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2021年5月20日 (木)

惨敗(5/19 ルヴァン杯横浜FM戦)

 昨日(5/19)はルヴァン杯グループステージ最終節。エスパルスはアウェーでの横浜FM戦でした。来週末の日産スタでのリーグ戦ではアウェー席は設けられませんでしたが、この試合については既に販売を開始していたからかアウェーサポーターにも席が開放されていました。ただ僕は平日だったのでチケット獲得競争には参加せず、当日は用事も出来てしまったので、リアルタイムで観たのは前半45分と後半の残り15分だけでした。これを書き始める前に後半の最初の10分(3失点目をとられるまで)だけ追加で観ましたが、そのレベルでの感想である事はご容赦下さい。

<JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 於 ニッパツ三ッ沢球技場>

 清水エスパルス 1ー5 横浜F・マリノス

 エスパルスのスタメンは以下の通りです。

 GK 永井
 DF 奥井、ヴァウド、福森、片山
 MF 立田、宮本、金子、西澤
 FW ディサロ、後藤
 SUB 大久保、鈴木義、中村、滝、河井、石毛、カルリーニョス ジュニオ

 注目されたのはMFに立田の名前があった事。どこで起用されるのかが注目されましたが、何とボランチでの起用でした。それと石毛が今季初めてメンバー入りしました。

 試合は2分にいきなり動きます。相手陣でFKを貰い、これを西澤がファーサイドに入れ、そのボールを大外から走り込んだ片山が合わせ、エスパルスが先行しました。勢い付いたエスパは続く5分過ぎくらいにもCKのボールをヴァウドが合わせるシュートを打つなど横浜FMを押し込みますが、その勢いは長く続かず、10分以降は横浜FMがエスパを押し込む展開が続きます。永井のファインセーブなどもあって何とか凌いでいましたが、40分、横浜FM陣でのスローインから横浜FMがカウンターを仕掛け、レオ セアラのシュートはクロスバーに助けられましたが、その跳ね返りを樺山に押し込まれ、横浜FMが同点に追いつきます。その後も横浜FMが押し込み続けましたが、前半は1-1で折り返しました。

 後半、最終ラインとボランチを代える事で何とかペースを五分に戻したいエスパでしたが、開始早々にそのもくろみは崩れます。48分、樺山の仕掛けからマルコス ジュニオールが落としたボールを和田が見事なコントロールショットを決め、横浜FMが逆転に成功します。勢い付いた横浜FMは51分、自陣で奪ったボールを奥井がディサロへパスしたところ、それをカットされ、その勢いをもってペナへ持ち込んだ樺山が流し込んで3点目。エスパはこの後3枚の交代カードを切って反撃を試みますが、逆に79分に仲川、89分にレオ セアラにゴールを決められ、エスパルスは大量5失点を喫して敗戦。しかしながら同じグループで広島も仙台に0-3で敗れたため、エスパルスは2勝2分2敗で2位に滑り込み、9年ぶりのグループステージ突破を決めました。

 ま、惨敗ですね。横浜FMが強かったです。中盤はマルコス ジュニオールや天野が非常にいやらしいポジション取りをして捕まえにくかったし、水沼、樺山の両ウィングの仕掛けも鋭かったし、中央のレオ セアラも力強かったし、で、ちょっと付け入るスキがなかったです。ポステコグルー監督の下で3年間かけて築いてきたアタッキングサッカーは見事でした。

 一方のエスパはロティーナ監督が指導するようになってからまだ4か月。チームの完成度には当然ながら歴然たる差がありました。おまけにここのところけが人が相次いでいて、竹内、サンタナ、ウィリアムまでもが前日の段階で別メニュー調整中との事。片山、カルリーニョスも復帰してまだ間もないという事で無理をさせられない。という事から出た窮余の策が立田のボランチ起用だったのだろうと思います。宮本、河井は出ずっぱりで、しかも中2日で札幌での試合が待ってますから2人とも90分は使えないですからね。試合後の会見でロティーナ監督が「全ての交代はリーグ戦の事を考えた交代だった」と認めたように、ギリギリのやり繰りをしながら戦ったわけで、ただでさえチームの完成度に差があった上にこの窮状では敗戦は仕方なかったと思います。5失点はやられ過ぎですけどね。

 ただ、そういう窮状だったわけですから、あそこまで真っ正直に戦う必要があったのかな、という疑問があります。アウェーなのだからもっと割り切ってブロックを低めにして戦っても良かったのではないかと。しかも開始早々に先制出来ましたから、その後は守り倒す形でも良かったような気がします。まあ同点にされるまでは自然とそうなっちゃいましたけどね。それだけに同点にされた場面のきっかけとなったプレーがあれで良かったのかな、という疑問はあります。あの場面、エスパのCKを跳ね返された後の西澤へのパスをロストしてしまって相手ボールのスローインとなったのですが、そのスローインでエスパは前でハメる選択をしました。2トップと両サイドハーフ、それに加えて立田も加わって横浜FMの最終ラインとGKへプレスをかけてボールを奪いに行きました。が、取れそうと思ったところをかわされて一気に裏返されてしまい、最終的に失点してしまいました。僕が疑問なのは、あそこまでプレスをかける必要があったのか、というところです。確かにそれまでの時間は横浜FMにかなり押し込まれ、何とか少しでも全体を押し上げたいところでもありました。ただ、決定機は3~4回作られていたものの横浜FMにも繋ぎのところでミスがあったし、何とかはね返す事は出来ていたんですよね。何より1点リードしていたわけですから、あそこは2トップだけを残して残りの8人はラインは高めにしつつブロックを作る形で良かったように思います。まあ結果論ですし、ロティーナ監督の考えもわからなくはないです。今は4-4のゾーンディフェンスに加えて前プレも出来るようにすべく試行錯誤をしているわけで、その形をなるべく崩したくなかったのでしょう。まだまだチーム作りの途上ですから変な逃げ道を作らせたくなかったのかもしれませんね。

 という事で、この試合は惨敗となりました。昨季、同様の試合を何度も見せられて、今季は違う姿を見せて欲しかったところへまたこの結果となってしまったのはショックではあります。が、仙台に助けてもらった面はあるものの、これまでリザーブ組を上手に加えながら戦って積み上げてきた勝ち点がモノをいって、9年ぶりに次のステージに進む事が出来ました。複雑な気持ちはあるでしょうが、8年間越えられなかった壁を久々に越えられた事は素直に喜んでいいと思います。次の相手は鹿島だし、試合が6/2と6/6に組まれたため、6/9の天皇杯まで2週間分週2試合の連戦が決定してしまったのが辛いところですが。一方で非常に気になるのは選手達のメンタルです。リーグ戦の名古屋戦に続いて2試合連続で酷い負け方をしてしまったのはショックでしょう。以前に「どんなに内容が良くても結果が出なければ次第に内容も悪くなる」事があると書きましたが、今がまさにその状態でしょう。「プロなんだから、もっと戦う姿勢見せろ」とか言う人は多いですけど、試合中にミスを続けてしてしまうとプレーが縮こまって能力を出せなくなるのはよくあるんですよ。プロであっても人間ですから。それが続いているだけにしんどいと思います。戦術面だけでなくメンタル面の立て直しも必要なので非常に難しい状態となってしまいましたが、これを経験豊富なロティーナ監督を中心としたスタッフのケアで何とか乗り切って欲しいと思います。(そういう非常に難しい時期なので、この時期の監督のクビのすげ替えはご法度ですよ。)

 次はアウェーでの札幌戦。非常に難しい試合になるでしょうが、このヤマを乗り切るきっかけだけでも掴んでくれればと願うばかりです。

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