« 2020年12月 | トップページ | 2021年2月 »

2021年1月28日 (木)

今季のエスパルスのサッカーを想像してみる その1

 1/16から新チームでの練習が始まり、1/23からはロティーナ監督とイヴァンヘッドコーチも合流して、コンディションを上げながら少しずつ戦術の落とし込みをしているところですが、昨日(1/27)は常葉大学との練習試合が行われました。澤登さんが監督、山西さんがコーチを務めるエスパサポには馴染みのあるチームを相手に、5-0で勝利しました。

 まあ大学生相手の試合なので喜び過ぎるのはどうかと思いますが、チーム始動後の最初の対外試合はどのレベルの相手でも苦戦していた記憶があるので、その意味ではよかったと思います。枠内シュートも1本に抑えたみたいですしね。ただ得点シーンしか映像を見ていないので、どのようなサッカーをしていたのかまではわかりません。幸い某有料サイトに試合後にリモートで行われた慶太のインタビューが掲載されていたので、彼の発言を2つピックアップから今季志向するであろうサッカーを予想してみようと思います。

 攻撃に関しての発言で興味深いのが「攻撃を無理に進めないでやり直す回数が増えて」という部分です。ロティーナ監督もイヴァンヘッドコーチもスペイン出身という事で、ボールを大事にして繋いで攻めるサッカーを志向するであろう事が見えてくる発言じゃないかと思います。その繋ぎの過程において相手がさほど動かずスペースが出来なかった場合は後ろに戻してやり直す。で、ポジションを少しずつ動かす事で相手も動かし、出来たスペースにボールを入れてチャンスを広げていく。その意味ではそれほど昨季とは変わらない形になるのではないかと思います。ただ平岡さんが監督だった時はカウンターも多用していたし、タテへのスピードを意識していたと思います。それに比べるともちろんカウンターを狙える時は狙うでしょうが、どちらかというとボール保持を優先するでしょうからカウンターの数は減ると思います。その上無理せず後ろに戻す事も増えるでしょうから、「何で前へ出さねーんだ!」とか「後ろへ戻してんじゃねーよ!」とかいうようなヤジが増える恐れはあるかなと思います。それをどうなだめすかしながら結果を出していくかもポイントかもしれませんね。

 守備に関する発言では「ボールの位置でポジションをとる」という発言ですね。で、ボールの位置とともに意識しろと言われているのは味方の位置ではないかと思います。つまりボールの位置に応じてどれだけ味方との距離を一定にしてコンパクトにする、というのを非常に重要視するのではないかと。ずっとサッカーの雑誌やコラムを読んできた中で「日本と欧州ではゾーンディフェンスの考え方が異なる」というのを何度か目にしていたのですが、その違いがずっとわからなくて気になっていたのです。で、今年から監督を務めるロティーナ氏がC大阪でやってきたのがゾーンディフェンスという事で、ゾーンディフェンスについて書かれた本を読んで勉強中なのです。偉そうにこんなブログ書いておいて何やってんだって話なんですけどね。で、わかったのが、日本だとゾーンと言いながら相手の動きにつられて動いてしまう事が多いのですが、欧州だと味方と連動して動く事で能動的にボールを奪取するという違いがある事でした。で、前述の慶太の発言を読んで「やはりそうなんだ」と思った次第です。

 その本は読んでいる最中なのですが、昨季のC大阪に関する動画を見るとその本の内容と合致する部分が多かったので、次の記事ではもう少し守備面に関する考察、というか予想をしてみたいと思います。

P.S
 ヨンソン元監督の時も同じだったはずなんですよね。改めて確認してみたいけど、動画は残ってないなあ。

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

 

| | コメント (0)

2021年1月22日 (金)

