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2021年5月10日 (月)

あとひと押しが足りない(5/9 横浜FC戦)

 昨日(5/9)はホーム・アイスタ日本平での横浜FC戦でした。5/5とは打って変わっての晴天で日差しもきつく、「初夏」って感じの日でした。

 少し趣向を変えて、主審の話から。この試合の主審を務めた上田益也さんは2016年シーズンでJ1復帰を決めた徳島戦の主審を務めた方だそうですが、時折「ん?」と思うジャッジもありましたが、全体的にはストレスをそれほど感じない笛を吹いてくれたと思います。中でも印象に残っているのは2度のVARチェックの時で、1得点時のチェックで問題ないと判定した時にサッとセンターサークルを指してくれたのはまあ当然として、同点に追いつかれた直後のプレーで奥井のペナ内でのプレーがハンドではないかというアピールに対するチェックの時も、問題ない事が確認された時にも両手を広げて「セーフです」と観客にもわかりやすいジェスチャーをしてくれたのは良かったなと思います。VARはラグビーのTMOに比べてわかりにくい印象があるので、ああいうのは有難いなと思います。

<明治安田生命J1リーグ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 1ー1 横浜FC

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 エスパルスのスタメンは基本的にはリーグ戦の大分戦と同じ。ただ左サイドハーフには慶太ではなく西澤を起用。一方、リザーブにはようやく怪我から復帰した片山と、ルヴァン杯で結果を出した金子とディサロを入れてきました。

 3日前のルヴァン杯からの公式戦連勝を目指すエスパルスは、開始3分の間に3回決定的なシーンを作るなど意欲的な試合の入り方を見せます。攻めではエウシーニョ、河井の右サイドを中心にしながら丹念にボールを繋いでチャンスを作り、守備では2トップとサイドハーフの4人で相手最終ラインをけん制しつつボールが入った所を確実に潰しアタッキングサードへの侵入を殆ど許しません。ほぼ45分にわたってゲームをコントロールしたエスパでしたが、最後のところの精度がまだ甘いために決定機までは作り切れず、前半はスコアレスで折り返しました。

 後半はハーフタイムを経て落ち着きを取り戻した横浜FCが、風上に立った利点を活かしながら前に出るようになり、試合は互角の様相を見せ始めます。が、58分、右サイドで細かく繋いだ後にエウシーニョがクロスを入れ、これはGKに弾かれますが左サイドに出たこぼれ球を奥井がダイレクトボレーのシュート。これもGKの中村がファインセーブしましたが、このこぼれ球を再び奥井がダイレで中へ入れると、真ん中で詰めていたサンタナが押し込んで、エスパが待望の先制点をあげました。これで試合をより優位に進められるかと思った矢先の63分、クレーベルを河井が後ろから倒したとされたファウルによるFKを手塚が直接ニアサイドへぶち込んで、横浜FCが同点とします。この後何とか勝ち越そうとしたエスパでしたが、焦りと疲労が重なってかミスが多くなってしまい、試合はこのまま1-1でドローとなりました。

 横浜FCサポには失礼な言い方かと思いますが、戦力や実際の試合内容から見ると明らかに「勝ち点2を失った試合」です。同点にされたシーンの手塚の直接FKはGK泣かせの本当に見事なものでしたが、壁の作り方などを見る限りちょっと中で合わせてくる方に意識を向け過ぎたと思います。これ以外の時間で権田を脅かしたシュートは55分くらいの渡邊千真くらいで、後は殆どシュートブロックで対応出来ていました。それだけにこの場面の対応が悔やまれます。

 ただ守備陣のせいにしてしまうのはあまりにも気の毒で、やはり決めるべき時に決めなかったために勝てなかった試合でした。試合開始早々、キックオフからのボールを引っかけてからの角度のないところからのサンタナ、その1分後くらいの中山のクロスからサンタナ、さらに1分後の唯人のスルーパスからの中山と、開始から3分までに3回決定機があったんですよねぇ。これらのどれかを決める事が出来ていれば、と思います。まあ開始3分間で決定機を立て続けに作られた上にボールを持っても出し所がないという感じで前半の横浜FCはバタバタだったし、それに対してエスパはエウシーニョ、河井を起点として効果的にパスを繋いでかなり横浜FCを押し込みました。にも関わらずラストパスの精度が悪かったり中と合わなかったりして、なかなかゴールを奪う事が出来なかった。最終的にはこの前半で先手を取れなかったのが響きましたね。

 ただ同点に追いつかれた時点でまだ25分以上の時間がありました。ですのでもう1度気持ちを落ち着かせて前半同様に丹念に相手を揺さぶれば勝ち越す事は出来ると思ったのですが、この後の時間はミスが多くなってしまって決定機が作れませんでした。まあ焦りはあったでしょうし、気温が高くて日差しが強い中での試合だったので疲労もあったと思います。それに加えて選手交代で流れを自ら断ち切ったところも結果論ですがあったと思います。失点直後に入った金子は確かに体はキレてましたが、エウシーニョが金子にボールを付けて再びワンツーでボールを貰うべく相手のウラへ抜けようとしていたのに何故かボールを持つ選択をしてしまうなど判断の部分がいまいちでだんだんボールも貰えなくなったし、河井に代わって入った竹内は河井と同じタスクを意識し過ぎたのか右に寄り過ぎてしまって、せっかく左に入った片山と慶太が殆ど使われなくなってしまいました。今のウチのストロングが右での崩しにあるのは確かですが、それに頼り過ぎてしまって右サイドを渋滞させてしまったのは残念でした。竹内と宮本にはそこを上手くコントロールして欲しかったですね。まあなかなか勝てていない中で先手を取りながら追いつかれてしまって焦ってしまったのでしょうが。

 という事で、結果は非常に残念なものでした。特に攻撃陣には猛省を促したいところです。が、この結果を受けて今のエスパを「弱い」と評するつもりは全くないです。もちろん現時点で最下位のチームにホームで勝てなかったのは事実ですし、観てる側としてはずっと便秘状態で何度もトイレに行っているのに、という感じ(汚い例えでゴメンナサイw)でもどかしいので、ついつい文句も言いたくなるところなのですが、現時点で抱えている問題点って

 ①左サイドでのビルドアップの形の確立
 ②セットプレーでの精度向上
 ③ラストパスおよびシュートの精度向上

くらいだと思うんですよね。で、①については怪我などで出場できなかった片山、カルリーニョス、ウィリアムというプラス要素があるし、②は昨季と比べてかなり選手が変わった事により今は上手くいってませんがこれから試合を重ねていけばまた変わってくるでしょう。③が一番難しく、これは選手達が練習からきっちり取り組んでくれるのを期待するしかないです。とはいえ前述の通り問題点は絞られてきています。まあ当面は下を意識しながら戦っていかざるを得ませんがまだそこまで慌てる必要はないと思っています。もちろん楽観的過ぎるのは問題ですが過剰に悲観的になってはメンタル上よろしくないので、ここは前述の問題点をどうクリアしていくのかを見守っていけばいいと考えています。

 次は5日空いてのホームでの名古屋戦。非常にヘビーな相手で、特に先制されるとかなり厳しくなるでしょうが、逆にロティーナ監督の腕の見せ所ともいえるので、そこを楽しみにしたいですね。

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