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2021年5月 3日 (月)

相手にハメられた試合(5/2 大分戦)

 昨日(5/2)はアウェーでの大分戦でした。大分には一昨年大分がJ1に復帰した年に初めて行って、昨年も本当は2節に大分での試合が予定されていたのでそれに合わせて行きました。試合は武漢ウイルス(新型コロナ)禍の影響で延期になりましたけどね。という事で、その2回の訪問でとり天も関サバも食べたので、「今季はいいや」と思って自宅でDAZNで観戦しました。

 試合は0-1で惜敗し、大分に8試合ぶりの勝利を献上してしまいました。これには僕もついブチッと切れてしまって、「現地に行ったサポに失礼だ」とかツイートしてしまったのですが、今日改めて観ると「大分に上手くハメられたな」という印象の方が強くなりました。

<明治安田生命J1リーグ 於 昭和電工ドーム大分>

 清水エスパルス 0ー1 大分トリニータ

 スタメンは左サイドハーフを西澤から慶太に代えた以外は同じメンバーでした。ロティーナ監督としてはこのメンバーにより信頼を寄せている事が窺えます。

 その信頼に応えて最初から攻め立てたいエスパでしたが、大分の5-4のブロックに対して攻めあぐねてしまいます。特に右サイドのスペースは徹底的に消されてしまって、思うようにボールを運ぶ事が出来ません。大分は攻撃においても元々後ろからの繋ぎには自信を持っているチームなので、エスパは中盤でボールを引っかける事が出来ず自陣でブロックを作らされる時間帯もありましたが、ブロックはこれまで同様堅固で決定機を作らせるまでには至りません。そんな感じで一進一退の展開が続いたのですが、36分、こちらのプレスの逆をついてのGKからのロングフィードからフリーの町田へボールが渡り、そこからのクロスを長沢に合わされます。これは権田がファインセーブで難を逃れましたが、直後のCKで町田に合わされて失点。前半はこのまま大分リードで終了しました。

 後半も同じような展開で、エスパは大分の5-4のブロックに攻めあぐねます。これに対してロティーナ監督は61分の選手交代で西澤、後藤を投入。これにより慶太がボランチに、右サイドの中山が左へそれぞれ回り、空いた右サイドには西澤が入りました。これで攻撃が少し活性化するも得点には至らないのを見てロティーナ監督は指宿を入れてサンタナ、指宿の長身2トップにします。最後は87分にヴァウドを入れてパワープレーを仕掛けますが、90+4分の右サイドからの西澤のクロスからのヴァウドのヘッドも枠へ飛ばす事は出来ず、エスパルスはリーグ戦では4試合ぶりの敗戦を喫してしまいました。

 試合内容が低調だったと思われがちなのですが、改めて見返すとそこまで酷くはなく、やろうとした事はある程度出来ていたと思います。守備に関してはいつも通りでしたね。前でパスコースを消すポジショニングをとる事で数回前でボールをひっかける事が出来ていたし、ブロックを作った時は殆どシュートシーンを作らせませんでした。与えた被決定機は失点の場面とその直前のカウンターだけで、そのカウンターも片野坂監督指揮下の大分のおハコの攻撃パターンですから、仕方ない面もあるように思いました。失点シーンは、最初は長沢にすらされたように見えたので「また同じ形でやられやがって」と思ったのですが、よく見ると長沢は触っておらず、その後ろで防ごうとした鈴木義宜が処理を誤ってボールをそらしたのが原因でした。ただ鈴木義宜も長沢が飛んでいたためにボールが見えにくかった可能性もあり、何故かバランスを崩したようにも見えたので、あまり責める事はできないかなと思います。

 という事で守備はほぼいつも通りやれていたと思います。ならば問題は攻撃かとなるのですが、これについては大分に上手くやられた印象が強いです。ここのところのウチの攻撃が右サイドに偏っているのを見抜いたのでしょう。大分はこちらが右サイドでボールを持つとブロック全体をかなり右に寄せてきてスペースを潰し、エウシーニョと中山、さらにサンタナがボールを持った時には2~3人ですぐ囲みに来て思うようにボールを持たせてくれませんでした。この効果は絶大で、エスパはエウシーニョ、河井、中山のトライアングルでボールを持ち出していたのを封鎖されてしまい、相手陣に入ってもスペースを消されてしまっていてこれまでのような崩しが出来ませんでした。「ならば左サイドで勝負すればいいだろ」と仰る方もいるかもですが、左の慶太は1人でボールを相手陣へ持ち出す事が出来ますが、奥井は守備に特徴のある選手である上に右利きなので、なかなか難しいところがあります。最後に残るのは真ん中ですが、前述の通りサンタナにボールが入っても2~3人で囲まれてしまうのでクサビのボールは入れにくかったと思います。おまけに大分は5バックで全てのレーンを埋めている上にその前に4人中盤の選手が構えているので、リードしている状態に守りに入られると苦しいですね。その意味で大分の勝利に対する執念がこちらを上回ってしまったという事だと思います。

 とはいえ、もう少し何か工夫出来なかったのかという思いはあります。レーン全て埋められていたとはいえニアゾーンを狙う動きが殆どなかったのは残念ですし、ウラへのフィードに対して殆ど対応されてしまったのも相手DFとの駆け引きの際の未熟さを感じました。また右でなかなかボールを運べない中で、左の慶太からのサイドチェンジで中山やエウシーニョにフリーでボールを渡す場面もあったので、ああいうサイドチェンジをもっと有効に使えば良かったのでは、と思いました。後は最後のラストパスやシュートの精度ですね。後半の西澤のシュートは枠へ飛ばして欲しかったし、それ以外でもファーへのクロスをヘッドで折り返すけどそのボールが真ん中と少し合わない場面が2、3あったので、そこの精度も上げて欲しいところです。

 あとは左サイドに左利きの選手を入れる事で、両サイドからチャンスを作れるようにしたいですね。やはり右偏重だとこの日のように右のスペースを塞がれてどうにも出来なくなるので。右の中山を左に回す事で左に推進力を与えるというのも1つの手ですが、やはり片山やウイリアムの戦線投入が待たれるところです。片山は先週末は練習に完全合流したようですが、先日のルヴァン杯広島戦でデビューしたウイリアムと同じで、明後日の仙台戦やその後の横浜FCまでにトップフォームに戻るかは微妙でしょう。今いるメンバーでどうやり繰りするか、ロティーナ監督の手腕が注目されます。

 これで公式戦8試合勝ち無し。フラストレーションがたまるのも無理はありません。ただこのタイミングでロティーナ監督を解任するなんてのは明らかな愚策です。守備面は安定感を増していますからね。難しい試合が続きますが、何とか明後日の仙台戦とその後の横浜FC戦でこれまでのうっぷんを晴らすような試合をして欲しいです。

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