青山選手引退

 昨季まで鹿児島でプレーしていた青山直晃選手の現役引退が発表されました。

 岩下、真希に続いて長谷川健太監督体制を支えた選手が現役生活を終える事になりました。2005年に兵働、岩下、岡崎、平岡、枝村などと共に加入し、当初はナビ杯しか公式戦で出番がなかったのが、28節のダービーで俊秀が警告を受けて出場停止となりさらにテルも怪我をして高木和道をボランチで使わざるを得なくなったという事情が重なって、29節の名古屋戦でCBとしてリーグ戦デビュー。その試合の8分にいきなりプロ入り初ゴールを決めるなどしてチームの勝利に貢献してくれました。ゴールした後の何か喜び慣れしていない感じが印象に残っています。この時は残留争いにどっぷり浸かっていてピリピリしていた感じがしましたが、ダービーの時の枝村とこの試合の青山の登場がチームを活気付けたのは間違いないと思います。次の試合も青山はCBのスタメンをがっちり掴み、この年のJ1残留と天皇杯準優勝に大きく貢献。翌年からも相方が和道だったり俊秀だったり岩下だったりと代わりはしましたが、青山自身はCBのスタメンの座を離す事はなく、恵まれた体躯を活かした守備で2009年の途中までエスパルスの最終ラインを支え続けてくれました。それだけに2009年のナビ杯準決勝で大怪我を負ってしまい長く戦列を離れてしまったのが惜しまれます。あの怪我がなければ彼の選手生活も変わったのではないかと思います。結局2010年の途中に復帰はしたものの試合出場のチャンスは与えられず、その年のオフの大脱走の中で横浜FMへ移籍しました。その後は甲府でもプレーした後2015年からタイで4年間プレー。今季は鹿児島で20試合に出場しましたが、現役引退の発表が今まで遅れたという事はおそらくまだプレーしたい意思もあったんじゃないかなと推察されます。

 そんな青山がクラブを通してメッセージを残してくれました。

  青山直晃選手よりメッセージ

 エスパルスを離れてから10年たつのにこうしてメッセージを残してくれるのは嬉しいですね。この後どのような道に進むのかはわかりませんが、青山の今後が幸多き事をお祈りします。たまにはアイスタに試合を観に来て欲しいですね。

P.S
 青山のデビュー戦の記録を見ていたら、相手の名古屋のスタメンに角田の名前がありました。これも何かの縁ですかね。

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

 

| | コメント (0)

2021年1月16日 (土)

2020年シーズンオフの動きまとめ

 えー、前回の記事で「今週木曜(1/14)あたりにオフの補強動向のまとめを書きます」と書いていたのですが、例によってバタバタしてしまって今日(1/16)まで延びてしまいました。ゴメンなさい。昨日(1/15)新体制発表記者会見が行われましたが、その内容も少し織り込みながら今オフのエスパルスの補強動向について感想のようなものを書いてみたいと思います。

 今オフのIN、OUTをまとめると以下の通りとなります。

 〇IN
  ・移籍加入:10人(権田、チアゴ サンタナ、片山、鈴木義宜、永井、原、
             ディサロ、指宿、ウイリアム マテウス、中山)
  ・新人獲得:1人(成岡)
  ・期限付移籍より復帰:3人(栗原イブラヒム、ノリエガ エリック、滝)

 〇OUT
  ・期限付移籍:3人(梅田、川本、西村)
  ・期限付移籍延長:2人(高橋、高木和)
  ・退団:12人(金井、六平、伊藤、平墳、ドゥトラ、ネト ヴォルピ、ティーラシン、
           ファン ソッコ、チョン テセ、六反、新井、西部)
  ・引退:1人(吉本)

続きを読む "2020年シーズンオフの動きまとめ"

| | コメント (0)

2021年1月12日 (火)

2020年シーズンオフの動きその14

 昨季在籍した選手の中で唯一去就が発表されていなかった選手について、クラブからリリースがありました。

 〇退団

  西部 洋平(GK 富山へ完全移籍)

 西部が移籍する事となりました。GKは契約済の選手が3人なので「たぶん残るだろう」と思っていましたが、もしかしたらとも思ってました。西部のコメントを読む限りでは昨季限りでの契約満了を通知され、引退する事も考えたようですが、「まだまだ現役を続けたい」という思いが勝ったようです。これについては本人の意思を尊重すべきだと思うので、喜んで送り出してあげたいです。

