWBのウラを使うという修正を施したと思うのですが、それにより攻撃ではカルリーニョス、サンタナによる左サイド突破からの唯人のシュートなどの決定機を立て続けに作ったし、守備時は前線と中盤のプレスによって仙台から組み立てのためのスペースを奪う事で試合を優位に進めました。60分からははっきりと3-4-3にして相手のシステムとかみ合わせるようにしたわけですが、これは「同じシステムにすれば中断期間中に3-4-3と4-4-2を併用できるようにしてきたこちらの方が有利」というロティーナ監督の自信によるものだと思います。実際選手達は的確にポジションをとる事で勝ち越すまでの間は優位に試合を進めてましたからね。システムに関わらず常に的確なポジションをとって優位に試合を運ぶというやり方を選手達は1月のチーム始動からずっと叩き込まれてきたわけですが、それをシステムを変えながら試合をこなす事でようやくそうした意識付けが選手に出来てきて、それが試合中のシステム変更も問題なくこなす事に繋がったのかなと思います。今後も前半相手のやり方に戸惑って劣勢を強いられる事も当然あると思いますが、それをプレー中もしくはハーフタイムで修正する事で流れをこちらにもっていく事が出来れば今後の戦いにプラスになると思うので、そこは楽しみだなと思いました。

 もちろん反省点はあります。またセットプレーで2失点してしまったのは問題でしょうね。2失点目はアンラッキーな部分が大きいのですが、1失点目に関してはファーサイドに選手が行き過ぎて真ん中を開けてしまったのは修正が必要でしょうね。CKの時にゾーンで守る以上ファーからの折り返しを狙われる事は当然あり得るので。またそもそもの話として、1失点目の前には最終ラインの繋ぎの所のミスから決定機を2つ相手に献上していて、それで相手にペースを渡してしまった面が大きいんですよ。その前の時間帯はどちらかというと優位に進めていたのですから。また後半開始早々決定機を3回も作ったのに1度も得点に出来なかったのも、ねぇ。特に後半開始直後のサンタナのクロスに唯人が合わせようとした時は「貰った!」って思ったのですが。まああれも簡単じゃないですけどね。以上の反省点のうち、前半の最終ラインの繋ぎのミスと後半早々の決定機逸がなければ、もっと簡単に勝っていたかもしれないんですよね。サンタナの決勝点がなければこの記事のタイトルは「自滅」ですよ。そこは猛省して欲しいですね。

 とはいえ、仙台はここ4試合負け無しなのも頷けるタフなチームでした。そんなチームを相手にアウェイで勝てたというのは大きいです。何といっても順位がすぐ下のチームでしたからね。スムーズなシステム変更などチームとして着実に力をつけてきている事も確認できましたので、ここからの巻き返しに期待したいです。

 次は再びアウェーでの横浜FC戦です。同じ日に行われた試合で大敗したそうですが、そういうチームほど次の試合では締めてくるもの。やはり苦戦は必至でしょう。とはいえこちらも残留争いに巻き込まれるわけにはいかないですから、勝ち点3積み上げのために最善の準備をして欲しいです。

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