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2021年5月 6日 (木)

9試合ぶりの公式戦勝利(5/5 ルヴァン杯仙台戦)

 昨日(5/5)はホーム・アイスタ日本平でのルヴァン杯仙台戦でした。予報では試合中雨が降るとあり、それは覚悟していたのですが、時間帯によっては大粒の雨も降ってきて、ポンチョにより上半身はまあ大丈夫でしたがスボンはかなり濡れてしまって大変でした。この記事を書いている段階では特に熱は出てないのですが、気を付けないといけないなと思ってます。

 前節のルヴァン杯で初の敗戦を喫し、さらに先週末の大分戦も敗れたという事で、サポの間には不安感がかなり出ていたと思います。ロティーナ監督の解任論も出てましたしね。それがこの日の試合は結果としては快勝。9試合ぶりの公式戦勝利、さらには今季初のホームゲームでの勝利という事で、ホッとしたサポの方は多かったのではないでしょうか。かく言う僕もその一人です。

<JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 4ー1 ベガルタ仙台

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 やはり連戦が続いているという事で、この日のエスパルスはリーグ戦の大分戦からスタメンを9人入れ替えました。GKには永井、最終ラインは右から奥井、ヴァウド、福森、ウィリアム マテウスと奥井以外は総入れ替え。中盤はボランチの1人を河井から竹内に代え、サイドハーフは西澤と金子。そして2トップはこれまでのルヴァン杯と同様に後藤とディサロを起用しました。これまでルヴァン杯に出た選手中心のメンバー構成でしたが、一方でサブにエウシーニョ、河井にサンタナまで入れてきたあたりにロティーナ監督の勝利への強い意欲が窺えました。

 同じシステムでしかもお互いに守備の立て直しにメドが立ちつつあるチーム同士の対戦という事で、どちらも最終ラインのウラへボールを入れたりサイドからボールを進めたりしてチャンスを窺いますが、ブロックを崩すまでには至りません。30分くらいまでは両チームともシュートはありませんでした。が、30分くらいにCKから初シュートを打った仙台が少しずつ積極性を見せ始め、36分、最終ラインからのパスを受けたヴァウドが相手1トップの皆川のプレスをかわし切れずにボールをこぼし、それをかっさらった佐々木がゴールを決めて、アウェイの仙台が先制します。その後もなかなか相手陣深くにボールを運べない状態が続いたエスパでしたが、41分、ウイリアムのアーリークロスが元で得たCKで、いったんはじかれたボールを竹内がダイレで中にパスを入れてそこから混戦となり、最後は福森が押し込んで、エスパが初めてのチャンスで同点に追いつきます。勢い付いたエスパは44分頃に再びCKを獲得し、これもいったんはセンターラインまで戻されますが、このボールを宮本が再びゴール前へ送り、それを受けようとしたヴァウドがシマオ マテに倒されてPKを獲得。これを金子が冷静に決めて、エスパルスが逆転に成功して前半を折り返しました。

 後半、早めに追いつきたい仙台は攻勢をかけ、47分頃には佐々木がニアゾーンに入ってシュートを放ちますが、DFにブロックされ、最後はGKの永井がキャッチします。その直後、後藤が最終ラインのウラを狙おうとしていたのを見た永井は後藤に向けてロングフィード。これを受けた後藤はDF数人を引き連れながら左サイド深くまでボールを持ち出した後、グラウンダーのクロス。これに反応したディサロが絞っていた相手左SBの前に入ってシュートを決め、エスパが後半早々にリードを2点に広げました。この後仙台は何とか同点に追いつこうと反撃に出ますが、エスパのブロックを脅かすには至りません。さらにロティーナ監督は57分に立田を入れて最終ラインを更に安定させ、69分にはエウシーニョと河井を入れて自分達のボールを握る時間を増やそうとします。その意図通りエスパがボールを握るようになり、2度の決定機を経た89分、スローインのボールを受けた金子が相手守備陣を3人ほど引き付けた後、ニアゾーンへ入ろうとした指宿へ絶妙のスルーパス。これはDFに処理されてしまいますがそのこぼれ球をディサロが中へ入れ、途中交代の中山がどフリーで合わせて4点目。終わってみればエスパルスが4-1で快勝しました。

 終わってみれば快勝なのですが、前半は率直に言って低調でした。得点力不足解消のためにサイドで開いてCBからボールを貰う位置をもう少し深くして、そこからタテに早く攻めようという新しい試みをしていたようですが、右は特に奥井がサイドでボールを受けた時に西澤がさらに前に入り過ぎていて前へのパスコースを無くしてしまっている感じで、左はウイリアムがサイドに開いた時の位置が低い上に金子も前に行きがちだったので、同じくパスコースがなくて戻すしかない状態でした。かと言ってボランチに預けても仙台は真ん中をしっかり締めているのでタテパスを出すスペースがなく、サイドチェンジもなかなか上手くいかなかったので、先制された時は「ヤバいなぁ」と思いました。

 それだけに5分足らずでCKから同点に追いつけたのは大きかったです。あれは竹内の機転と後藤の粘り、そしてこぼれ球を狙っていた福森による貴重なゴールでした。また解説の森岡さんが絶賛されてましたが、CKを得るきっかけになったウィリアムのクロスは、ボール自体がもちろん質の高いものでしたが、あのポジションまで侵入してそこでパスを受けて次の展開につなげるというのが前述の「新しい試み」の目的だと思うので、焦れずにやり続けた結果あの同点劇、さらには逆転に繋がったという意味で大きな収穫だと思います。もちろん精度は上げる必要がありますけどね。

 後半早々にディサロが移籍後初のレレマスクを披露して2点差にしてからは安心してみていられました。仙台は時折ダイレでのパス交換を織り交ぜてくるので捕まえるのは苦労したと思うのですが、ウチの4-4のブロックを崩すほどのものではありませんでしたので。特にウィリアムに代えて立田がCBに入ってからは盤石でしたね。こまめなライン調節を中心になって行っていたし、プレー自体も堅実でした。鈴木義宜、ヴァウドとの高レベルなポジション争いが良い影響を与えてますね。で、69分にはエウシーニョと河井を入れたわけですが、ここからの20数分間は至福の時でした。同じく途中から入った指宿ら前目の選手が相手ブロックの間にポジションをとって相手を惑わせ、ボランチの竹内、河井プラス右SBのエウシーニョがそこへ自在のパスを送ってさらに相手を混乱させていく。仙台が疲労で思うように動けなくなった事もありますが、「これがウチが今季やろうとしているサッカーだよな」と思って、観ていてとても楽しかったです。

 3点差つけて勝ったといっても、2,3点目は完全に相手のミスによる貰い物です(仙台サポには失礼な物言いかもしれませんが)。それでも先制されながらも焦れずに自分達のサッカーをやって結果に結びつけた事はチームにとって非常に大きいと思います。これでホームで戦う時に少しでも気楽な気持ちになれたらいいなと思います。それにしても先日の湘南戦はあれだけ決定機がありながら1点しかとれなかったのに対し、この日は40分過ぎまでシュートすら打てなかったのに連続して得たCKを両方ともモノにして勝つあたり、サッカーは難しいなと改めて思いました。

 次の公式戦は日曜(5/10)にホーム・アイスタ日本平で行われるリーグ戦の横浜FC戦です。こちらもかなり苦しんでいますが、昨日(5/5)のルヴァン杯では湘南相手に先制されながら追いついてドローに持ち込む粘りを見せており、油断は禁物です。この日の試合で得た良い流れを持続するためにも最善の準備をして欲しいと思います。

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