 西部は2004年に浦和からの期限付移籍の形で加入し、開幕戦からスタメンに入り、27試合に出場しました。ただその年のGKに黒河がいて真田も控えていたので「なぜ西部が?」という声はあったし、時折ミスもしていたので最初の年は結構叩かれていたと思います。が、翌年からの長谷川健太体制の下でも正GKの座を守り通して少しずつサポの信頼を勝ち取り、2006年から完全移籍して山本海人とともにエスパルスのゴールを守ってくれました。ところが2010年シーズンの暮れに契約満了の通知。2010年オフの大脱走劇には同じタイミングでのイチとテルへの契約満了の通知がもちろん影響したと思いますが、西部に対するものについても同じくらい影響があったと思ってます。当時も選手の中でいい兄貴分だったらしいですからね。そんな形の別れ方をしてしまった西部がJ2を戦う2016年シーズンを前に戻ってきてくれたのは凄く嬉しかったし心強く感じました。リーグ戦の序盤で怪我をしてしまってその治療に時間がかかってしまったためにこの5年間での出場試合数は決して多くはありませんでしたが、良い見本であり良い兄貴分として選手達を支えてくれました。その事には本当に感謝しています。引き続き富山で活躍される事を祈っています。そして何年かして「燃え尽きた」と思ったら、エスパルスに戻ってくれると嬉しいです。

 西部の話が長くなってしまいましたが、今季限りで契約満了となった伊藤が沖縄SVに移籍する事が発表されました。ウチでの試合出場が少なかったので心配していましたが、移籍先が決まって良かったです。新天地の活躍を祈ってます。(なおこのクラブの所属選手としてはどうしても高原代表兼監督に目がいきがちですが、岡根がいるみたいですね。少なくとも昨季は在籍していたようです。)

 これで今季のスカッドがほぼ固まりました。これだけ意欲的に動いたシーズンオフは全く記憶になく、そこそこ注目されているみたいです。金曜には新体制発表が行われると思うので、その前日の木曜くらいにこのオフのまとめ的な事を書こうと思います。

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2021年1月11日 (月)

山本真希選手引退

 本日(1/10)、松本山雅FCに所属する山本真希選手の引退が発表されました。

 岩下選手に続いて長谷川健太体制のエスパルスにおいて一翼を担った選手の引退が発表されました。彼のプレーを初めて見たのは2002年の高円宮杯全日本サッカー選手権の1回戦、エスパルスユースと仙台育英との試合でした。なーんか思い立って行っちゃったんですよね。それも松本のアルウィンまで(苦笑)。試合はユースが0-1で負けてしまったのですが、前半に右サイドで仙台育英の守備網を蹂躙した選手がいて、「誰だ、コイツ」と思ってスタメンを確認したら、それが当時中三の山本真希だったんです。戦術的意図かわからないですが前半で代えられちゃったんですけどね。おそらくエスパのアカデミーウォッチャーには知られた存在だったのではないかと思います。静学で当時監督だった井田さんが中三の真希の自宅を訪れてご両親も加えた席で「高校では静学サッカー部に入って欲しい」と懇願されたという真偽が定かでない逸話もあるくらいですからね。

 高校ではエスパルスユースに進み、高三の時の2005年の公式戦に出場して、2006年にトップチームへ昇格。2年間はなかなか試合には出られませんでしたが、2008年から次第に台頭してスタメンでも出場。その後2009年、2010年にもそれぞれ20試合以上出場しました。2010年シーズン後の大脱走劇の際にもエスパに残ってくれたのですが、ゴトビ監督の下ではなかなか使ってもらえず、2012年に札幌に移籍。その後川崎、千葉、松本でプレーしました。2014年のアウェーでの川崎戦は試合終了間際の村田の勝ち越しゴールで勝ったためにサポの間で印象深い試合になっていますが、その試合では川崎の選手としてフル出場しています。

 とにかく豊富な運動量で中盤を活性化させてくれた事と、ミドルシュートの威力が凄まじかったという印象の選手でしたね。印象的なゴールとして2009年のアウェー新潟戦の直接FKをあげる方が多いのですが、僕はこれとは別に2つ印象的なゴールがあります。1つは2008年のナビ杯準決勝2nd legのアウェーでのG大阪戦です。ホームでの1st legで1-1のドローに終わってしまったため勝つか2点以上とってのドローでないと決勝へ行けないという厳しい状況だったんですけど、その試合の3分に真希が豪快なミドルを決めてくれたんですよ。僕はTV観戦だったんですけどシチュエーションとしてかなり厳しいと試合前は思っていたのが、このゴールで凄く勇気付けられたのをよく覚えています。その試合は前半のうちに同点に追いつかれたんですけど後半に枝村が2点決めてくれて3-2で勝ち、決勝へ進出しました。もう1つは同じく2008年リーグ戦のアウェイでのFC東京戦です。この試合の数日前に当時岡崎と不動の2トップを組んでいた原一樹のお父様が亡くなられ、確かエスパの選手全員が喪章を付けて臨み、最終的に5-1でF東を粉砕し、原一樹自らも3点目を決めてお父様を弔ったというかなり印象深い試合なのですが、その試合で先制ゴールを決めたのも真希なのです。アウェー側の2階席で見ていてゴールは逆側だっだのであまりよく見えなかったんですけど、後でスカパーの中継を観たら、ペナの外から弾道の低いシュートをズカンと突き刺しているんです。「こりゃすげーな」と思ったのを覚えています。

 そんな山本真希からのメッセージがクラブを通して発表されました。彼らしいメッセージです。

  山本 真希選手(松本山雅FC)よりメッセージ

 すみません。気が付いたら凄い長文になってしまいました。アカデミー出身だから思い入れがあるからかな。とにかくお疲れ様でした。引退後のご活躍をお祈りしています。出来れば地元の静岡中部に戻って後進の育成をして頂きたいですね。確か島田とか榛原にもウチのサッカースクールがありますし。

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2021年1月10日 (日)

2020年シーズンオフの動き・スタッフ編その2

 ちょっと遅くなってしまいましたが、昨日(1/8)フィジカルコーチとしてトニ ヒル プエルト氏の就任が発表されました。

 トニ ヒル プエルト フィジカルコーチ就任のお知らせ

 昨季C大阪でフィジカルコーチを務めたトニ ヒル プエルト氏のフィジカルコーチ就任が発表されました。昨季のクラモフスキー体制の時と同じで、参謀となるコーチとフィジカルコーチをセットで招聘した事になります。まあ欧州では当たり前の事なんですけどね。年齢はイヴァンヘッドコーチより1歳年上程度のわりと若い方かと思います。経歴としては2009年からで、スペインを中心にいろいろな国のチームのコーチを歴任した後2017年からロティーナ監督の下で2年間東京Vのコーチを務め、2019年はG大阪でフィジカルコーチを務めましたが、昨季は再びロティーナ監督の下でC大阪のフィジカルコーチを務めました。その意味ではロティーナ監督の信頼が厚い方だと思います。ネットの記事で知った限りでは日本語が既に堪能で、かなり頭を使ったトレーニングをされる方のようです。安野前フィジカルコーチの指導もこれまでと違ったものみたいだったし、昨季に続いて新たなトレーニングメソッドに触れる機会を得た事は、クラブにとっても非常に大きな事だと思います。特にアカデミーのスタッフの方々には是非ともノウハウを吸収して欲しいですね。

 それからイヴァンヘッドコーチの東京V時代の記事をたまたま見たのですが、わずか1年ながらあの故 ヨハン クライフの師事も受けていたみたいです。ロティーナ監督も「彼をもっと早く知っていれば、マドリーに対抗し得るチームも作る事が出来た」というような事を仰っており、そういった事を知るだけで今季このスタッフの下でどんなチームが出来るか本当に楽しみです。鍛え甲斐のある選手がたくさん集まりましたしね。

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2021年1月 9日 (土)

2020年シーズンオフの動きその13

 すみません。スタッフに関する動きについては別の記事を立てると言いながらグズグズしているうちに選手について動きがあったので、先にそれについて書きます。

 〇復帰

  滝 裕太(富山への育成型期限付移籍終了後復帰)

 滝のエスパルスへの復帰が発表されました。富山へ期限付移籍した後J3で13試合に出場したものの得点はあげられず、最終的に期限付移籍が延長される事なく復帰となったわけで、同じく期限付移籍から復帰した栗原イブラヒムと比べても立場としてはより厳しい状態での復帰となったように思います。そこは本人にも自覚してもらわないといけません。ただロティーナ新体制の基では全くフラットな状態で競争が行われると思います。その競争で先んじるために一番必要なのはロティーナ監督が提示する戦術をどれだけ理解したかだと思います。つまり戦術理解が高ければ競争に勝てる可能性は間違いなく高まると思うので、滝にはそれを求めたいです。そこで先手がとれれば2019年シーズン初期のように使われる可能性は十分あるでしょう。頑張って欲しいですね。

 これで現時点で去就が未定なのは1名となりました。普通に考えるとその選手も残留する可能性が高いですが、その選手が代理人を依頼している会社が結構人を動かす事で有名なところなので、まずは公式リリースを待つしかないと思います。

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2021年1月 8日 (金)

2020年シーズンオフの動きその12

 1/4のウイリアム マテウスらの加入以降はさすがに移籍加入祭りは下火に向かっているようですが、そんな中まだ去就が明らかになっていなかった選手のうち2人について公式リリースがありました。

 〇退団

  梅田 透吾(GK 岡山へ育成型期限付移籍)

 〇移籍期間延長

  高木和 徹(GK 長崎への期限付移籍期間延長)

 権田、永井が新たに加入し大久保が契約更新した中で、他のGKはどうするのかについて去就がひそかに注目されていたのですが、今日(1/8)発表がありました。

 梅田は昨季のリーグ戦再開時にちょうどネト ヴォルピが腰痛の治療中だったために初戦の名古屋戦でスタメンに抜擢され、最終的にリーグ戦17試合に出場しました。出場した際はファインセーブで何度かチームを救い、足元の技術も高くて将来楽しみな存在であると思わせてくれましたが、一方でハイボールの処理などでミスも散見され、絶対的な信頼を得るまでには至りませんでした。大熊GMもそうしたGKの状況を見て権田と永井を呼び寄せたと思いますが、そうなると逆に梅田の出番が激減するという事で、岡山へ武者修行させるに至ったという事かなと思います。素材は間違いなく良くて、後は試合経験を積む事でミスを少なくしていけば良いGKになると思うので、まずは岡山でスタメンを掴むべく頑張って欲しいです。

 高木和は昨季長崎へ期限付移籍し、19試合に出場しました。が、正GK徳重の壁はなかなか厚くて、手倉森前監督の完全な信頼を得るには至らなかった感じかなと思います。とはいえウチに戻ってもGKの競争は長崎以上に厳しいですからね。幸い長崎はコーチを務めていた吉田さんが新しい監督に就任しましたから、またフラットな状態からスタメン争い出来るのではないかと思います。是非とも正GKを徳重から奪えるよう頑張って欲しいと思います。

 それから昨季限りで退団が決まった選手の一人である金井の甲府への移籍が1/6に発表されました。彼のパーソナリティがあればすぐに溶け込めると思います。甲府を再びJ1へ昇格させるべく頑張って欲しいと思います。

 昨日(1/7)後藤の契約更新が発表されたので、まだ去就が決まっていない選手は2人だけとなりました。特に滝は既に富山への期限付移籍が満了したとの発表があったのですが、どうするのでしょうか。

 今日(1/8)はスタッフの方も動きがありましたが、それについては稿を改めます。

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2021年1月 5日 (火)

2020年シーズンオフの動きその11

 大熊GMが就任して2年目ですが、非常に精力的に動いて下さっています。おかげで祭りのネタにはこと欠かない状況ですが、若干踊り疲れ始めているサポもいるのではないかと思います。が、今日(1/5)も祭りのネタが投下されました。

 〇加入

  中山 克広(MF 横浜FCから完全移籍)

 〇復帰

  ノリエガ エリック(DF 町田への育成型期限付移籍終了後、復帰)

 〇退団

  川本 梨誉(FW 岡山へ育成型期限付移籍)

 まず中山は専修大学卒業後2019年に横浜FCに加入し、特に一昨季に32試合出場して6得点をあげチームのJ1昇格に貢献しました。今のウチの中盤にはいない一人で打開できるサイドアタッカータイプの選手です。まあクラモフスキー元監督の時にいてくれていたらとの声も聞かれますが、ロティーナ監督のサッカーにも必要なタイプの選手ですよ。昨季はC大阪で坂元を重用して一本立ちさせましたしね。そもそもスペインはサイドアタッカーの宝庫ですし。昨季主力を務めた西澤、金子、慶太といった選手達には良い刺激になるでしょうし、中山も含めて4人ともタイプが異なるので、ロティーナ監督がどのように組み合わせて使うのか楽しみですし、早く実際にプレーを見てみたいです。

 またノリエガ エリックの復帰も発表されました。町田ではなかなか出場機会が得られず育成型期限付移籍が満了になったのですが、ウチのCBの人数が微妙に少ないという事もあって復帰する事になったと思われます。競争相手がたくさんいて大変ですが、監督とスペイン語で直接会話できるのは強みだと思うので、どんどんアピールして欲しいと思います。

 それから昨季最終戦でプロ入り初ゴールを決めてアピールした川本の岡山への育成型期限付移籍も発表されました。少々意外ではありますが、FWは一気に層が厚くなったので、ならば武者修行に出して試合経験を積んだ方が良いという事になったのでしょうね。岡山は昨季はやや低迷しましたが毎年真ん中から上を争っているクラブですし、石毛や西村が武者修行した場所でもあるので、頑張ってアピールして欲しいと思います。

 あともう1つ、今季限りで契約満了となったテセの町田への移籍が発表されました。無事移籍先が決まって良かったです。まだまだやれると思いますので、頑張って欲しいです。

 ま、さすがに加入の方はないでしょうね(ウワサがないわけではないけど)。現時点で契約更新が終わっていないのは5選手ですが、もしかしたらその中から外へ出る選手が現れるかもしれません。ただおおよそ今季のスカッドが固まってきたかなと思いますので、そろそろ祭りを終えてどんな感じのチームになるかをじっくり考え始めるタイミングでしょうか。

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2021年1月 4日 (月)

2020年シーズンオフの動きその10

 仕事始めの日ですが、今日(1/4)も祭りのネタが投下されました。

 〇加入

  ウイリアム マテウス(DF コリチーバFC(ブラジル)から完全移籍)
  指宿 洋史(FW 湘南から完全移籍)

 〇移籍期間延長

  高橋 大悟(北九州への育成型期限付移籍期間延長)

 まずウイリアム マテウスは、11月くらいに現地での報道があって、ほぼ確実と言われながらなかなか正式リリースに至らなかったのですが、本日発表されました。30歳の左SBで、ボタフォゴ、ヴァスコ・ダ・ガマ、パルメイラス、フルミネンセといったブラジルの強豪クラブを渡り歩き、コリチーバでは主将も務めた選手です。2014年から2017年までフランスのトゥールーズにも所属しています。松原が移籍して以降なかなか埋まらなかった待望の左SBで、しかも身長も180cmとそこそこあるので大いに期待したい選手です。ただ武漢ウイルス(新型コロナ)の影響でまだ出国手続きがとれていないみたいなので、合流は早くても鹿児島キャンプの頃くらいではないかと思います。何にせよ早くプレーが見たいですね。

 指宿については噂が全くなかったのに朝報道されてその日のうちに公式発表されるといういつものステルス移籍でした。柏のアカデミー出身で年代別の代表にも選ばれていたので、知名度は高かったかと思います。高校卒業後すぐにスペインのジローナに加入して、その後サバテルなどのスペインのクラブを中心に2017年夏までプレーし、2017年7月に新潟に移籍して、その後千葉と湘南でプレーしました。高さが武器で、昨季のアウェー湘南戦でも途中から投入されてからイヤらしいプレーをしていた記憶があります。そうした高さを持ち味とするFWをロティーナ監督がリクエストして獲得に至ったのではないかと思います。ロティーナ監督はバスクの出身ですからね。持ち味を活かして頑張って欲しいです。

 それから一昨年の途中から北九州で武者修行していた高橋大悟が引き続き武者修行を続ける事になりました。やはり北九州をJ1に上げられなかったのを気にかけての事じゃないかなと思います。まあ預ける相手が小林さんなので、そこは安心ですね。六平や西村とともに頑張って欲しいと思います。

 えー、さすがにもう加入はないだろうと思っていたのですが、ありそうな話も聞こえてくるので、明日以降の動きも注目です。

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2021年1月 3日 (日)

2020年シーズンオフの動きその9

 あっという間に正月三が日が終わろうとしています。明日(1/4)が仕事始めの方も多いのではないでしょうか。そんな中エスパルスは一日早く動き始めました。

 〇退団

  ファン ソッコ(DF 鳥栖へ完全移籍)
  西村 恭史(MF 北九州へ育成型期限付移籍)

 まずソッコについては、昨季は怪我などもあって19試合出場にとどまりましたが、それでも出場した試合ではCBと左SBの両方をこなし、チームに貢献してくれました。が、さすがに2年連続で外国人枠より2人多く抱える事は難しいという事で、おそらく契約期間終了を以て更新はしないという事になったのではないかと思います。ある程度想定はしていたので致し方ないという気持ちでいましたが、出来れば対戦したくはないなと思っていたのですが、さすがにソッコほどの選手を放っておくクラブはないですよね、って事で、鳥栖への完全移籍となりました。ソッコは2018年から3年間エスパルスでプレーし、特に2018年はフレイレとのCBコンビで最終ラインを支えてくれました。また立田ら若手の良い見本となってくれました。アイスタ日本平で相まみえる事を楽しみにしたいと思います。

 西村については、昨年2月のルヴァン杯川崎戦とリーグ開幕戦F東戦でボランチのスタメンに抜擢され、その存在を大きくアピールしてくれました。が、リーグ再開後に竹内やヘナトが復帰してくると次第に序列を下げてしまいました。今季のボランチは昨季の主力クラスがほぼ残留したため、出場機会を求めて北九州へ武者修行する事になりました。確かに試合に出ないと実力はつかないですし、昨年2月にBox to Boxでボールに絡む事の出来るセントラルMFとしての才能を見せてくれましたから、試合経験を積んでその能力を大いに伸ばしてくれればこの先エスパにとって大きな戦力になります。小林さんの下で「際」の大切さなどを学んで、六平と共に北九州のJ1昇格に貢献してきてほしいですね。

 契約更改も順調に進んでおり、未更新なのは後藤、梅田など7~8人になりました。昨季よりも契約更改のペースは数日程度ですが早いです。一方で昨年の武者修行組で去就の決まっていない選手もいて、その中には西村のように武者修行を選択する選手も出るのではないかと思います。それと加入については後は噂の左SBくらいだと思っていたのですが、まだ交渉中の選手もいるとの噂もあり、来週のチーム始動までクラブの動きに目が離せませんね。

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2021年1月 1日 (金)

謹賀新年

 新年あけましておめでとうございます。

 去年は本当に武漢ウイルス(新型コロナ)禍に悩まされる年となってしまいました。少なくとも冬場は続く事になりそうですが、幸いアメリカでワクチンの接種が始まっており、日本でも既に一定量のワクチンを確保しているとされていて3月から接種が始まると聞いています。上手くいけば6~7月には一段落すると言われていますので、それまでは「正しく恐れ」ながら頑張っていきましょう。

 エスパルスについても、去年はクラモフスキー監督の「アタッキングサッカー」に大いに期待を膨らませたものの、前述の武漢ウイルス(新型コロナ)に邪魔をされ、再開後はなかなかチームが軌道に乗らず失点を重ね、結局11/1にクラモフスキー監督が事実上の解任となってしまいました。私たちサポーターもひたすら「良かった探し」をしながら耐え忍ぶシーズンだったのではないかと思います。ただクラモフスキー監督の指導により最終ラインから繋いでいく技術は着実に上がったと思うし、その意味でこの一年やって来た事は無駄ではなかったと思っています。今期はC大阪で指揮したロティーナ監督とイヴァンコーチを招聘し、選手補強もこれまでのところ順調に進んでいます。今年のエスパルスの反攻に期待したいと思います。

 という事で、今年も本ブログを通して駄文を発信していきますので、引き続きお付き合い頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

| | コメント (0)

« 2020年12月 | トップページ | 2021年2月 »